現在地:湖の畔




レティ「モニター前に愚民のみんな。あけましたおめでとり〜」


みすちー「略しておめとり〜」


チルノ「おめとり?それ何の意味だ」


てゐ「『おめとり』とは『おめでとり』とも呼ばれる正月になるとどこからともなく現れる縁起のいい鳥とされてるうさ」


幽香「ちなみに、おめでとりは目潰し攻撃が得意で下手に近寄ると敵の目を潰して即座に逃げちゃうの」


永琳「後、温めると自爆するというおかしな習性も持ってたわね」


メディスン「へ〜そ〜なのか〜」


咲夜「一応合ってはいるのだけど、根本的なところで間違えた知識を教えるのはどうかしらねぇ」


藍「間違えているといっても大した害もないことだし、とやかくいう必要はないとは思うが」


映姫「確かにそうなんですが、騙しのテクニックはH割の事実に1割の嘘を混ぜるのがコツと言われてます。よってこの場合嘘を教え込まれる方よりも嘘を教える方に問題が……」


霖之助「そんなことよりも一つ聞きたいんだが…」


咲夜「何かしら?」


霖之助「なんで僕は首から下を地中なんかに埋められないといけないんだい?」


幽香「あら?もしかして首から上も地中に埋めてほしかったのかしら」



てゐ「それとも素巻きの逆さ吊りにした後に火炙りの方がよかったウサ?」



永琳「もしくは雪だるまにして放置プレイ


チルノ「そんなまどろっこしいことせず、あたいに任せれば一発で氷漬けだぞ」


レティ「氷漬けは駄目よ。一応頭だけは残しておかないと会話に加われないのだし」


藍「そんなわけで、それらの案に比べたらまだ暖かい地中に埋められただけマシだと思うが」


霖之助「全くその通り…だと言うと思ってるのかい!!
大体なんで僕がこんな目に会わないといけないんだ!!!




映姫「ん〜そうですねぇ。私としては別に罰を与える程でもないことなんですがSGGK杯の主催や視聴者厳罰を望んでいるのでそれにのっとっただけです」



咲夜「ちなみに、SGGK杯っていうのはSGGK限定による突発大会よ」


メディスン「第一回は私が大活躍したよねーすさん」


幽香「そうそう。でもってその第2回目となる『108の煩悩をSGGK!あけまして褌カップ』なんていうのが大みそかに行われて私達はそれに出向いたの」


みすちー「だから、この撮影は『SGGK杯2』による後日談的なドキュメンタリーということになるわ」



レティ「そういうことで、第一回は全チーム中最低の攻撃力と言われちゃったことだし火力強化『褌』という名前に相応しくするため赤褌を連れてきたわけだけど〜」



藍「結果は1回戦と敗者復活戦を敗退という救いようのない結果となった」



てゐ「そうそう、誰かさんのせいでね〜」



霖之助「ちょ、ちょっと待ってくれ。この大会は勝ち負けどうこうよりも煩悩を叩き出すのが目的のはずだろ!
大体みんなも集まった時は勝ち負け関係なしで皆勝手に自分の目的を果たせばいいと言ってたじゃないか!!



