現在地:酒場



                         
                        ,ヘ/L──- 、
 U [] V 日 ▽ U [] V    Lニ)r_」=== イ フユショウグンクロマクシュツボツチュウ
 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡     ,ヘ、i ノノλノハノヘ  
く|   ,..-──-ヘ/i |>[] 目   .。,'  `(ハリ ゚ ヮ゚ノi) ',
 ヽ、 ,'y,..-=== y + /<>  ____|~~| .i >〈(つi!と!)  i
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     ,く/_!__」>,  ━┳━     ━┳━     ━┳━









リリカ「しっとの心は!!」



カナ「父心!!」



リリカ「押せば命の!!」



カナ「泉わく!!」





リリカナ「見よ!!しっと魂は暑苦しいまでに燃えている!!」















ミコ「はーあったかいわー」


魔梨沙「うふふ、こんな焚き火があるならさつまいもでも持ってこればよかったかしら〜」



カナ「ちょ、人の魂の炎で暖を取らないでよ!!
…って、これパッパラ隊で似たようなことあったわね



幽香「そんなこと言われても寒いんだから仕方ないじゃない。だって仕方ないじゃない」


エリー「あの〜寒いのはわかるんですが、だからって私の上着を奪い取らなくても(ガクガクブルブル)」


メディスン「なんで今日はこんなに寒いんだろーね」


魅魔「今は冬だしねぇ。仕方ないことさ」


リリーW「ですが安心してください。春はすぐそこに来てますですよ〜」



リリーB「春は春でも頭の中の春が」



霖之助「そんなおめでたい頭を持ってるのは霊夢ぐらいだと思うんだがね」



全員「………」



カナ「今さらながらに突っ込むけど、そんな褌一丁の姿で寒くないわけなの?」



霖之助「そりゃ寒いに決まってるじゃないか(ドキッパリ)」


魅魔「寒いなら服を着なよ」



霖之助「それは無理な相談さ。仮にもこのスタイル(赤褌一丁)を貫くからには、こういう寒い時こそ率先して行わなければ意味がないじゃないか」



幽香「ふ〜ん、なんだかんだ言ってそれなりのポリシーはあるのね」


エリー「ポリシーはいいんですが、そろそろ私にも何か服を…」


幽香「駄目よ。貴方もあの赤褌を見習いなさい」


エリー「無理です〜私はあんな変態とは違って寒さにはそれほど強くないんですよ〜」


幽香「じゃぁこの機会に寒さへの耐久をつけなさい」


リリーB「鬼だ。鬼がここにいる…」


リリーW「ところで、今日はなぜ暖房がないのですか〜?」


ヘタレマスター鳥「この前の喧嘩でストーブが壊れて今修理中なのよ。だから今日は特別に身体があったまる鍋料理を用意したげるわ」



リリカ「じゃーリクエストとして鳥鍋をよろしく」



ヘタレマスター鳥「貴様は泥団子でも食ってろ!!」



幽香「泥団子?私達はお客様なのよ。金づるなのに泥団子食わせるなんて一体どういう了見なのかしら……(ユラリ)


魅魔「そうだねぇ、いくらなんでも泥団子は酷いんじゃないのかい?」


ヘタレマスター鳥「え、いやその…」



リリーW「今日はヘタレマスター鳥さんの鍋で決定ですね〜」



ミコ「あー裁くならナタを持ってこないとね」



魔梨沙「あら〜裁くならナタよりいいものあるじゃない。ほら、そこに大鎌が」



エリー「(落ちてたボロ布を纏いながら)えっと〜〜〜………私にできることは苦しませず一撃で首をはねる程度しか」



リリ−B「…今謝ればまだ間に合うと思う」


メディスン「そうそう、皆も鬼じゃないしね…たぶん」


霖之助「土下座する等して誠意さえみせれば許してくれると思うし、命が惜しければ今すぐ額をこすりつけた方がいいと思うよ」


ヘタレマスター鳥「申し訳ございません。泥団子は言い過ぎでした(土下座)」


幽香「申し訳ないなら、私達を満足いく鍋料理を持ってきなさい」



魅魔「一応言っておくが、『やみなべ』なんか持ってきたら……どうなるか、わかってるな」



ヘタレマスター鳥「は、はい……必ずや満足のいく鍋料理をお持ちいたします」


カナ「っという鳥いぢめはおいといて、今回の撮影は昨年の秋に行った監督同士がタッグを組んで挑む『全宇宙最強タッグトーナメント杯』の第二弾となる『全宇宙最強タッグバトル杯2nd』の撮影よ」



