現在地:博麗神社





萃香「さて、レミリア達と遅れてこっちもようやっと撮影となったわけなんだけど………」


レティ「まず最初に何から言えばいいのかしらね〜」


リグル「ふつーに思ってることを言えばいいと思うけど」


小悪魔「それもそうだな」


ルーミア「シンプルが一番なのか〜」



ミスティア「やった、今日は食べられてない…あぁ、生きてるって素晴らしいわー



チルノ「よくわからないが、さいきょーなあたいが代表して言ってみるぞー!!おまえ誰だー?



玄爺「解答はこの中から選んでくだされですぞー」


@.ただの敵と書いて標的
A.逝くあてもない乞食
B.こき使われる下っ端
C.名前もない雑魚
D.生きることに絶望した自殺願望者
E.イーとしかしゃべれない戦闘員
F.カン○タコスプレ愛好者な物乞い
G.覆面マントを愛する変態
H.バカ




H奴隷「なんだよこれは。どれもこれも間違いだらけじゃねーかよ」


バケバケ「バケー(どれも当たってるといえば当たってるが、あえていうなら『B.こき使われる下っ端』だぜ)」



H奴隷「違うわー!!」



大妖精「そうですね。いくらなんでも…」


H奴隷「おぉ、こっちでは大ちゃんが俺をなぐさめ…」


大妖精「Hは外すべきですよ」


H奴隷「……てくれないのか orz」


小悪魔「よーわからんがご愁傷様」



毛玉「モケー(とにかく、こいつは元ゼフの監督だったんだが、クビになってかわいそーだからオーナーが拾ってやったってわけだ)」



H奴隷「てめえら、俺をこきおろしやがるのも対外にぎゃあああぁぁぁぁ!!!!



バリバリバリバリバリバリバリバリ





リグル「ひぇぇ〜いきなり雷が落ちた〜」



萃香「事情がよくわからないけど、今回これがカメラ役と思ってもいいのかな?」



バケバケ「バケー(まぁ〜そういうこった。今やこいつは名無しの俺らよりも格下さ)」



橙「えっと、あの人って別世界のゼフってとこで横暴働いていた監督で今は名無し以下に扱われている雇われ使用人ってことかにゃ?」



エリー「まさに落ちるところまで落ち切ったってやつね(同情の眼)」


H奴隷「やめろ…俺をそんな蔑ます目で見ないでくれ……ていうかどうせ蔑ます目で見るならお前らの上司に……」



幽香「あらあら、この視界の中に入れる価値すらないゴミが何ふざけたこと言ってるのかしら」



藍「橙、幽香の言うとおりこんな馬鹿は見ない方がいいぞ」



H奴隷「って上司もいたんかぃ!!」



小悪魔「別に参戦者だけで撮影する必要ないからなー」


レティ「ついでに言えば、上司は部下よりも貴方を酷い扱いしてるわよ〜」


萃香「その点について突っ込み入れなくていいの?」



H奴隷「そ、そうだった!よくも俺を無視s…ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!!



小悪魔「………見た感じ、あいつは私達に歯向かったり暴言を出そうとすれば即座に電撃が走るらしいな」


ルーミア「そーなのかー」


チルノ「どれどれ(氷の塊をぶつける)」



H奴隷「ぶごっ…てめっ!!Hのくせぎゃべぎゃごががががが!!!!




バリバリバリバリバリバリ






チルノ「あんな最弱な弾で撃沈させるなんて、やっぱりあたいったらさいきょーね(ぐりぐり)」


H奴隷「……(返事がない、ただの屍のようだ)」


レティ「さ〜て、時間が限られてるしそろそろ撮影といこうかしら〜」


ミスティア「さりげなくチルノのことはスルーしてる…」


ルーミア「スルーというより無視かー」


萃香「なにはともあれ、カメラがいなくちゃ話にならないから…ほい、気付け薬(ばしゃっ)」



エリー「酒なんかかけたら次に電撃食らうと感電率アップ効果2倍ダメージになるんじゃ……」


玄爺「気にしたら負けですぞー」


大妖精「チルノちゃんもそんなカメラさんをいつまでも相手せず、さっさと撮影はじめましょうね」



チルノ「よし、カメラをまわせー!!今からどきめんたりーを開始だー!!! ゲシッ(蹴)」



H奴隷「貴様等…後で覚えてやがれ……(ピクピク)」


リグル「本当はオフィシャルドキュメンタリーなんだけど…やっぱりチルノはHだよね」



橙「うんうん、やっぱりチルノはバカルテットの中でもとびっきりのH



萃香「で、カメラさんがバケバケや毛玉にどつかれながら回り始めたけど、あのままチルノに任せておく?」


ミスティア「それはいろいろな意味でまずそうだからやめといた方がいいかも」


ルーミア「(今の時期のみすち〜は)まずいのか〜」


レティ「大丈夫よ〜今回は予め台本を渡しといてあげたから〜」


チルノ「それでまず最初は何をすればいいんだ?」


レティ「………」


大妖精「チルノちゃん。台本、レティさんからもらった台本に書いてるから」



チルノ「台本ってあの字が一杯埋まってたあれのことかー、あれなら……
さいきょーなあたいは読むまでもなく全て理解していたから捨ててやったわ!!



