現在地:守矢神社









早苗「こんこんわーお!」



椛「わんわんおー!」



早苗「早くも大人気?!な黒赤ドキュメンタリーSUMOU杯編。司会は毎度おなじみの東風谷早苗と」



椛「私、下っ端白狼天狗の犬走椛がおおくりするッス」



早苗「さて、そういうことで『幻想郷相撲トーナメント杯』略してSUMOU杯も2月場所に引き続いて4月場所が無事に終わったわけですが…」



椛「大会の話の前にまずゲストさんをお呼びするっすよ」


早苗「あーそうでしたね…で、今回のゲストって誰でしたっけ?」


椛「しっかりしてくださいよ。仮にも司会なんすから」


早苗「いやまぁその〜幻想郷では大雑把でいるべきだと聞いてますから細かいことは忘れるようにしてるもので」


諏訪子「まぁ大雑把でいること自体はいいんじゃがのぉ」



早苗「あー今回のゲストはケロt…諏訪子様でしたか。それで、そこにいるのはでしょうか?」



ヤマメ「誰が餌だー!!」



椛「いや、でもカエル蜘蛛の組み合わせとくれば食物連鎖的にみても……」



諏訪子「安心せい、ワシは"ツチ"臭い蜘蛛なんぞ食わん」



早苗「"チチ"臭いっていくら見た目が幼女っぽくても失礼じゃないでしょうか?」



ヤマメ「あんたの方が失礼だ!!」



椛「まぁまぁ、本当のことなんすからそうカッカしないでくださいっすよ」



諏訪子「怒りっぽいのはカルシウムが足りない証拠じゃぞ。ほれ、ミルクでも飲め」



ヤマメ「誰が怒らしてると思ってるんだ!全く…(ゴクゴクゴク)」



椛「ミルクなんて飲んだら余計に乳臭くなると思うんすけど、スルーしてそろそろ始めるっすか」



早苗「それでは、本日のゲストは諏訪子様とヤマメさんのお二人方をお迎えしておおくりいたします。まず手始めにこの『幻想郷相撲トーナメント杯』とは…」


椛「前回の内容を確認してください。以上っす」


諏訪子「手抜きじゃのぉ。それでいいんかい?」


椛「同じ解説なんて面倒っすからそれでいいんですよ」


早苗「全くですよねー手を抜けるところはとことんまで抜いちゃいましょう」


ヤマメ「(げぷっ)…てか、なんで私はこんなとこに呼ばれたんだろ」


椛「あーそれはですね。ヤマメさんがオーナーのお気に入りだからですよ」


諏訪子「なんでも幻想麻雀では嫁であるカナがいないから仕方なく別キャラをっと探ってたらお主に目が止まったらしくてのぉ。そのまま使い続けてたら愛着持ってしまったそうじゃ」



早苗「そして、今ではスタンダードな愛用キャラですよ。凄い出世じゃないですか」



椛「そうっすよね。ヤマメさんなんてフリーのネット対戦で70戦以上こなした今でもまだ遭遇したことないぐらい使われないキャラなのに率先して使われるなんてすごいっすよ」



ヤマメ「そう言われると…悪い気がしないかなーなんて」



椛「もっとも、オーナーはイロモノで有名なのでイロモノ系という証明にもなりそうっすが」



諏訪子「そんなこというと、お主はそのイロモノ系にすら避けられるキャラの証明にもなってるぞい」


早苗「ですよねー大体あんなびみょんなキャラなんて誰が使うでしょうかー」



椛「少なくとも私は初心者に好まれると思うんすが、まぁ不人気なのにはかわりないっすね」


ヤマメ「っとなると、やっぱり愛用されてる私はまだマシな方…でいいのよね?」


諏訪子「さて、脱線はこれぐらいにして本題にもどるかのぉ」


ヤマメ「……病原菌ばらまいたろか(ぼそっ)」


早苗「それで本題ですが先ほど述べたとおり今回は『幻想郷相撲トーナメント杯』4月場所分の撮影となっております」


椛「でもって4月場所は2月場所とは違い平均レベルが19以下のチーム限定という制限が課せられたんすよ」


諏訪子「それによって出場できる大会も限定されたそうじゃのぉ」


早苗「低レベル帯なので確かに限定はされましたが、逆にいえば限定されたからこそ光るチームもでるわけで…その絶好なチャンスとして選ばれたのが前回のイブ杯とほぼ同時期に開催された大会。『箸休め杯』に出場した平均レベル16『黒赤マジック「Z」(黒赤Z)』です」


