西暦200X年、幻想郷はサッカーの炎に包まれた。
月は斬られ
地は裂け
あらゆる幻想郷内の野球ファンは絶滅したかに見えた…
だが、外の野球ファンは死に絶えてはいなかった!!
(提供::棒の人)
【ニコニコ動画】【東方×北斗】世紀末H世主伝説【手書き】
メリー「というどこかで聞いたことあるようなオープニングで始まるこの『東方野球 〜幻想郷ポフェッショナルリーグ〜』シリーズを今回の黒赤テレビショッピングで紹介させてもらうわ。ちなみに、これの大筋のストーリーとしては…」
蓮子「サッカーの炎に包まれて荒廃とした幻想郷で、主人公である廿秒と可憐で清楚なヒロインである蓮子が師匠である神主の墓の前でささやかな愛の誓いを唱えるところから始まるわよ」
メリー「…へっ?」
蓮子「そう、こんな荒れ果てた時代だからこそ二人でつつましく生きていこうっと誓った二人に忍び寄る影。その人物は…二人の友人であるマエリベリー・ハーンことメリー」
メリー「えっ、えっ、えっ?」
蓮子「メリーはなんと神主の墓を破壊し、ヒロイン蓮子を強奪という暴挙にでたのです!当然廿秒は止めようとするも、執念の足りない廿秒は無残に敗北。成すすべなく地面に突っ伏した廿秒に向ってメリーは…」
メリー「えぇぇーー?!!!何そのどこかでみたことあるような展開はぁぁぁ!!!!」
蓮子「はい、カンペ。これを大声で読み上げなさい」
メリー「もう何がなんだか……えっと『お前に足りないもの!それは…情熱思想理念頭脳機敏優g』がぴゅ!!」←舌噛んだ
蓮子「やっぱり無理よね。この台詞を一息で読み切るなんて霜降り教授ぐらい(本人談:この日に備えて練習しました)しかいないわけだし…とりあえずメリー、大丈夫?」
メリー「ら、らいじょうぶひゃない(涙目)」
蓮子「…とにかくあの時メリーはこう言ったのよ『お前に足りないもの!それは執念だ!!蓮子を取り返したくばまず“幻想郷ポフェッショナルリーグ〜”を勝ち抜くがいい。勝ち抜けば、再戦のチャンスをやろう。そこで俺に勝てば蓮子は返してやるが敗北すれば……』」
メリー「………(さっきのス○○イドの台詞はなんだったのよ)」
蓮子「『蓮子を一生えろはな師匠のペットとして献上してやろう!!!!』
あぁぁ…あの変態監督のペットとして余生を過ごすなんて可哀想過ぎる私!!まさに極悪非道!!!」
メリー「おひ(突っ込みたいが痛みでそれどころではない)」
蓮子「そうしてやってきた『幻想郷ポフェッショナルリーグ〜』。そこに待ち受けるものたちは
『巫女のくせして信仰心を否定する聖皇帝霊夢率いる“博麗ドラゴンズ”』
『凶悪非道の暴力組織IMOUTOの長というか姉のレミリア率いる“紅魔館タイガース”』
『幻想郷の平定を願う死蝶星拳最後の将幽々子率いる“西行スワローテイルバタフライズ”』
『圧倒的知力でもって天月を掌握しようと企む賢王永琳率いる“竹取ジャイアンツ”』
『脇役が集まり、巨大な組織となった自由解放軍の“脇役紅魔湖カープ”』
『し ん し (笑 な“横浜ベイスターズ”』
蓮子「と、この乱世をのし上がろうと企む強敵がひしめくというまさに世紀末状態!!