ミコ「前回はトーナメントと銘打っておきながら実際はスイスドローだったから、今回はしっかりそこを直してるみたいね」



魔梨沙「直った原因はやっぱりに私達が突っ込みを入れたからかも」


リリーW「私達だけでなく、他方面から突っ込みを入れてそうですが〜ありえないことでもないですね〜」


リリカ「それはともかく、説明するとこの『タッグ杯2』も前回同様、パートナーとなった監督がそれぞれ別のチームを編成。でもってその2チームを前半戦チームと後半戦チームと分けて30分ハーフなしの試合を行う」


リリーB「そして、双方の合計得点で最終的な勝敗を決める…のは前回と同じ」


魅魔「ただ、前と違ってお互いのチームでのダブリができないんだっけな」


幽香「そうそう、だから事前にお互い誰を起用するかを話し合っておく必要があるのだけど………」



メディスン「えっと〜つまり、今回リリカが一人だけなのは向こうの監督さんが『リリカは要らない子』といって仲間外れにされちゃったからなんだ」



エリー「その通りなんだけど、言いにくいことをズバッと言い切るその大胆な性格がうらやまs……はっ?!Σ( ̄□ ̄|||



リリーW「自分から死亡フラグ立てましたね〜」


リリーB「……さよなら」


エリー「あ、あぁぁぁ…えっと〜」



リリカ「いやいや、事実だから別にいいんだけどね。それに………
このピアノを吸いたいのは門番じゃなくって、向こうのめるカン監督だし(ごごごごごごごご)



カナ「そうよね。私だって騒霊の仲間なのに、名前すら挙げられず忘れ去られていたのだし……(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)