大妖精「チ、チルノちゃん…(頭抱えている)」


萃香「根本的なところで躓いていたみたいだねぇ」


小悪魔「まぁチルノだし、仕方ないといえば仕方ないのかもな」



リグル「そうだよねーなにせ足し算もできなチルノだし」



ミスティア「自分の名前すら書けないチルノだし」



ルーミア「きっと文字がなんなのかすらわからないチルノだと思うのかー」






チルノ「あたいを馬鹿にするなー!文字ぐらい普通に読めるし書けるわぁぁぁ!!!!」








全員「…………本当に?」







チルノ「もちろん、さいきょーのあたいにかかれば自分の名前だってこのとーり!!」
















『さるの』

















レティ「う〜ん、チルノの頭に合わせて台本は全部ひらがなで書いてあげたんだけど〜ムダだったようね〜」



大妖精「態々台本を書いてくださっていたのに徒労とさせてしまってごめんなさい。今度からは私が読んで聞かせるようにします」


レティ「そうね〜次からはそうさせてもらうわ〜」


小悪魔「とにかく、進展しないから強行として萃香が進行役やれ」


萃香「宴会部長ならともかく、司会進行はあまり柄じゃないから面倒なんだけどまぁいっか。じゃ、ドキュメンタリーだけどイブ杯みたく皆それぞれ大会を振り返ってもらうでいい?」



チルノ「こらーあたいを無視するなー!!」



萃香「反対もなければ五月蠅いし最初はキャプテンチルノ。箸休め杯が終わっての感想とかをチーム代表としててきとーに話しといてね」



チルノ「なんだかものすっごい馬鹿にしてるような気がするがまぁいい!!なら言うぞ!!
あたいは箸休め杯に参加してきたんだが初戦負けしたんだ!!!



橙「あんまり自慢できる内容でもないのに偉そうにゃ」


ミスティア「負けたからこそテンション上げてないともたないんじゃないの?」


リグル「見え方によってはただたんにチルノの沸点が低いだけっていう気もするんだけど、それは言わない方がいいかな」


ルーミア「あっさり決死発動するチルノはあれぐらいのテンションが丁度いいのかー」


エリー「いいのかどうかはともかく、負けたのにあのテンションはうらやましい……私なんか幽香様のお仕置きを考えると」



幽香「うふふ…私の夢幻館の門番をほったらかしにして大会へ遊びに行ったあげくに初戦負けなんて………勝利マン直伝アレが必要そうね(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)」



エリー「あぁぁぁぁぁぁ……幽香様、かつとし君も恐れるアレだけは勘弁を!!!(ヘコヘコヘコ)」



萃香「まーまー黙って連れてったことについては私も謝るかは穏便に済ましてやってくれないかなー」



チルノ「だが負けたのは仕方ない!!さいきょーなあたいにもたまには失敗はあるんだから、この借りはそーなのかー杯で返してやるぞー!!!」



藍「ほーチルノが他人に責任を押し付けずに自分の非を認めるとは珍しいな」


レティ「試合後の反省会でも素直に他人を祝福してたりもしたし、少しは成長してくれたのかしらね〜」


大妖精「チルノちゃんも馬鹿とはいえ、少なからず学習機能というものはついていますから」



小悪魔「その割には、パチュリー様やメイド長が何度痛い目合わせても紅魔館にちょっかいをかけてくるけどなー」


玄爺「そういうことはあまりいうもんでもありませんぞー。大体そんなこといったらないとわかりきってるのに何度も賽銭箱を開けてはため息をついているご主人様なんかも同類になってしまいますぞい」



リグル「それを言えば橙なんかも同類かな」


ミスティア「確か猫を従えるためにまたたびを使用しては毎回失敗してるのよね」


橙「で、でも10分位なら猫達もなついてくれるから……」


ルーミア「またたびに頼ってる時点で駄目だと思うのかー」



チルノ「所詮、橙もその程度。さいきょーなあたいには足元にも泳ぐわ!!



橙「うわーーん」




大妖精「チルノちゃん。泳ぐじゃなくって及ばない…じゃなくって皆言い過ぎよ!!早く橙ちゃんに謝りなさい!!!