だが、廿秒はくじけない!おちこまない!!ぷよぷよしない!!!愛する者を取り戻すために……そして、ピーー(以下、18禁に触れた恐れがあるために削除しました)」
メリー「(ブチッ)へへはへんに(ええ加減に)…せぇぇぇぇぇぇ!!!!(
>д)火火火火火火火火火 ぼぉぉぉ 」
蓮子「?!Σ(゚д゚ )ノノ メリー、いつのまにそんな特技を……ギャーーー」
阿求「……っとまぁ、そんなわけで幻想郷住民と東方サッカー監督を大勢巻き込んでのドタバタ番組『東方野球 〜幻想郷ポフェッショナルリーグ〜』は不定期でラジオ放送されてるそうよ。くわしいことが知りたければ東方野球連盟本部か鈴蘭畑で」
上海「シャンハーイ(というわけで臨時に入れたCMは終了〜)」
蓬莱「ホラーイ(本編に入りま〜す)」
現在地:酒場(跡地)
,ヘ/L──- 、
U [] V 日 ▽ U [] V Lニ)r_」=== イ 今の時期はビアガーデンよね
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ,ヘ、i ノノλノハノヘ
く| ,..-──-ヘ/i |>[] 目 .。,' `(ハリ ゚ ヮ゚ノi) ',
ヽ、 ,'y,..-=== y + /<> ____|~~| .i >〈(つi!と!) i
<>〈`'γ ノノハノノ /| <> .└┘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.<>ゝノルリ ゚ ヮ゚ノ_| |_<>―――――――――――――
<>' 〈(つyiつ.||> テンナイスベテガビアガーデン ← 妹様等身大POP(常に喋ります)
,く/_!__」>, ━┳━ ━┳━ ━┳━
カリスマスター姉「いらっしゃい。どっかの過激派テロのせいで酒場は修復中だけど、今日からしばらく酒場跡をビアガーデンとして開放よ」
霊夢「…自分で思いっきりスカーレットデビルをぶっぱなして酒場周辺を瓦礫に変えたくせに」
魅魔「まぁ、あの事件には少なからず私等にも原因あるわけだ。誰が隠蔽したかは……大体予想は付くが、事実隠蔽は推奨しよう」
パチュリー「それならそれでいいんだけど、ビアガーデンって…」
リリカ「ただ野外にテーブル並べただけなのに、ものはいいようだよね」
アリス「それ以上に酒場が瓦礫となった今の状況を利用するなんて商魂たくましいというか、前向きというか……」
メルラン「でも、今の時期は屋内より屋外の方が風情もあって気持ちいいものよー」
ルナサ「…一部風情でないところもあるが」
メディスン「それより、あそこで倒れてる人達はどうしたの?よかったらスーさんで気付けしたけどけど」
カリスマスター姉「あぁ、あそこの連中は酒場修繕のために集まってくれた有志?達よ。昼間に急ピッチで進ませてるから疲れてるのだし、そっと寝かせてあげなさい」
大ちゃんプリン「酒場のピンチに駆けつけてくれた有志達を労わるカリスマスターれみりあ様はまさに、経営者の鏡ですぅ」
永琳「つい最近ヘタレマスターをこき使ってた経営者のくせに…と思うんだけど、逆に考えるとあんなことがあったからそれを反省しての行いかもしれないわね」
パチュリー「それでも、カリスマスター姉も所詮はレミィなんだし、レミィに反省なんて言葉ないわ」
霊夢「いえるわね。大方、フランか咲夜辺りに変なこと吹き込まれたのでしょ」
幽香「とりあえず、あの屍達も酒場らしさがあっていいじゃない。それより、なにか出してくれないかしら〜」
魅魔「最近暑くなってるし、冷たい飲み物がいいかな」
カリスマスター姉「ならいいものがあるわ。ファンシーマスター、例のものだしなさい」
大ちゃんプリン「はい〜そういうことでビアガーデンといえばまずこれっという神主ビールとえだまめですよ」
アリス「えだまめはいいとして神主ビールって…」