霖之助「リリカはともかく、カナが忘れ去られるのはいつものことで何ら不思議なことでもn……」











カナ「夢消失!!!」

















霖之助「ぶごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」



















ミコ「お約束はさておいて、今回のパートナーをめるカン監督にしたのは完全な私怨なのね」



カナ「その通り!!
虹河三姉妹だけスポットがあたってるなんてぱるすぃぱるすぃ……


リリカ「さらにいえばメル姉やルナ姉だけでなくカナでさえも嫁宣言されている中でリリカだけが何もなし……リリカだって、リリカだって……………


魅魔「あーそういえばリリカだけ特定の相手がいないんだったっけな」


魔梨沙「えっと、メルランは言うまでもなくルナサの方はH極カオスが初出場とかいう新人監督だったアユタ監督が現れて良い仲になってるとかいう話で」


リリーB「カナは私達のオーナーが嫁宣言してた」


幽香「つまりあれね。皆声をかけられていく中で一人だけ誰からも声をかけられず、その行き場のない怒り嫉妬の炎に変えていると」



リリーW「女の嫉妬ほど醜いものはありませんね〜」


エリー「でもあれよ。頑張ってればいつかきっと」


リリカ「うん、大丈夫。この件はみんなに関係ないことだし、要はリリカ一人でもできるってとこ見せればいいだけの話なんだよ」


メディスン「そーだよ。私だってありすもアリスもいない中でやるんだから一緒に頑張ろう!!」


魅魔「いつも3人一緒で姉の後ろをついていくだけだった末っ子が今回ついに一人立ち。経緯はともかくいい話じゃないか」


魔梨沙「全くですよね〜ある一点以外は」


ミコ「そうそう、ある一点以外というか…………そんなに意気込んでるなら最大特化した上で最前線に出てこればよかったんじゃないの?」


幽香「私達も鬼じゃないし、そういう復讐劇を企ててるなら喜んで協力してあげるわよ」


エリー「ついさっきヘタレマスターを恐喝したのは誰でしたっけ(ぼそっ)」


幽香「エリー、何か言ったかしら?」


エリー「イ、イエ。タダノソラミミナンデスヨ。ハハハ……」


リリーB「で、自分自身を特化させなかった理由は…?」


リリカ「だってこれといったハンデが稼げないんじゃ、どうあがいても活躍なんて無理じゃん」



カナ「復讐者がそんな後ろ向きな気持ちでどうするのよ!!」



リリカ「でもね〜カナとかメル姉と違ってリリカは最初っから勝ち目のない勝負を仕掛けるつもりないし。
それに復讐とか嫌がらせなんて他にもやり方あるじゃん」



リリーW「なるほど〜確かにアレは嫌がらせとしては最適ですね〜」



魔梨沙「あまり褒められたやり方でもないけど、私達は特に止めないわよ」


ミコ「タッグ杯関係はガチ大会系統と言っても遊び要素が強いものだし、キャプテンの方針には文句言わず付き合ってあげるわ」



幽香「でも、前回は弱小として名高い『ZEF』で今回はそのさらに下位とも言われる『ξ・∀・)』をパートナーに選ぶなんてオーナーはドMなのかしら?」



魅魔「ドMじゃなくって『リリカは要らない子』なんて言われたリリカやカナの気持ちを組んでやったんだろ」



リリーB「もしくは、面白い展開が望めるから」


リリーW「私もお姉ちゃんと同じ意見ですね〜もっとも、いざ出来上がったこのチームはオーナーの予想の斜め上でしょうけど」



エリー「斜め上どころか、バックアタックも入ってるんじゃないかなーっと」


カナ「入ってるでしょうね。キャプテンの座をかけたジャンケンに負けた以上、メンバーの決定権はリリカにあるんだけど………」



メディスン「え、何?もしかしてあの赤褌さんがいることがおかしいの??」



ミコ「おかしいもなにも……その通りよ」


幽香「ルール上では認められている赤褌を起用。レベルも戦略も申し分なくしっかり勝つために練られている」



魅魔「でも、赤褌起用チームはまず間違いなくイロモノとして見られるからねぇ」



魔梨沙「どんなにまともなチームでも私達がイロモノなせいで巻き添え的にイロモノ扱いとされちゃうめるカン監督を思うと不憫ですよね〜うふふ…」


霖之助「君たちねぇ……是非とも試合に出て下さいって頭下げてきたから何の意図があるかと思ったらそういうことだったんかい」←戻ってきた


リリーW「別にいいじゃないですか〜少なくとも正月早々生き埋めとなってたところを助けてあげたのですからその恩を返すために働くべきですよ〜」












リリカ「具体的に言うと、上みたく放送事故の連発。それさえやってくれれば後はもう負けちゃってもいいから」



霖之助「なんていうか、完全な投げやり状態だね。それでいいのかい?」



カナ「いいわけないじゃない!できることなら勝つのよ!!むしろ、勝て!!



幽香「ところで、赤褌の加入のせいでFWからいきなりスィーパーへ移動させられた件についてはどう考えてるのかしら?」


リリーB「そういえば、いつもならこの時点で騒ぐ」


エリー「もしかして、マゾに目覚めた…とか?」



カナ「どこぞのH監督じゃあるまいしそんなわけないでしょうが!
私だっていきなりの変更で不満バリバリよ!! …でも」




メディスン「でも?」



カナ「そんなこというと、リリカに肩をぽんっと叩かれながら『じゃぁカナは解雇ね。さよ〜なら〜』なんて笑顔で言われるに決まってるじゃない!!」



魅魔「……強気で否定できないだけあって現実味ありそうだな」


幽香「むしろ、代わりなんていくらでもいるんだからやるわね。絶対」


リリカ「にしし」



カナ「というわけよ。くやしいけど今回は我慢して………
次こそはキャプテンとして最前線に立ってやるわ!!具体的にいうと『TSSH2』で!!!