チルノ「はん、なんであんな奴なんかに…」



リグル「(はっ、そうだった!!)橙…ごめん、言いすぎた」



ミスティア「(早く謝らないと)ちぇ、橙だって頑張ってるのよね」



ルーミア「(命の危機かー)わるかったのかー」




チルノ「なんでみんなして謝るんだ?」



大妖精「いいからチルノちゃんも早く謝るのよ!!でないと…」



萃香「あーもうだめ。手遅れだね」



チルノ「手遅れってなn」





























式輝「狐狸妖怪レーザー」




























チルノ「NOOOOOOOOOOOO!!!!」



























ばしゅぅぅぅ………



























小悪魔「無茶しやがって…」


大妖精「あぁぁ…だから言ったのに」


ミスティア「私達もあそこで謝ってなかったら、今頃あのレーザーに巻き込まれて」


ルーミア「ピチューンなのかー」



橙「うわ〜〜ん。藍しゃま〜」



藍「よしよし、橙。お前はお前なりに頑張ってるんだからな」


リグル「とりあえず、助かった…でいいのかな?」


小悪魔「いや、助かったとは言い難いと思うよ」



幽香「そうよねぇ。あの氷精は一発レッドカードによって即刻排除にされたけど、貴女達には少なくともイエローカードが一枚だされているはずよ(クスクス)」



エリー「幽香様の言うことに大した信頼性はないけど、今回ばかりはありえない話じゃないわ…」


玄爺「とにかく、次からはうかつな発言で親馬鹿藍殿を刺激しないように気を付けるべきですぞー」



リグミスルー「ら、らじゃー(汗)」



レティ「じゃ〜チルノが散るのになってインタビュー続行不可能になったわけだから次行きましょうかしら〜」


萃香「それもそうだねー、じゃぁ次はリグルとミスティアとルーミアの仲良しバカルテット…じゃなくってトリオで」



ミスティア「私は前半戦だとシュートチャンスが作れなかったけど後半戦はたっぷり歌えただけでなく2得点もあげられたから満足…と思ったらクリスマスイブ杯のカナ文花帖の部のレミリアの活躍に隠れちゃったじゃないのよぉぉぉ!!
ついでにお遊び杯の萃香のあの活躍ぶりに比べたら………私なんて…orz」




萃香「付け加えると、あれだけ活躍した私でさえいまだ『来生・SGET・ヘルナンデス・ファルコン新田・キャプテン』呼ばわりされてるもんねぇ」



小悪魔「運のみの要素というところもあるが、MVPを頭一つ飛び越える優勝への原動力となる獅子奮迅の活躍でさえも汚名は払拭できないんだしな。だからあの程度の活躍なんかへたれの汚名返上のプラスにもならない」



レティ「まぁ〜それも運命と思ってあきらめなさ〜い」


ルーミア「でも私はみすち〜には期待してるから頑張れー」


ミスティア「うぅぅ…ありがとう………食べられるとわかっていても求められる存在がいるってこんなにもうれしいことなのね」



リグル「あちゃーもう重症だ。といっても私も……その……」


橙「リグルは理香子がいないとさっぱりだね」



リグル「うぐぅ」



萃香「う〜ん。ごめん、ちょっとフォローできないな〜」


レティ「そうね〜リグルキックを止められるのは仕方ないとしても」



小悪魔「力+99になる決死状態でのシュートを止められるのはなぁ」




リグル「仕方ないじゃないか!!空中は力よりもテクニックが重視されちゃうんだし!!!」



エリー「それ、私のセリフ…」


幽香「せっかくのセリフをぱくられるなんて…お仕置きが必要かしら」



エリー「ひぇぇ〜」



大妖精「エリーさんも人のこと言えませんよ」


萃香「まぁ、何はともあれ3人とも大会で念願のFWとして出れたんだし試合そのものは楽しかったんじゃないの?」



リグル「そりゃぁ大抵は理香子とセットでのタックル要員でしか出番もらえないのに、今回は単体でシュートに専念させてもらえたから楽しいというよりうれしかったんだけど」



ルーミア「私もー試合中にみすち〜をかぶりつけたから満足といえば満足かー」



ミスティア「私は……う〜ん………大会では散々H行為と言われていた夜雀の歌からのスルー球橙の飛翔毘沙門天に繋げてもらえるという時点で攻撃の歯車の一つとして見てもらえてたし、うれしかったかも」



  



橙「うん。みすちーが夜雀の歌でスルーしたら私が即座に詰めよって押し込めという指示だったしね」


藍「橙の足は私よりも速いからな。その機動力を生かさない手はない!







リグル「連携としてはものすごくうまくいってたし、本当にシュートを潰されたのがやりきれないよねー」



橙「んーでも私は藍様のおまけとしてしか扱われていなかったから私一人の力で頼りにされてたっていうだけでうれしかったし、楽しかったにゃ!!