藍「確か一本が通常の10本か1ダースもある東方野球の幻想郷スタジアム名物で販売価格は一本6000円…だったな」
カリスマスター姉「えぇ、先日は私のカリスマを妬むH共のせいで迷惑かけちゃったし、お詫びを含めてサービスしたげるわ」
霊夢「………それならそれで遠慮なく頂くわよ」
魅魔「でもいいのかい?酒場の修繕費で経営は火の車なんだろ」
大ちゃんプリン「大丈夫です。この神主ビールは『東方野球 〜幻想郷ポフェッショナルリーグ〜』運営本部から宣伝費という名目で卸してもらったものなんです。1シーズン分卸してくれる約束されているので、仕入れ費そのものは無料なんですよ」
パチュリー「なるほどね。最初にCMを流したのはそんな裏事情があったわけと」
永琳「酒場は一応私達のオーナーのものだし、破格の寄付金という名の宣伝費をもらったからにはそれなりのお返しが必要…なのはいいけど」
リリカ「あのCMは、さすがに酷いよね」
メルラン「捏造もいいところξ・∀・)ぽ」
ルナサ「さすがに、あれは○秒監督が怒る」
忍者「イヤ、全くもって問題ないでござる」
メディスン「あるぇ?今変な人が横切らなかった?」
アリス「変な人?私は気づかなかったけど…上海と蓬莱は?」
上海蓬莱「シャンホーライ(カメラには特に怪しい影は映ってませ〜ん)」
霊夢「ぶっちゃけいうと、ここには怪しい奴だらけな気も…」
藍「それはいわないお約束だ!!」
幽香「そうよねぇ………とりあえずそこの物影でこそこそしてるの。いい加減出てきなさい」
???「………」
幽香「………3秒以内に出てこなければ、焦げひまわりにしたげるわよ」
紅エリー「ひぃぃぃ!わかりました〜出てきますからひまわりは勘弁を〜」
魅魔「なんだ、誰かと思えばレッドみかん監督んとこのエリーか」
メディスン「そっか〜さっきの影は鎌門番さんだったんだ」
パチュリー「ただの…ねぇ」
永琳「確かにただの門番じゃないわよね」
リリカ「てか、それって俗に言う『危ない水着』ってやつ?」
ルナサ「『てんしのレオタード』だった気もするが…」
メルラン「違うわよーあれは『ピンクのレオタード』よー」
藍「そんなことどうでもいい!それよりも………なぜ水着なんて着てるんだ!!
暑ければ中途半端に薄着するよりも、全てを脱ぎ払ってすっぱd……
ごはぁ!!」
霊夢「あの露出狂変態スッパテンコーはおいといて、なんで水着姿なわけなの」
紅エリー「えっと〜その〜………私のところの監督の命令で」
魅魔「……確かに、おたくらの監督はあの『レッドみかん』だしな」
永琳「ブル祭り杯のブルマといい、るーみゃっHのスク水といい、本当ロクな監督じゃないわね」
カリスマスター姉「私としては欲望に忠実でなおかつ余所には迷惑をかけてないってことでお気に入りなんだけど」
パチュリー「まぁ他人に迷惑をかけてないっという点を考えたら、えろはなの方が厄介よね」
幽香「そんなことよりも、エリーに水着なんて面白いじゃない。この格好で真冬に放りだしたらどんな表情になって、何分持つか…楽しみだわ」
紅エリー「………」
霊夢「あんたのとこの幽香の発言じゃないし、大丈夫よ」
アリス「そうそう、大丈夫じゃないのは私達のところのエリーなんだし」
紅エリー「そ、そうよね…なんかそっちの幽香様が私を野獣のような目でみてるのは気のせい……よね?」
ルナサ「気のせいかどうかはともかく、大丈夫になってないのは確か」
メルラン「貞操には十分気を付けるのよー」
紅エリー「………ひどい、こんな扱いなんの罰ゲームなのよ」
リリカ「なんか、ちょっと哀れっぽくなってきたからリリカ達も水着に着替えない?」
パチュリー「なんでそうなるわけよ」
魅魔「いやまて。少なくとも私達は酒場の崩壊に一役買ってるわけで、オーナーの心証を悪くしてるのは確かだ」
