現在地:湖の畔




レティ「皆聞きなさい。これから『あら、レティったらくろまくね杯』の撮影をはじめるわよ〜」



チルノ「違うよ!!大体どこの真似なんだ!!!」



リリーW「どこの真似かと問われたら、『あたいったら最強ねトーク集』ですね〜」


ありす「そういえば、今『プレあたいったら最強ね杯』が開催中だっけ」


理香子「個人的な予想として貴女達は向こうに参加すると思ってたんだけど、実際は参加しなかったそうね」


大妖精「それについてはいろいろあったんです、はい」


マイ「いろいろ…(どーせロクでもない理由なんだろうな)」


玄爺「こらこら、そういう個人的な理由はあまり探るもんでもないですぞ」


幽香「そう言われると余計に探りたくなるのが人の性ってね」


メディスン「あるぇ〜?ゆーかさんって人じゃないよねー」


エリー「そういう問題じゃないというか…」


レティ「簡単に言うと、興味なかったからってことよ〜」


大妖精「あの大会は『プレ大会』で本番でもないみたいだし、そうしたらチルノちゃんが「ここはひゅーが君って奴の真似で本番前に山籠りで修行するぞー」なんて言い出して見送りになったんです」



チルノ「そのとーりだ!!プレには出ずに本番で颯爽と表れて優勝をかっさらうのがさいきょーの条件だからな」



理香子「確かに、あれはルールがまだ定まってはいないようだし個々の能力を磨くのも選択肢の一つね」


リリーW「ワールドユースの予選前合宿を抜けてプロの世界に飛び込んだ若島津君の真似ですね〜」


マイ「私達が出た『SGGK杯』はSGGKが出てくるし、SGGKをPA外からゴール奪った方があっさり最強の称号もらえそうな気も…(まぁ、お前ごときじゃ一生無理だろうがな)」


メディスン「へーそーだったんだー」


玄爺「そもそも、SGGKレティ殿をPA外から抜くという発想が出てくる時点でおかしいと思いますがのぉ」



幽香「いいじゃない。無謀に挑戦するからこそ面白いのだし」



エリー「さすが、天性のドSでありながらでもある幽香様のおこt…」



幽香「エリー、何か言ったかしら?」



エリー「ひぇぇ〜〜なんでもございませ〜ん!!!」



レティ「とにかく冗談はこの辺にして、私達は『それいけ!SGGK杯(仮)』に出向いた『黒赤マジック【S】(黒赤S)』組でついさっき大会が終わったところなのよ〜」


大妖精「突拍子のない話だけど、元々これは突発だったみたいだし無理もないことです」


理香子「むしろ、何の下準備もなしに呼ばれる方としたら迷惑な話だったわよ」


幽香「その件に関しては、私からも謝らせてもらうわ」


玄爺「お主から謝られると、誰も文句でませんぞ」


メディスン「だいじょーぶ。私とありすは自分から志願したようなものだしね」


ありす「ん、メディと遊ぶ丁度いい機会だったし、遊べただけで十分満足」


マイ「私も、『究極カオス』の方に呼ばれたユキを待ってる間の暇つぶしみたいなものだったし(ただ、あっさり終わり過ぎて暇潰しになってなかったんだがなぁ)」


リリーW「お姉ちゃんも最近は『プラカップ』にいますからね〜いつかゴールを奪うための準備運動と思えば気にしませ〜ん」


チルノ「ふっ、あたいの一声でこれだけの人材が集まるんだ。やっぱりあたいったらさいきょうね


エリー「この場合チルノのカリスマの有無は関係ない…わよね?」


レティ「そうね〜大体の参加理由は滅多に拝むことのできないSGGK見たさとか暇つぶしのようだし」



大妖精「それ以上に主催からはっきり『全チーム中最弱の攻撃力』と言われたこのメンバーでSGGKを抜くことなんてできるのか…なんて最初は思ってたんですが」







メディスン「はいは〜い。私とありすの力でちゃんっとSGGKから得点できたよ〜」







玄爺「あのご主人ですら攻略にてこずるSGGKを抜くとは、若さの力ってやつですかのぉ?」



幽香「そんな言い方されると、私が若くないって言うことになるのだけど………」



チルノ「そーなのかー。それで、実際の年は一体なんs……」































  






