レティ「だったらそれでいいじゃない〜」



小悪魔「そうだそうだ。今回の大会名は『箸休め杯』だぞ」


玄爺「魔理沙殿やレミリア殿が出ているようなガチの戦いではないんですぞ」



エリー「そうよね。い、一応…私達のような低レベルであまり日の当たらないメンバーのために開催されたものなんだし………」


萃香「言いづらいのはわかるから代弁するけど、この大会はいつも攻撃の中心になるメンバーが使えないからね。だからこそ私はバカルテットを呼んで攻撃の中心になってもらったんだし」


レティ「それに〜慧音や妹紅も攻撃陣の皆が脇役やおまけではない主役として存分に楽しんでもらうために態々辞退してくれたのよ〜」



リグル「そういえば…そうだったんだよね」


ミスティア「大会内では私達のチームぐらいしかいなかったよね。バカルテット+が攻撃の中心になっていたのって」


ルーミア「私達が攻撃に中心になれたのは妖夢や慧音や妹紅がいなかったからなのかー」


小悪魔「そーそー。確かに怪我や引き抜きも理由の一つだったが、それ以上に慧音や妹紅はバカルテット+の活躍する場を奪わないようにという考慮で身を引いてくれたんだ」


玄爺「そんな心優しいお二人のためにも、悔しがって自分の力量不足を嘆くのではなく笑顔で楽しかったと思うべきですぞ」



橙「カメさんの言うとおり!例え私達は負けても、後半戦をねばって引き分けるという快挙を示せたから胸を張るべきにゃ!!」



リグル「そうだよね…橙の言うとおり、私達は負けても意地を見せたんだ」


ミスティア「それに、今回負けても」



ルーミア「次は私の『そーなのかー杯』があるから、そっちで頑張ればいいのかー」



ミスティア「そうよ!私とルーミアには次の『そーなのかー杯』があるから、そこでリベンジすればいいのよ!!



リグル「私だって、まだ諦めないぞ!!今回は駄目でもいつかきっと…ゴールを決めてみせるんだ!!!」



橙「藍様。私も…橙も今回頑張って1点あげれたけど、これで満足しません!!
次回はもっと頑張っていつかは藍様のような凄いシュート放てるように頑張りますから応援しててください!!




藍「よく言った!!それでこそ私の自慢の式神だ!!!」




大妖精「(こっそり)盛りあがってきたところ悪いのですけど慧音さんと妹紅さんなんですが…お二人ともあんな優しい方でしたっけ?」


萃香「そんなわけないじゃん。二人とも本音は別にあったんだしバカルテットの考慮なんてもっともらしい理由として取ってつけたようなものだしね〜」


玄爺「それでも、言わなければ綺麗なままで終われるものですから真実は黙っておくのも優しさですぞ」


幽香「うふふ……そうやって綺麗に飾られた花を摘むのも楽しみの一つなのね」


萃香「あちゃー。幽香に聞かれたのはまずったかなぁ」


藍「大丈夫だ。もし何かしようとすれば私が止める」


幽香「あらあら、スキマの従者が最強の私を止めるですって言うようになったわね」



藍「バカルテットはともかく、橙に真実を伝えてみろ!!向日葵畑をずたずたに引き裂いてやるぞ!!!



幽香「なら私は貴女の大事なペットをずたずたに引き裂いてあげようかしら」


藍「きさま、橙に手を出したら許さんぞ」


橙「藍様…?」



幽香「そういうことは、向日葵畑なんて言わず私を引き裂くと宣言してからいいなさい。あーでも無理ね。
何せ戦う前から尻尾を巻いて逃げるような臆病者なんだし、こんな情けない主人を持ったあの式神猫は不幸ねー

















藍「(ブチブチブチ)上等だぁぁぁぁ!!!!この九尾の狐にして紫様の式神であるこの八雲藍の恐ろしさを味あわせてやらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

