映姫「ええ、だから私達は別に負けたからといっても怒りませんしその責任を特定の誰かへ押しつける気もありません」



永琳「でも、さっき言ったとおり主催者や視聴者『負けた責任を取るためにお仕置きされる赤褌の図』を望んでるのよ」



てゐ「私達も本当は痛めつけるつもりはないのよ。でも、主催や視聴者に望まれて……仕方なく、心を鬼にしてこうやって拷問させてるウサ」


霖之助「その台詞。今度は僕の目を見ながらもう一回言ってくれないか?」


藍「ていうか、この中で一番張り切って霖之助を地中に埋めてたのは誰だって突っ込みたいんだがな」



咲夜「それに、誰かさんはせっかくだから肥料と称して腐った人参と一緒に地面深くへと埋めようとしてたわよね」



幽香「全く生きたまま地面に埋めるなんて残酷なことを考えるわ」


みすちー「えっと、それって優しさからの発言…?」



映姫「そんなわけありませんよ。残虐非道な幽香の本質から考えて苦痛に歪む被害者の最後を拝めない自分が残酷という意味合いで言ってるのでしょう」



幽香「その通りよ。よくわかってるじゃない」


レティ「さすが最強の妖怪と自負するだけのことはあるわ〜」



永琳「さしものスカーレットデビルも幽香の冷徹な残酷さにかかればまだまだね」



咲夜「永琳……もしかして、それはお嬢様侮辱しているのかしら?」



永琳「そんなつもりはないわ。ただ、レミリアはまだまだおこちゃまだっていう事実を言っただけよ」



咲夜「そうね、確かにお嬢様は手のかかる子供だし………何より育ち盛りだから食欲旺盛で困ってるのよ、実は(ちゃき)」



永琳「そう、だったらおこちゃまらしくミルクを飲ませてあげればいいじゃない。もっとも、貴女だと到底満足逝く量の確保は難しそうだけど(ちゃき)」



咲夜「ふふふふ……あいにく、お嬢様は新鮮なミルクよりも長年熟成された血の方が好きなのよ。しかも何千年という月日をかけて熟成された濃厚でコクのある生き血が」



永琳「………」


咲夜「………」



































死・合・開・始!!

