魔梨沙「『TSSH2』っていうとあれかしらね〜丁度一年前に行われた自由度の高いどこぞの競馬を思わせる大会


ミコ「あーつい最近開始が発表されてたわね。確かにあれならカナが活躍するに相応しい舞台だしいいと思うわよ」


霖之助「どうでもいいんだが、今は先の大会より目の前にある『タッグ2』の方に集中した方がいいんじゃないかい?」


リリーW「そんな必要ありません。どうせ褌ハンデのせいで私達がやれることなんて少ないんですから〜」


リリーB「身もふたもない言い方だと、そうなる」


エリー「そういうことなんで、今回は活躍できなくても大目に…」


幽香「見るわけないじゃない」


エリー「ですよねー(T▽T)」








メディスン「だいじょーぶ。エリーさんのミスは私がフォローするから…ね」








魅魔「そして、メディのポイズンブレスの巻き添えを食らうエリーっと」


カナ「……………それを考えると、本当に私の待遇は恵まれてる方よね」


リリカ「オーナーからの溺愛を受けてるくせして、恵まれてるどころじゃないじゃん」


ミコ「溺愛といっても、扱いがいいとは限らないわよ」


魔梨沙「オーナーはカナをお気に入りとはいっても特別扱いをする気配もないし」


幽香「むしろ、いぢめて遊んでるんじゃないのかしら」


カナ「………くぅぅ、本当にありえそうだから言い返せないわ」


霖之助「ひとまず、『タッグ2』の作戦だけど僕に全てのボールをまわしてもらうでいいんだね?」


リリカ「構わないよ。どうせ陣形がカテナチオな上にもう一人のFWがホワイトだもん」


リリーW「私にボールが回って来ても赤褌さんへまわしますよ〜」


ミコ「私達MF陣もシュートは撃たずどんどん赤褌へパスするつもりだし」


魔梨沙「実質攻撃は赤褌のみよ」



幽香「最後の砦の魅魔も赤褌ハンデのせいで笊になってるだろうし、2点以上取られたら負けと思いなさい」



メディスン「は〜い。要するに敵を後ろへそらさなければいいんだね〜」


リリーB「敵というかボール…」



リリカ「とにかく最大の目的は放送事故を引き起こしてめるカン監督をイロモノへ引きずり落とすこと!
それさえ達成させたら試合に負けても問題なし!!!




魅魔「笊呼ばわりも気にはなったんだが………それより、オーナーも巻き添えでイロモノにさせていいのかい?」


幽香「監督としてベンチ入りすらしない放任主義入った怠け者なんだし、文句なんてでるわけないじゃない」


カナ「むしろ、自分から落ちて逝くんじゃないかなーっと思ってたり」


エリー「というか、オーナーもめるカン監督も最初っからイロモノ系っぽい気も…」


霖之助「ぶっちゃけると、タッグ杯にでる監督勢の中でまともな思考の持ち主を探す方が難しいと思うんだけどね」



ヘタレマスター鳥「お待たせしました〜当店自慢の…もみじ鍋でございます」




全員「…………」



リリーW「犯罪のにおひがぷんぷんしますが〜その辺りは大丈夫なんですか〜」


ヘタレマスター鳥「じ、地主さんが持ってきてくれた鍋セットの中に入ってたから多分大丈夫…カナ、カナカナ」


幽香「まぁいいわ。これでカンベンしてあげるわよ」


魅魔「これは代金さ。チップも入ってるから取っておきな(パサッ)」


ヘタレマスター鳥「あ、ありがとうございます。ではごゆっくり」


リリカ「あ〜らら。せっかくツケが効くのにその場で支払うなんてもったいない…」


魅魔「金は溜めこむものではなく使うものだろ。大体、金なんて持ってたらロクなことにならないもんだよな。霖之助」



霖之助「何故僕に振ってくる。大体僕は金なんて言うほど持ってないよ。誰かさんが勝手に商品を持っていくせいで…ね」



ミコ「(視線をそらしつつ)さてと、せっかくだしこのもみじ鍋を食べましょうかしらね」


魔梨沙「そうね〜多分これはカオスカップで没った鍋の一つだろうし、問題はないわ」


エリー「問題があるとすれば原材料が……」


霖之助「それは大丈夫。もみじ鍋鹿鍋のことで、あの天狗のもみじとは一切関係ないし、むしろ真っ当な鍋の部類に入ってるはずさ」


リリカ「じゃ、お金も払ったことだし時間もきたっぽいから撮影はこれで終了。でもって、鍋をつつきながら本番に備えて英気を養うよ」



全員「おー」

















リリカ「あーメディがつつくと鍋が汚染されるから別の鍋で食べてよ」


メディスン「は〜い」


エリー「一人はぶられても素直に言うことを聞くのね…」


カナ「メディの場合あまりよくわかってないだけかも」











っということで、本番中いろいろと波乱がありそうだがタッグ2へ続く






編成図









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