橙「ら、らららら藍様ー!一体どうしたんですかーー?!」




萃香「あーらら、藍が切れちゃった」


大妖精「あの…いいんですか?あのまま弾幕戦をさせといて」


レティ「いいのよ〜黒赤の掟その67よ〜」



小悪魔「それに加えてあいつらは部外者だ。居ても居なくても進行には全く問題ない



萃香「ついでに私達の巻き添えがでないような空中で戦ってくれてるんだし、気が済むまでやらせといたらいいんじゃないの」


橙「あの、藍様は一体……」


萃香「大丈夫大丈夫。橙の頑張りに刺激されてちょっと運動したくなっただけで何の心配はないから」


橙「だったら、藍様がんばれー」


大妖精「私が言うのもなんですけど、単純ですよねぇ」


小悪魔「ただ、藍と幽香とが戦ったらどうしても幽香の方が勝つイメージついてしまうけどな」


エリー「ですよねぇ。むしろ、幽香様が負けるイメージなんて…神社の巫女か悪霊と戦う時ぐらいしか思い浮かばないし」


玄爺「ですが、橙殿にはこの話は刺激強すぎるので黙っておくのも優しさですぞ」


エリー「やっぱりそうよね。まぁ幽香様も私以外には目が当てられないぐらいまでいぢめたりはしないからそれほど酷い状況にはならないと…思うんだけど」



ミスティア「あーるぇー?私はあの花の妖怪から散々な目に合わされたんだけど、あれでもまだ酷くないっていうの?」




エリー「もちろんよ!幽香様がその気になったらあの程度じゃ済まないのよ!!
もう死んだ方がマシ級の壮絶な責め苦が待ってるのよ!!!あのH奴隷よりも酷い扱いが待ってるのよ!!!!






H奴隷「今の俺よりも酷い扱い……これってどういう意味なんだ?」



バケバケ「バケー(とりあえず、今のお前はまだどん底に落ち切っていないってことだな)」



毛玉「モケー(だが安心しな。今後の働き具合によってはその記録を塗り替えてやろう)」



H奴隷「どこが安心でkぎゃばばばばばば!!!」



バリバリバリバリバリバリ




バケバケ「バケー(てめえ、まだ自分の(ry)」


ミスティア「…今でさえ散々な目にあってるH奴隷よりも……上なの?」



エリー「そうよ!幽香様がその気になったら体内に寄生させて宿主の養分を吸いつくすようなシマネキ草なんて物を植え込ませらるどころか、死ぬか死なないかそのギリギリを保たせるようにシマネキ草の成長を制御させるようなことするのよ!その苦しさといったら……」




H奴隷「もしかして……俺もゆくゆくはそのシマネキ草を植え付けられるようになるのか…(ピクピク)」



毛玉「モケー(それはてめぇの働き次第だな)」


バケバケ「バケー(そういうわけだ。今の扱い程度で収まってることに感謝しながら仕事を励みな)」


H奴隷「イ、イエッサー……」


萃香「じゃぁバカルテットも終わったし次は残りのFWの橙と小悪魔で」


橙「私はさっき言ったとおり、1点取ったけど藍様にはまだまだ及ばないからこれからもがんばるで」






小悪魔「ん〜私はパスに見せかけて実はシュートなんていうフェイントでキーパーを慌てさせたしなぁ、あえて言うなら延長で決めた決勝ゴールが心残りだけどまぁそもそも私が重宝されること自体珍しいから楽しめただけよしとするか」


レティ「小悪魔は足の速さパスの性能から見れば割と有能なのよね〜」


小悪魔「だけど他の低コスト必殺パサーはパス以外の一芸も持ってる奴等が多いからな。例えばルナサは姉妹がいたら攻防全てが強化されるし理香子はリグルがいれば防御力アップホワイトもブラックがいれば攻撃力アップ。ただ、理香子の場合リグルをどこに置くかが問題になるけどな」



大妖精「そうですか?確かにリグルちゃんはドリブル癖が高い上にパス値が低いからボール奪った後が大問題とされてるとはいえ、ちょっと言いすぎでは…」



エリー「大妖精……それ、追い打ちに聞こえるわよ」


リグル「いいよもう……ある意味事実なんだし(とーいめ)」


萃香「ホワイトは足がそこそこ速い上にあまりシュートを打ちたがらない完全な繋ぎに向いた性格だからねぇ。今回の作戦だとセンタリング要員はホワイトが適任だったかも」



小悪魔「だな。今回は仕方ないとしても次やる時はリリー姉妹を連れてった方がいいぞ」


レティ「あら〜あっさりと出番譲るのね〜」


小悪魔「不本意なんだが、パチュリー様相手に下手な嘘はすぐに見抜かれるからなぁ………
しかも、イブ杯やお遊び杯でとれたホワイトのデータと私とを比較するとどちらがセンタリング要員として最適一目瞭然じゃんかよ」



エリー「う〜ん…別にそこまで悲観的にならなくていいと思うんだけど」


ミスティア「そうそう。リリー姉妹の有効性は大会でも証明されているから割とハンデがつきやすいのだし」


小悪魔「それもそうなんだが、今回のような前線まで攻め込むFWでのセンタリング要員ではあまり向いていないのなら、また別の私の使い方があるかどうかを検討することにしてみるさ。以上、私の感想は終わり〜」