永琳「そうよね。あのオーナーはあれを事故として処分はしてくれてるけど、経営が苦しくなったことに変わりないから何かと物入り状態だろうし、文字通り一肌脱いであげましょ」
アリス「私達が身体張ってドキュメンタリーの視聴率と売上アップに貢献するわけね……まぁ、オーナーが怒ったらとんでもない目にあわされるって気がするし、仕方ないから協力するわ」
霊夢「私もさすがにさらし&ふんどしは断わるけど、水着になったら涼しくはなるし、クールビズの一つと思えば悪くないわね」
カリスマスター姉「話は聞いたわ。面白そうな上に水着なら酒場修繕費の足しにしようと思って咲夜他有志に集めさせた『海の家販売グッズ』があるから貸したげるわよ」
幽香「ふふ、面白い流れになってきたじゃない。リリカの言うとおり水着に着替えましょ」
パチュリー「みんななんでそんなにノリノリなのよ……」
メディスン「紫モヤシさんは着替えないの?」
幽香「皆ノリノリな中でキャプテンが蚊帳の外なんていけないわ。メディ、一発やっちゃいなさいな」
メディスン「は〜い。スーさんいけ〜!!」
パチュリー「むきゅ〜〜〜〜!!!!」
霊夢「効果はばつぐんだ」
幽香「(目をまわした紫モヤシの首根っこひっつかんで)じゃ、そういうことでそこの掘っ立て小屋少し借りるわね」
…………少女着替え中
パチュリー「………」
メディスン「わー、紫モヤシさんせくしぃってやつだよねースーさん」
アリス「セクシーっていうか、あれって…『神秘のビキニ』」
藍「いや、魔女だし『魔法のビキニ』が妥当だろ」
永琳「もしかしたら『エッチな下着(絶対領域なし)』かもしれないわよ。なにせ水着の出どころの大半があの変態えろはななんだし」
カリスマスター姉「ちなみに、えろはなの部屋から水着を取ってきたのは黒赤の魔理沙だったわ」
霊夢「ちょ、あいつ向こうで何やってるのよ………っといいたいところだけど、えろはなにはカオスカップをめちゃめちゃにされたんだし、問題ないわ。流してちょうだい」
パチュリー「いい加減、本題に入るわよ!!」
ルナサ「…切れたというか、ふっきった」
リリカ「ルナ姉うまい」
メルラン「あはははははー見事なまでのふっきれ具合ξ・∀・)ぽ」
パチュリー「まず、説明として今回の撮影は『RPCF(レミィとパチェのカリスマフェスティバル)』に出場し…げほげほ」
永琳「ほらほら、喘息持ちなくせに興奮するからよ」
パチュリー「だ、誰が怒らしてるt…ゴホゴホ」
幽香「パチュリーがあんな調子だし、私が続きを言うわよ。この撮影は『RPCF』にでた『黒赤マジック【魔】(黒赤魔)』組の予選前半部分の撮影」
魅魔「予選は5チーム総当たりのリーグ戦で、2回戦って丁度半分という節目だから中間報告ってわけだ」
カリスマスター姉「ということで、その1回戦を戦ったのが私のところのパチェの『カリスマ図書ガール(CTG)』よ。あいにく本人は来れなかったけど、代わりとして私が来たげたわ」
紅エリー「そして私が2回戦を戦った『彼女が水着に着替えたら(水着)』なんだけど………」
アリス「何も言わなくてもいいわ。チーム名どころか中身も突っ込みどころ満載なんだし」
霊夢「ていうか、あんたらそのままカオスカップにも出れるんじゃないの?」
紅エリー「かもしれないわ…orzナンデコンナネタチームニ」
魅魔「もはやいろいろと災難と言わざるを得ないな」
藍「あぁ、あの『レッドみかん』はその気になれば東方優蹴の時みたくまともに強いチームを作ることができるだけあって同情してしまう」
幽香「別にいいじゃない。例え弱くてもその誰もが思い浮かばない発想力で人気者になれるんだし、きっと今の(水着)姿で新たなファンも増えるはずよ」
紅エリー「ぅぅぅ……これが噂の公開処刑ってやつなのね」
パチュリー「公開処刑はこっちの台詞よ!!」
ルナサ「全員が水着姿となった今は公開処刑になってない気もするが…」