大妖精「ごめんなさいごめんなさい。後でよ〜〜っく言い聞かせておきますから!!!!(へこへこへこ)」



レティ「とにかく、話が変わるけど今回貴女がFWなんかに出張ってきた理由は何なのかしら〜?」


メディスン「あーそれ聞きたい。は確かFWなんかに興味ないって言ってたけど今回はどうして前に出てきたのー?」


理香子「行く前は上手くはぐらかされた上に、いざ本番になってもシュートが止められて当然なんて顔してたし」


ありす「そもそも、シュート力上げずに速度強化だけで済ましてるのが不思議不思議」



マイ「まるで、シュートを撃てればそれでいいみたいだった(下手な鉄砲も数うちゃあたる…か?)」



幽香「それについてはね〜」




全員「どきどき……」




幽香「……エリー、私の代わりに説明なさい」




エリー「はぃ?!」





幽香「長年私の部下をやってるんだし、私の考えなんてお見通しよね。だから、10秒で皆にわかりやすく説明するのよ」



エリー「え、えええええっと……その……幽香様は…………幽香様は……花の妖怪であって肉体派だから……」



幽香「ソーラーエネルギー充電80%〜♪(キュインキュインキュイン)」







エリー「あぁぁぁーー!!!だから幽香様はじわじわ真綿で首を締めるかのように生殺しが好きだから…くぁwせdrftgyふじこlp;@:!!!!!























幽香「はい、時間切れー!!」























エリー「あぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!!!!」






















リリーW「また会う日までさよなら〜」


理香子「それで、正解は何かしら?」



幽香「正解は大方エリーが言った通りよ。今回は負け下がりで負けた方が勝ち敵に大量得点させたらさせるほど、敵は1点もやれないという重圧に襲われるじゃない。そんな状態で大した威力でもないシュートを撃ち続けられたらどうなると思う?(にやにや)」



ありす「ものすごいプレッシャー」



マイ「東方サッカーって、何かの拍子で得点することもあるし(俗に言う奇跡って奴だな)」



リリーW「低レベルシュートが決まれば敵は試合に負けるどころか精神にも大打撃を与えるという、これでもかというぐらいの嫌がらせですね〜」



レティ「なるほどね〜別の方向で1点の重みがでるこの試合形式での貴女のシュートはいろいろな意味で驚異を呼ぶわ〜」



玄爺「自分のシュート力のなさ逆手に取った戦略。幽香殿も相変わらずですなぁ」



幽香「弱者には弱者の戦い方というかいじめ方があるというものよ。本当に強い妖怪は、肉体に精神、魂に大ダメージを与える術を持つことも必須条件。
どこかの吸血鬼や鬼っ子みたいに単純な力だけでは最強の座へは辿りつけないものよ



理香子「なるほど。さすが閻魔の説教をモノともしない図太い神経を持つ妖怪なだけあってその考え方は興味深いわ」



幽香「そういうことだから、メディも今のことをよく覚えておきなさい」


メディスン「は〜い」


大妖精「でも、そこまで考えて試合をするなんて……」


マイ「とても真似できそうにないかも(神綺様もあれぐらいの思慮があればなぁ……)」


幽香「まぁ、ぶっちゃけるとそれはおまけ。本命は『文花帖の部』SGGKを真正面から破ったレミリアと同じ条件…つまり疾風の靴を装備して真正面からゴールを奪って、それをネタにいぢめてあげようっと思ったけど、やはり一筋縄ではいかないものね」