萃香「ん〜結構真面目な話になったねぇ」



レティ「伊達に紅魔館の魔女の使い魔図書館の秘書をやってないってわけね〜」



橙「私も小悪魔みたいになれたら藍様褒めてくれるかにゃぁ……」


リグル「橙は橙のままでいいと思うよ」



ミスティア「うん、傍からみても橙は藍からとても大事にされてるんだし」


ルーミア「今のままが一番なのかー」


小悪魔「だろうな。それに私がこうなったのはパチュリー様の影響だ。私だってパチュリー様みたいになりたいって願望が少なからずあるんだし、橙も目指すなら私より主人である藍を目指した方がいいぞ」



橙「もちろん、藍様みたいになることが私にとっての最終目標にゃ」



萃香「じゃぁそういうことで時間が迫ってきてるみたいだし次行こうか〜次はエリーと玄爺ね」


玄爺「ワシはほとんど穴埋めとは言え、対して役に立てなく申し訳ないですぞ」


レティ「玄爺は基礎能力だけなら萃香に匹敵する能力あるのだけどね〜」



小悪魔「まさに『当たらなければどうということはない』か」



萃香「それでも相手を選ぶってとこあるから仕方ない部分あるんじゃないの?」


玄爺「裏MVPに選ばれたワシのような老いぼれに暖かい言葉、嬉しいですぞ〜ご主人殿に爪の垢を煎じて飲ませたいぐらいに……」


大妖精「カメさんも苦労してるんですね…」


玄爺「いえいえ、大妖精殿に比べたら……」


レティ「二人して何辛気くさい話してるのかしら〜」


ミスティア「なんなら、明るくなれるよう私が一曲披露してあげよっか?」


小悪魔「いや、明るくしたいなら夜雀の歌より良い方法があるぞ。とりあえずバケバケと毛玉。ちょいっと耳を貸せ」



バケ玉「バモケー?」



小悪魔「あそこを…こう変換(ごにょごにょ)…という編集はできるか?」


バケバケ「バケー(お安い御用さ。早速やってみるぞ、毛玉)」


毛玉「モケー(ガッテン承知の介)」




















少女編集中……



















大妖精「カメさんも割と悪ですね…」



玄爺「いえいえ、大妖精殿に比べたら……」



























橙「にゃっはははははははははは!!!(バンバン)」





ミスティア「何この時代劇風味のお約束的展開は……(くくく)」


リグル「うぐぐ……笑ってはいけないんだけど……あーだめだー!!(腹抱え)」



ルーミア「それで山吹色のお菓子はないのかー?」



レティ「お代官様、山吹色のお菓子でございますってやつかしら〜(くすくすくす)」



エリー「言っておくけど、山吹色のお菓子は食べ物じゃないわよ…(ぷぷぷ)」



ルーミア「そーなのかー」


小悪魔「どうだ、一気に場が明るくなっただろ」


大妖精「確かに明るくはなりましたが…私達をダシにするのはどうかと」


玄爺「ですぞ〜いぢめはカッコワルイのでやめるべきなんですぞ」



萃香「無理無理、こいつらに自重なんて言葉あると思う?」



大妖精「……(3秒間の思考)……ないですよねー(どきっぱり)


玄爺「いぢめは運命として受け入れるべきですのー」



エリー「……あ〜でも、つい笑ってしまった私もちょっと反省すべきなんだけどそれより…カメさん。爪の垢は霊夢だけでなく幽香様に……(どよ〜ん)」



大妖精「そういえばエリーさんは幽香さんに黙って連れてきたとのことだったんですが大丈夫だったんですか?」



萃香「んー話しを通そうとも幽香が寝てて起きないから仕方なく『えりーはいただいた』という置き手紙置いてきたわけなんだけど」



レティ「それ、チルノが書いた手紙でしょ〜」



萃香「当たり。チルノがチラシ裏にういういとした表情で書いてたから止めるわけにもいかずにね〜一応私がフォローで付け加えしたんだけど……最後に『……そのうち二人で帰るので心配しないでね』で締めたのがまずったみたい」



小悪魔「うぉい(裏手突っ込み)それまずいというか思いっきり誤解呼ぶ文面じゃんかよ」








萃香「いや〜あの時はいい感じに酔っ払ってた上にチルノの文章みたらついが差しちゃってねぇ〜おかげで夢幻館にエリーを送り届けようと門を叩いたら即効でダブルスパークが飛んできて消し炭になりかけて大変だったなぁ」




ルーミア「それは自業自得なのかー」








エリー「そういえば吹っ飛ぶ時に誰かもう一人巻き添えで吹っ飛んでたような気もするんだけど……とりあえずあの時は萃香が幽香様を説得させてくれて助かったわ。私一人だとどんな目にあわされていたか……」


萃香「一応、予想はしてたとはいえちょっと責任感じないこともないしね。ただ……幽香と交渉は次からは勘弁したいかな。あんないぢめっこと真面目に話をしたらこっちの精神が持たないし」