リリカ「ぶっちゃけると今のこの酒場そのものが公開処刑場だよね」
メルラン「そして、今この場にいる皆が死刑囚ξ・∀・)ぽ」
メディスン「そーなのかー」
カリスマスター姉「それで、試合の方はどうだったのかしら?実は言うと勝敗だけで中身がどんなのかまでは知らないのよ」
アリス「試合詳細については…まぁあれね」
上海「シャンハーイ(ちなみに、今回はいつもの受賞選手発表はなくフリーダム)」
蓬莱「ホラーイ(趣向を凝らしてなのか、手抜きなのかしらないけどそんなわけ〜)」
幽香「そんな感じでフリーダムに言うと…ぶっちゃけ、試合になってなかったわ」
魅魔「ははは、私と霊夢は先日の爆発の怪我もあって初日は大事をとるために代理コピーロボと交代してたし」
永琳「パチュリーやアリスも後夜祭や初心者祭に出てた疲れがまだ取れ切ってなかったわね」
パチュリー「あれは疲れじゃなくってアンタの調合した薬の副作用じゃないの…?」
メディスン「えーりんせんせーもせんせーで試合前から調子悪そうだったし」
リリカ「リリカ達も試合前からちょっとドタバタしてたしね」
ルナサ「ドタバタというか、試合前に楽器の手入れをしてもらおうと思って評判の楽器店『雷音音楽堂』に預けた楽器がめちゃめちゃになってた」
メルラン「後で知ったけど、楽器がめちゃめちゃになった原因は先日の爆発で店主が巻き込まれたせいで、やりかけの作業の手を止めたまま寝込んでしまったのが原因だったみたいξ・∀・)ぽ」
藍「総合すると魅魔と霊夢と騒霊三姉妹は先日の爆発。アリスとパチュリーは後夜祭といの杯でのどたばたで疲労が抜けきってない。永琳は皆の治療で疲労が溜まった」
霊夢「つまりあれ。チームの半数以上が本調子でない時に戦ったわけよ」
パチュリー「私も含めてだけど、皆動きがバラバラでめちゃめちゃもいいところだったわ…」
カリスマスター姉「……………私を恨むなら私だけを狙えばいいのに、お得意様である黒赤の皆に迷惑かけるなんて、犯人は見つけ次第八つ裂き決定」
魅魔「………自分がブッ壊したことを本当に覚えてないんだな」
大ちゃんプリン「何がですかぁ?」
霊夢「なんでもないわ。それより神主ビールお代わり」
幽香「まぁとにかくこちらは攻めと守り、どっちも歯車がちぐはぐで上手く機能せずにやられたい放題。人形の霊夢が踏ん張ってくれてはいたけどカリスマ天狗が突破口をねじあけられた結果0−3の完封となったわ」
リリカ「やられ放題といっても、えーりん先生がバク宙アポロ撃ってたりもしてたから本当に何もできなかった箸休め杯よりかは幾分マシだったりするけど」
永琳「それでも負けは負け。どんな状況だろうと、その時に出た結果が全て。それが東方サッカーの大会というもの」
魅魔「残酷だけど、勝負事とはそういうものさ。例え不利な状況であろうとも、試合から逃げることは許されない」
紅エリー「私はもう試合から逃げ出したかったんだけど…」
幽香「逃げるのも一つの手と言われてるけど………逃げなんて選ばないわよね」
パチュリー「当然よ。何もせずに逃げたりなんかしらたもう一方で頑張ってるレミィから後で何言われるかわかったもんじゃないわ!!」
紅エリー「そうなのよね。もしあそこで逃げたら後で幽香様にどんな目にあわされるのやら……」
メディスン「よくわかんないけど、向こうではありすも頑張ってるんだし逃げないよ!!」
アリス「加えると、調子悪ければ悪いなりの戦い方はいくらでもある…って言いたいとこだけど、都合よくいくわけないわよね」
藍「そんなに気にするな。アリスだって本格的な試合でのボランチ担当は初めてなわけだし、この試合で学んだことを次の経験としてつなげればいいわけだ」
ルナサ「とこんな感じで惨敗食らっても、皆鬱とならず前向きに次へと進めた」
リリカ「ない胸を張ってだけど」