玄爺「それは当然というものですぞ」


レティ「あれは、本当に運がよかったからこその芸当ね〜」



幽香「でもまっ、簡単にクリアーできたら拍子抜けもいいところだったし…
むしろ、簡単におもちゃが壊れず済んだことに感謝しなくっちゃね(くすくす)」



大妖精「あぅぅ…まるで吸血鬼の妹さんみたいなこと言ってますよ〜」


ありす「逆に言うと、ものすっごい頼もしく感じる」


マイ「ん、少なくとも神綺様だったら落ち込んでしばらく立ちあがれないだろうし、それに比べたら…(嫌な方向性にだが、頼もしいよな〜)」



幽香「まぁとにかくそんなわけよ。だから、試合結果なんてどうでもいいと言ってしまえばどうでもよかったんだけど……
4試合中2試合が勝利
なんて、本当に何が起きるかわからないものよね」



チルノ「それが東方サッカーというものだー!!」←蘇生完了



リリーW「ですよねー。どうせならそういう奇跡をいつぞやの鎌門番さんのシュート時に発揮してくれたらよかったかもしれませんけど〜」



エリー「うぅぅ……扱いはあれでも結果を残してる美鈴に比べて私なんか……orz」←戻ってきた


理香子「嘆いていても仕方ないわよ。今回は駄目でも、またすぐにチャンスがくるはずなんだから、その時に挽回すればいいのよ!」


レティ「そうよね〜私も『RPCF』が終わったら当分出番ないっと思ってたけど、まさかGKとして早々に呼ばれるとは思ってなかったわ〜」


大妖精「あぅぅ〜秋眠中だったのに、チルノちゃんに付き合ってもらって本当にお疲れ様です」


レティ「いいのよ。本当に嫌だったら試合にも出てないのだし、久々のGKで楽しかったわよ〜ただ、しいて言うなら帽子をフランに取られちゃったから雰囲気が出せなかったけど」


メディスン「そういえばそうだったね」



マイ「向こうはフラン、GKやらないはずなのに…帽子なんて何に使うんだろ(どうせ、『ゴールに使っていいぼう(ポスト)』間違えてるんだろうがな)」



チルノ「別にいじゃないか。向こうは向こうで気にしても仕方ないものなんだ。だから、あたい達も気にせずに成すべきことをするぞー!!」



幽香「成すべき事って何かしら〜?」



チルノ「まず最初に『SGGK杯』が終わったことを報告。でもって『H極・カオスカップ』の裏方の手伝いだー」



玄爺「な、なんと…あのチルノ殿がものすごい正論を発しましたぞ」


大妖精「も、もしや明日はでも降ってくる…なんてことは」


レティ「どころか剣(ナイフ)も降ってくるんじゃないかしら〜?」


ありす「ついでに爆弾とかも」


エリー「ついでに月の兎とか天女なんかも落ちてきたりも」


リリーW「矢や剣や爆弾なんて普段の弾幕で出してるし普通に落ちて来てもおかしくないといいますか〜」


理香子「天女なんかは実際に落ちてきたらしいわよ」


メディスン「あるぇ〜?月の兎も落ちてきたってれーせんちゃんが言ってたけど」



チルノ「えーい、とにかく『SGGK杯』はこれで終了ー次は『H極カオス』を手伝いしながら、本番のチルノ杯にでるから皆ついてこーい!!」



大妖精「ちなみに、参加は強制ではありませんので都合悪ければ無視してください」


レティ「じゃ、そういうことで…これで解散っと」



















終わり





■ 黒赤マジック【S】(黒赤S) 戦歴


1回戦(1Pサイド) 結果:0点ルールにより敗北
vs 褌を極めざるをえない!(二重褌) 監督:エリンギ  0−2

得点:―――



2回戦(1Pサイド) 結果:負け下がりにより勝利
vs まもりは私たちに任せなさい(せめろ) 監督:WASP 1−2

得点:メディスン(シュート1点)



3回戦(2Pサイド) 結果:0点ルールにより敗北
vs ハンノーチノムダヅカイ(無反応) 監督:dact 0−1

得点:―――



4回戦(2Pサイド) 結果:負け下がりにより勝利
vs まいじめはありません(褌+α) 監督:enn 1−5

得点:メディスン(ポイズンドール1点)



成績:2勝2敗

総得点2 総失点10

成績:12チーム中6位
得点:メディスン(2点)



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