小悪魔「むしろ、閻魔の言葉にすら耳を傾けようとしないあれと真面目に付き合える奴なんているのか?」


エリー「えっと、一応博麗神社の祟り神とも言われてるあの悪霊が唯一幽香様と対等に付き合えるみたいなんだけど……」



リグル「だよね…私も時々蜂蜜捕り受粉の時にあの花の妖怪のお世話になるんだけど、あの悪霊がいる時だけはいつもと雰囲気違うし」


レティ「やっぱり双方幻想郷最強と言われているだけに気が合うのかしらね〜」



萃香「だろうね。魔理沙や霊夢、咲夜に永琳、輝夜に妹紅っと実力が均衡してる同士だとお互いいいライバルとして特別な感情持ってしまうものだし」


エリー「とりあえず、話を元に戻すけど幽香様は私がサッカーをする分には止めるどころか炊きつけること言ってたから…今後もサッカーしてもいいってことかな?」


萃香「そうじゃないの?なんだかんだいっても幽香の本音は『門を守ってるだけじゃ暇でしょ。だったらたまにはサッカーでもして気晴らしをしてきなさいな』みたいだし、言葉で言うほどエリーのことを存外に扱ってるわけじゃないのかも



エリー「あの幽香様が私のことをそんな風に思ってること自体が怖いんだけど……次からは幽香様の許可をしっかり取ってから参加させてもらうわ」



萃香「じゃ、二人はこれで終わったけど……ちょっと時間なくなってきた?」


バケバケ「バケー(だな)」


毛玉「モケー(残り5分ぐらいしかねーぞ)」


レティ「ギリギリってとこかしらね〜」


萃香「よし、残りは私とレティと大妖精だしぱぱっといくよ。まずレティね」


レティ「私は〜冬以外は本調子になれないんだけど…リリー姉妹は春以外でも頑張ってるから、次は冬以外でも頑張ってみようかしらね〜」


リグル「そんなことできるの?」


レティ「他の幻想郷の私から冬以外でも活動するコツを教えてもらえたし、多分何とかなると思うわ〜」


大妖精「もしレティさんが冬以外でも参加できるとなれば心強いですし何よりチルノちゃんが喜びますね。あっ、私ですが今回は大量得点を許してしまった責任もあるので、しばらく山にでも籠って修行でも積んでみようかなっと思います」



ミスティア「修行なんて古風ね」


ルーミア「そーなのかー」


大妖精「今の時期はレティさんがいてくれますからチルノちゃんもさびしくはないでしょう。なので修行中は参戦に応じられないと思いますが」


リグル「心配ないと思うよ。年末はほとんど出払っていたけど、今はほぼ皆帰ってきてるしね」


橙「チルノも私達が見てるから心配しなくてもいいよ」


レティ「そうよ〜私がみんなを見てあげてるから大妖精はじっくり修行に専念するといいわ〜」


大妖精「ありがとうございます」


萃香「じゃ、最後に私か…無難に活躍はできたんだけど主催者が慧音のことで平謝りしてたことが気になるんだけどね」


玄爺「萃香殿は慧音殿のことでぼやいてましたからの〜」


萃香「私としては別に苦情のつもりはないんだけどねぇ。ただ、あれだけ慧音が派手に暴れられると愚痴の一つや二つこぼしたくなるってわけだし…こんなに慧音が有効だったらこっちも慧音を使えばよかったよねぇ」


レティ「でも現実を見ると使えなかったのよね〜」


小悪魔「慧音はレミリア様達のチームに行ってたからな」


萃香「まぁ〜ここから出るチームはかけもちがほとんどできないという規制っぽいものがあるから仕方ないといえば仕方ないんだけど、こういう独自の縛りみたいなのは他チームも少なからずあるし、これこそぼやいても仕方ないか」


レティ「代表的なのはゼフザンガみたいなチームね〜」


萃香「そうそう、そういう多種多様なこだわりチームがいるからこそ大会が面白くなるんだし私達も他とは一線を超えるチームという意味では今の縛りはあった方が特色がついていいしね」