メルラン「ぺったんぺったんつるぺった〜んξ・∀・)〜♪」
パチュリー「それを歌いたいならレミィ側でやりなさい。もっとも……後のことはしらないけど」
永琳「どうせ聞かせるならメイド長が一番なのかもしれないけど………今酒場での死合開始はカリスマスター姉に大迷惑かけるしやめとくわ。なかったことにしてちょうだい」
魅魔「それじゃ、気にせず次へ行こうか。次は『彼女が水着に着替えたら(水着)』でその名の通り……」
幽香「全員が水着姿という面白いチームだったわ」
紅エリー「しくしくしく〜〜」
霊夢「まぁ格好はふざけていたかもしれないけど、機能性という点ではあれほど動きやすい姿はないわけだし」
藍「何を言うか!機能性というものはこの生まれたばかりの姿が一番だろうが!!(スッパテンコー)」
アリス「はいはい、上海と蓬莱。スッパはモザイクかけといて」
上海蓬莱「シャンホーライ(らじゃー)」
ルナサ「今回はスルーか」
永琳「あの褌に比べれば実害はあまりないのだし、こういう水着番組に『ポロリ』は読者サービスとしてお約束だから充分許容範囲よ」
パチュリー「私はこのドキュメンタリーを水着番組なんかに変えさせた覚えないんだけど…」
アリス「無理でしょ。今の私達は酒場店員含む全員が水着姿なんだし、どこからどうみても水着番組よ」
メディスン「『どきっ☆水着だらけの幻想酒場!!ピチューンもあるよ』…がタイトルだってさ」
パチュリー「とにかく試合振り返るわよ。試合は……霊夢や魅魔が復帰して、私を筆頭に調子も戻ったわけなんだけど…………」
霊夢「酷かったわよね。いろんな意味で」
紅エリー「仕方ないじゃない!!こんな格好でまともにサッカーなんてできるわけないじゃないのよ!!」
メルラン「なせばなるぽよ」
リリカ「そうそう、現に一部は恥ずかしさなんか関係なしで動いてたもんね」
永琳「確かに、一部というか…夢美教授はいちご柄という年を考えないような水着姿でも全く動じてはなかったんだけど」
幽香「………あれはもう、羞恥心と一緒に平常心も失ってたわね」
魅魔「合体チャンスに2度もスルーだしな。さすがにあれは酷いと言わざるを得ない」
藍「そういう私達も得点チャンスを幾度か潰してしまったりもしたが…結果的にみれば4−0なわけだし、初戦の借金も消しさる完全勝利だな」
紅エリー「もう身も心もボロボロよ…死に体orz」
ルナサ「…(ちゃらりら〜)」
メディスン「諦めちゃダメ!!まだはじまったばかりなんだしくじけちゃだめだよ!ぷよぷよもしちゃだめ!!」
メルラン「ぷよぷよなんて誰もしてないξ・∀・)ぽ〜(パッパカパー)」
大ちゃんプリン「おまたせしましたー。追加の冷えたスライムゼリーですよ〜」
全員「………」
アリス「な、なにそれ…ウネウネと動いてるけど大丈夫なわけ?」
カリスマスター姉「鮮度が命なんだし、生きているからこそいいのよ」
永琳「……ちなみに仕入れ元は?」
カリスマスター姉「いつぞやの冷凍ハンバーグと同じ『宵闇&亡霊・美食の会』からよ」
パチュリー「………あそこもえろはなと同類とみてもいいのかしら」
魅魔「別にいいじゃないか。あそこは美味しいサボテン料理発祥の地でもあるのだし、こうやって新作料理を出す分は構わないだろ」
リリカ「うぇぇ〜〜そうはいっても、うねうねとうごめく水色半透明の物体はちょっと遠慮したいかも」
霊夢「見た目で味を判断したら食材が可哀想だし、何より昔から言うでしょ。ゲテモノは相場では美味いことが多いっと」
藍「それはそうかもしれないんだが…………まぁ冷凍ハンバーグだって材料はともかく味は評判だったわけだし、食べてみると案外」
大ちゃんプリン「はい、是非とも食べてくださいな。てことで、早速てーb……(コケッ☆)はぅ」
どってーーーん☆
上海「シャンハーイ(えっと皿を頭上に持ち上げていた大ちゃんプリンがでっぱりに躓いて〜)」