ヤマメ「その頃はまだ地下に潜ってたから詳しく知らないけど、確か初戦でボコボコにのされたとか」



椛「えぇ、なんでもこのチームは初戦で6−0という大差を付けられて敗退という大失敗もいいところなチームなんすよ」



諏訪子「もっとも、主力メンバーはバカルテットじゃからの。無理もない結果じゃろうな」



早苗「さらに付け加えるとZチームはハンデが重くのしかかっていたチームだったので、レベルの力で押し切られたとも言えますねー」


ヤマメ「つまり、今回はそのネックだったマイナスハンデがなくなる分強くなるってことに」



椛「確かにそうなんすが、逆に言うとそれは相手も同じなんすよねー。なので、中にはジョーカーとも呼ばれるチートチームも出てきたそうっすよ」



諏訪子「抽選ラジオは聞いてないからようわからんが、プレ文花帖杯なんかはジョーカーチームの代表格だったそうじゃのー」



早苗「ですねー。さらにいえば箸休め杯も必殺持ちGKが使えただけあってそれなりのこと言われてたようですが、聞いてない以上憶測です」


ヤマメ「聞いてなさいよ」


椛「仕方ないじゃないっすか。抽選ラジオの放送は深夜なんすから」


諏訪子「深夜といっても他の監督勢にとっては問題なかったそうじゃがのぉ」


早苗「オーナーは酒だけじゃなく夜にも弱いそうですからねー」


ヤマメ「情けないというかなんというか…といっても今さらこんなこと言っても仕方ないわね」


諏訪子「そうじゃな。今さら文句言ったところで無駄じゃろうし、大人しく試合の方を振り返ってみるかのぉ」



椛「えー試合の方っすが、まず結果だけを話すと1回戦は不戦勝で2回戦と3回戦を突破して準々決勝で敗退なので最終成績はベスト8っす」



早苗「前回はベスト4で番付が上から3番目の『前頭筆頭』でしたのでトータルの成績から考えると無難でしょう」



ヤマメ「あーこの大会は実際の相撲みたく番付されるんだったっけ」



諏訪子「そうじゃのーといっても主催曰くただの遊び要素で深い意味はないそうじゃが」



椛「どういう基準で付けてるかは不明っすが遊びなので深く考えない方がいいっすね」


早苗「ではそういことで、実際の試合ですが初戦は…FWが文さんと魔理沙さんだったとはいえGKが名無しなので問題なし」



諏訪子「こっちのGKは大妖精じゃからのー。火力では負けてるとはいってもGKの性能雲泥の差じゃ」



ヤマメ「主催曰く『GKが名無し同士ならまだ勝敗がわからなかった』とも言ってたし、名無し同士だとどうなってたやら」



椛「もっとも、次の相手が夢子だったのでGKの有利なんてなくなったというか…」



早苗「低レベル帯で悲しみドールなんてどう考えても\(^o^)/感あふれまくりですよ」



諏訪子「大妖精はガッツ回復早いとはいっても、最大ガッツ量は低いからのー」


ヤマメ「それに対してあのメイドは初期ガッツが高いんだっけ」


椛「えぇ、初期で800超えですからガッツ切れ狙いも難しいはずっす」


早苗「それでも弱点は空中補正が低いのでVフォームによる空中補正を生かした空中サッカーで攻めればまだ…と思ってたんですが」



諏訪子「現実は甘かったそうじゃな」










椛「みたいっすね。その空中サッカーの必殺コンボである夜雀毘沙門天で夢子さんを見事に攻略したどころか」



ヤマメ「その後は蜘蛛の糸みたく敵の動きをがんじがらめに封じてそのまま逃げ切るなんて…」



早苗「相手をカオスへ巻きこみつつ泥沼へ引きずり落として勝利を拾う。これぞまさしく黒赤がもっとも得意とする『カオスサッカー』ですね」



諏訪子「その『カオスサッカー』は主催も評価されて技能賞も獲得したしのー。オリジナルの箸休めで惨敗食らった結果からみればまさに悔いなしじゃ」



ヤマメ「そういえば次の準々決勝で戦ったRB監督は箸休めの方で…」


椛「あーそれは間違いっす。テキストではRB監督相手に負けたって書いたんすが、後で調べたらRB監督と戦ったのはその前のRSH杯2ndで実際はPON監督だったんすよ」