小悪魔「特色あればドキュメンタリーの売上もよくなるからな」



萃香「結局私達は負けたけど楽しめたんだから主催者様には感謝はあっても恨みなんてこれっぽっちもない。そうでしょ、皆?」




全員「もちろん!!」







チルノ「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!よくもやったなぁぁぁぁぁ!!!!!」






大妖精「よかった。時間ギリギリでチルノちゃんが復活してくれたわ」



レティ「丁度いいわ〜チルノ〜キャプテンとして最後の締めを頼むわ」



チルノ「あー最後の締めって何のことだ?」


小悪魔「ドキュメンタリーの撮影だ。残り時間がもうわずかだから、最後はキャプテンであるチルノに締めてもらって終わらせよう」



ミスティア「そうよね。つい忘れがちになりそうだけどチルノはキャプテンなんだし」


リグル「最後まであまりキャプテンらしくなかったけど、最後の締めぐらいはやらせてあげるべきだよね」



橙「チルノだからあまり期待はできないけどせっかくタイミングよく復活できたなら出番あげるのが人情…でいいのかな?」



ルーミア「それでいーのだー」


エリー「そういうわけだから。頼むわよ、キャプテンチルノ


玄爺「キャプテンチルノ殿、最後の大役を任せますぞ〜」



チルノ「ふふふ…皆してあたいをもちあげるなんてわかってるじゃないの。やっぱりあたいったらさいきょー……で、何言えばいいんだ?」



大妖精「ひとまず『X組』『Y組』と同じように『箸休め杯お疲れだー!次回こそ優勝を目指すぞーー!!』で」



萃香「後、最後は『黒赤マジック「Z」組解散ー』もほしいねー」





チルノ「わかったいうぞー!
皆箸休め杯お疲れ様だー!!次こそあたい達が勝つぞーー!!!







全員「おぉぉぉーーー!!」







チルノ「でもって最後は『くろまかあじっくぜっとん』かいさんだーーー!!








全員「………」




小悪魔「まぁ…チルノだし」


萃香「これでよしとしよっか」
















こうして、やはり最後の最後でお約束的にボケをかますチルノの終了宣言で箸休め杯に出向いた『黒赤マジック「Z」』組も終了した。

ただ、彼女等に休息はない。

特にルーミアにはその後すぐに『そーなのかー杯』が控えているのだ。


ルーミアはこの『そーなのかー杯』に出るため、早く行動を開始しないといけないのだが……














ルーミア「お腹すいたから、鰻のかば焼きがほしいのかー」


萃香「あーいいねー収録も終わったことだし今から夜雀の鰻のかば焼きで打ち上げでもしようかー」




全員「賛成ー」




ミスティア「うぅぅ……こいつらに出せば今夜の仕込み分全部食い尽くされそうだけど…
こうなれば自棄よ!!全部焼いてやるわぁぁぁ!!!



















…………まぁ、募集の締め切りまでもう少し時間があるので大丈夫だろう





















幽香「ふふ…意外とやるじゃない。さすがスッパテンコーというところかしら」










藍「私をその名前で呼ぶな!!殺すぞ!!!」









なお、藍と幽香の弾幕戦は一時間ぐらい戦った後、唐突に開いた隙間が藍を無理やり引きずりこんだことによって決着がつかないまま強制終了させられたそうだ。

























おまけ






ゼフのH監督奴隷様についてだが、収録後は休む間もなく即座に酒場の清掃員として狩り出されてそのままバケバケや毛玉、カリスマスター姉にこき使われる羽目になっていた。

でもって、こき使われた後に行われた嫁カップのお嫁大運動会@競技目だが皇帝霊夢の気まぐれサボり癖のせいで散々な目にあわされたあげくに結果を残せなかったということで再び黒赤の奴隷へと戻り、バケバケや毛玉達にまたこき使われることとなったらしい。










H奴隷「あぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!!!」



バリバリバリバリバリ




バケバケ「バケー(こらーなにぶつくさ言ってやがる!!)」




毛玉「モケー(カリスマスター姉様の御前だぞ!無駄口叩いてる暇があったらさっさと酒場の床を綺麗に磨きやがれー!!)」




カリスマスター姉「貴方達が手つだってくれるおかげで助かるわ。あとでお駄賃として○○○の中に隠しているお菓子あげるわよ」




バケバケ「バケー(さすがカリスマスター姉。太っ腹!!)」




H奴隷「うぅぅ……俺は負けん……黒赤の連中を俺のゼフで叩きのめす日が来るまで……いつの日か霊夢が振り向いてくれるまで……そして結婚式をあげるそn……ばぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!!!








毛玉「モケー(おらー手止めるなって言ってるじゃねーか!!次さぼったらジ○スパーク級の電撃食らわしてやるぞ)」












H奴隷「……いつか…絶対……幸せになってやる……(ぷすぷす)」










H監督奴隷の苦悩はまだまだ続きそうだ。








終わり


























■ 黒赤マジック「Z」 戦歴


1回戦
シード権により不戦勝

2回戦
vs ひそーてんにうどんげを(うどん)監督:PON  AWAY戦 0-6 / HOME戦 3-3(延長込み:4-3)
1敗1分で敗北



総得点3 総失点9


成績:2回戦進出
得点:ミスティア(宵闇飛行演舞2点)・橙(飛翔毘沙門天1点)




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