蓬莱「ホラーイ(大ちゃんプリンすっ転ぶと同時に持ち上げていた大皿は中身ごとご主人様達に向かって飛来するから……つまり)」
パチュリー「いやぁぁぁぁぁ!!!」
アリス「ねばねばが、ねばねばが全身にぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
紅エリー「ねばねばがぐちょぐちょでぬるぬるしてもぞもぞぉぉぉ!!!!」
上海「シャンハーイ(こうなるわけ〜)」
メルラン「あははははははははーーξ>∀<)」
リリカ「あーーくすぐったいくすぐったい!!変なとこに入らないでー!!」
ルナサ「うくくく……(悶絶中)」
幽香「うふふふふふふ……ゾクゾクとしてきていい刺激ね」
霊夢「どこがいい刺激よ!!こんなひんにゃりとしてべとべとしてぬるぬるな……アッー!!!やめてやめてー!!!」
永琳「皆落ち付きなさい!ここでパニックになると……あぁん、そこは駄目ぇ!!」
藍「と、とにかく皆落ち付いて対処……ってちょっま、尻尾に絡みつくのはぁぁぁ!!!」
大ちゃんプリン「あぁぁ……大惨事ですぅ。カリスマスターれみりあ様どうしましょうどうしましょう(オロオロオタオタ)」
カリスマスター姉「ふふふふ…大丈夫よ、大ちゃんプリン。このカリスマスターに任せなさい!!」
魅魔「ほぉ、スライムに全身絡み付かれていても冷静とはやるじゃないか」
大ちゃんプリン「はい、さすがカリスマスターれみりあ様。そこにしびれるあこがれるぅ!!」
カリスマスター姉「こんな下等生物なぞ、私のスペルカード。紅魔『スカーレットデビル』で全て焼き払って……」
魅魔「それはやめろ!!前回の二の舞になってしまう!!!(急いで羽交い締め)」
カリスマスター姉「離せー!!離さない!!離した!!離す!!離そう!!離せない!!離すとき!!!」
大ちゃんプリン「……………」
メディスン「…ねぇ、スーさん。皆どうしちゃったの?」←人形で感覚がないから平気な奴
上海「シャンハーイ(とんでもないことになっちゃったし、これはもう撮影中止にしちゃう?)」
蓬莱「ホラーイ(うん、一応試合については大体終わってたしこんな状況じゃもう続きできそうにないから中止でいいと思う。ただ…)」
上海「シャンハーイ(ただ…?)」
蓬莱「ホラーイ(今の図は絵的にマニア受けってやつがしそうだからこのまましばらく撮り続けることに)」
上海「シャンハーイ(なる〜さっきえーりん先生が言ってた『読者さーびす』って奴なのかー)」
蓬莱「ホラーイ(そーいうこと。売上アップのために、テープの残量がなくなるまで撮り続けてみよう)」
上海「シャンハーイ(おー)」
追伸:蓬莱人形の予測通り、今回の放送事故?によってドキュメンタリーの視聴率と売上が通常の3倍となり、その収入が酒場再建費として役立ったそうだ………
一応次回へ続く
ガチャピン「バケー(緊急告知。ぼめんねラジオでおなじみのりるる閣下が7月20日の昼13時から『耐久ラジオ。聖剣3をクリアーまでラジオ中継』っていうのをやるらしいぜ)」
ムック「モケー(放送中はいつものごとく鈴蘭畑でワイワイやってるそうだから暇なら行ってみてもいいかもな)」
ポンキッキーズ「バモケー(以上、緊急告知CMでしたーっと)」
おまけ
酒場の落書き帳に残されていた写真。
一体誰がいつのまに撮影したのやら……
■ 黒赤マジック【魔】(黒赤魔) 戦歴
予選1回戦(2Pサイド)結果:敗北
vs カリスマ図書ガール(CTG) 監督:なたまにあ 0−3
予選2回戦(2Pサイド)結果:勝利
vs 彼女が水着に着替えたら(水着) 監督:紅みかん 4−0
得点:パチュリー(サイレントセレナ2点)・魅魔(トリニティスパーク1点・強烈ボレー1点)
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