藍「結局、あの二人はああなるのか…」


メディスン「それより、止めなくていいの?」


映姫「二人とも煩悩が多すぎですからね。あの衝突で煩悩も叩き出してくれるはずなので、気が済むまでやらせておきましょう」


幽香「そういう閻魔様も煩悩が溜まってるように見えるけど、よければ叩き出してあげましょうか?」


映姫「余計なお世話です。大体私のどこに煩悩があるというのです」



みすちー「うん。どっちかというと、閻魔様が溜めこんでいるのは煩悩というより鬱憤ストレスだし」



てゐ「そのストレスは試合中のジャッジメントで存分に発散されてるウサよね」



幽香「あーそうだったわね。よかったわ、私がこの傘で叩くただでさえ小さい背がさらに縮んでしまうことになりかねなかったのだし」



映姫「………幽香」



幽香「何かしら?おちびちゃん





映姫「今から死刑にしてやるから覚悟しろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

































藍「………なぁ、ちょっと頭が痛くなってきたから帰ってもいいか?」


レティ「その気持ちはわからないでもないんだけど、まだ撮影中よ」


メディスン「しかも試合のことには何も触れてないし」


てゐ「仕方ないうさ。特攻薬をあげるからこれで元気出してうさ」



藍「てゐの特効薬。なんだか嫌な予感しかないので断ってもいいか」



てゐ「そんなこと言わずに、人の好意は素直に受け取ってウサ」



藍「だから要らないと言ってるd………」




















ブシュッ
















チルノ「おーさすが特効薬、効果は抜群だ」


みすちー「でも、効果抜群過ぎて鼻血吹いちゃったわよ」


レティ「しかも出血多量で気絶しちゃったみたいだし」


メディスン「ねぇ、特効薬って一体何渡したの」



てゐ「なんてことないウサ。ただ、橙のピーで×××な写真を…」



出オチ「ちょ!なんて破廉恥なものを渡すんですかぁ!!犯罪じゃないですか!!!」



みすちー「うわっ、いきなりツッコミが来た」


チルノ「ていうか、誰だお前?」


出オチ「私ですか、私は…」


レティ「あ〜H極カオス不甲斐ない結果をだしたせいで出オチと命名されたヤング監督の出オチさんね」



出オチ「なんでそうなるんですかぁぁぁ!!
私にはVIVITっていうしっかりとした名前があるんですよぉぉぉ!!」



てゐ「でも、左にはしっかり『出オチ』って書いてるウサね」



出オチ「そ、そんなわk……はぅぅぅ?!!! 何時の間に…」



みすちー「何時の間にっていうか、最初っからなってたわよ」


レティ「まぁ、それは置いといて何しにきたのかしら〜」


みすちー「一応聞いておくけど、今回はゲスト招聘なんかないはずよね?」


ガチャピン「バケー(もちろん。今回はどこにも話を通してないぜ)」


ムック「モケー(ちなみに、一応解説しておくが奴は一回戦を戦ったヤング監督のえぐる所属だ)」


出オチ「はっ、そうでした!!実は貴女達に頼みがあって……」



てゐ「だが断る!!」



出オチ「まだ要件も言ってないじゃないですか〜〜せめて話だけでも……」


メディスン「うん、せっかくわざわざ遠方から来たんだし話ぐらいは聞いてあげるべきだよね」


チルノ「仕方ないから聞いてやる。ありがたく思え」



出オチ「ありがとうございます。実は私の名前なんですが」



みすちー「無理」



てゐ「不可能」



レティ「諦めなさい」



出オチ「まだ言いきってもいないのに即答ですかぁぁぁ?!」



みすちー「いや、だってなんとかしようにも私達と戦った時は………」








レティ「↑だけの出番しかなかったじゃない」


てゐ「あんなのでどうこうしろなんてHがケロちゃんに勝負を挑むようなものウサよ」


みすちー「そうよね。いくらあの山の神様が冷気に弱いと言っても基本スペックが雲泥の差だし、どうあがいても勝てるわけないわ」



チルノ「その通り!10年早いからで直してこい!!…でいいんだよな?」



レティ「一応意味はあってるけど……気付かないならまぁいいわ」



出オチ「じゃ、じゃぁ私はどうなるんですか〜ずっとこのままなんですかぁ〜?
嫌ですよ〜元はと言えば貴女方が原因なんですからなんとかしてくださいよぉ〜」


メディスン「なんか可哀想になってきたけど、なんとかならないの?」



みすちー「そう言われても無理よ。大体出オチの命名原因H極カオスの主催本部で私達に直接関係ないし」



てゐ「そうこうしてるうちに撮影時間も迫ってきたウサね」


チルノ「ん?もうそんな時間なのかー」


レティ「結局、試合に関してはほとんど触れなかったわね〜」


メディスン「でも前回もそんな感じだったし、いいんじゃないの?」


てゐ「ついでにいうと大会参戦の目的は煩悩を叩き出すためで試合そのものはおまけみたいなもの。
おまけに力入れて解説する必要性なんか全くなし



レティ「まさにその通りね〜それにチルノは次の大会のメンバーに選ばれてるようだし、用意は大丈夫かしら?」



チルノ「そうだった!あたいは大ちゃんと一緒に『冬の陣』っていうのに出るからその用意をしないと!!!」



みすちー「チルノに用意なんてないような気もするけど、私も屋台の仕込みがあるからそろそろお暇したいし」


レティ「じゃぁ、今回はこれで終了ね〜」



出オチ「え〜ちょっとまってくださいよ〜〜まだ私の…ぶぎゃ



てゐ「あ、流れナイフ&矢&葉&卒塔婆が当たったウサ」


メディスン「あの4人まだ戦ってたんだ〜」



みすちー「そうみたいね。段々規模も大きくなってきてるみたいだし、このままここに留まってると私達も巻き添えであそこの鉄屑の二の舞になりそうだからそろそろ逃げた方がいいのかも」



レティ「そうと決まれば善は急げ。撮影は終了で巻き添え食らわないよう即刻逃げるわよ〜」



全員「らじゃー」



























霖之助「あの〜みんな僕のこと忘れてないかい?
っていうか、君たち態々僕を中心にして争わないでk……











咲夜「殺人ドール!!」











永琳「爆宙アポロ!!」











映姫「ラストジャッジメント!!」











幽香「ダブルスパーク!!」


















霖之助「アッーーーーーーーーーーー!!!!!」




















どっごーーーーーーーーん………





















…………








咲夜「はーすっきりしたわ…で、私達何で戦ってたのかしら?」


永琳「そういえば、なぜだったのかしら?」


幽香「でもまぁ久々に大暴れできて満足したし、今日はこの辺で引きあげましょうかしら」


映姫「そうですね。撮影のメンバーは私達以外皆帰ったようなので私達も帰りましょう」


藍「あ、あぁ…橙のことも気になるし、帰るとしようか(なんとか復活)」


霖之助「………(復活できないどころか衝撃で完全地中へと埋まった)」








そうして、皆が飛び去っていく中一人残された霖之助はこの後どうなったか………
誰も知る由もない








追伸:出オチは大爆発前に復活。でもって泣きながら帰っていきましたのであしからず




終わり







■ 黒赤マジック【G】(黒赤G) 戦歴


1回戦(1Pサイド) 結果:0点ルールにより敗北
vs どてっぱらをえぐりたい2009(えぐる) 監督:ヤング  0−3

得点:―――



敗者復活戦(1Pサイド) 結果:負け下がりにより敗北
vs SGGKが 1/6ダースも!(ダース) 監督:幽明の岡 2−1

得点:赤褌(朱鷺子とのコンビプレイ1点・強烈ボレー1点)



成績:0勝2敗

総得点2 総失点4

成績:初戦敗退
得点:赤褌(3点)















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