早苗「それでもRB監督から勝利を拾えてないので、いつかリベンジしたいところですが〜」


諏訪子「その機会はいつになるのやら…」


椛「リアル花映塚対戦でもフルボッコだったそうっすからね。当分は無理でしょう」


ヤマメ「サッカーと花映塚の対戦は土俵が違うような気もするけど」


早苗「それでも勝負は勝負、気にしたら負けです」


諏訪子「ではまぁそういうことで、今回はこの辺にしておくかのぉ」


椛「あーはい。では最後にオーナーからの伝言っすがSUMOU杯は基本的にwiki掲載大会から選出するっということっす」


ヤマメ「それってバランス崩壊型のチームは出さないってこと?」


早苗「前回はぷち特化なマジハン西行スキマ妖怪なんていうチート気味なチーム出していろいろと言われましたからね。ですが、あれはwiki掲載大会からの出典でしたので完全なチートではない…という名目が立ってましたから辛うじて弁明できました」



諏訪子「なるほど、勝ち目的と言われないようにする自己防衛じゃな」


ヤマメ「そんな防衛するぐらいならチート扱いされそうなのを出さなければいいのに」


早苗「それそれこれこれです。大体常識になんか囚われてたら次回の試合も良成績は残せません!なので次の6月は……」


椛「えーはりきってるところ申し訳ないんすが、なんか向こうの主催者さん。次回は10月ぐらいと言ってたような気がするんすが……」



早苗「………諏訪子様。今からそのグータラ主催者様の顔面をグーブン殴ってを入れてきますから鉄の輪改めメリケンサックをお貸しください」



ヤマメ「なんなら三日三晩笑い続けるような病原菌も貸そうか?」



早苗「じゃぁそれもセットでお願いします」


諏訪子「まぁまぁ、主催にもいろいろと都合があるんじゃしな。短気なぞ起こさず冬眠でもしながら気長に待つゾイ」


椛「ところで、三日三晩笑い続けるってどんな病原菌なんすか?」


ヤマメ「さぁ?この病原菌は永遠亭とか呼ばれた屋敷で偶然回収したものだけど、なんとなく自然発生したものじゃなさそうだし…」


椛「……それ、120%永琳さんが絡んでますね」


諏訪子「全く、いつものことながらハタ迷惑な医者じゃのう………」



早苗「とにかく、殴り込みは諏訪子様に止められましたから今回はやめておきますが………このまま企画倒れエターナるなんてことになったら」



ヤマメ「夜這いを仕掛けるから夜☆露☆死☆苦ね」



椛「とまぁ、変なフラグが立ちましたが」


諏訪子「聞いてないふりでもしながら、〆にするぞい」














っということで、とくにオチなし。次回へ続く





■ 黒赤マジック「Z」(黒赤Z) 戦歴


1回戦:シードにより不戦勝



2回戦(1Pサイド) 結果:勝利

vs くろしろ〜(黒白) 監督:dact  5-2

得点:リグル(リグルキック2点)・橙(赤鬼青鬼1点、飛翔毘沙門天1点)ミスティア(宵闇飛行演舞1点)・



3回戦(2Pサイド) 結果:勝利

vs 二撃必殺(必殺) 監督:4th  1-0

得点:橙(飛翔毘沙門天1点)



準々決勝(2Pサイド) 結果:勝利

vs 疾風の紫-Easy- 監督:RB  0-2

得点:―――




成績:2勝1敗

総得点6 総失点4

総合成績:ベスト8
得点:橙(3点)・リグル(2点)・ミスティア(1点)






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