上海「シャンハーイ(画面前の愚民共ぶりおっす。今日も今日とてな黒赤テレビショッピングのお時間ですよ〜)」
蓬莱「ホラーイ(今日の紹介する商品はこちら。『〜 人は 幼女になれる 〜』のキャッチコピーで始まるクソゲーの『キノコライスクエスト』略してksgの続編となるksg5)」
上海「シャンハーイ(キノコライスクエストがなんで略したらksgになるの?)」
蓬莱「ホラーイ(クソゲーの略だからksgだって。なお、2〜4に関してはひっそり公開してたらしいけど一般公開されてなかったからノーコメント)」
上海「シャンハーイ(で、カンジンの内容は?)」
蓬莱「ホラーイ(一言で表したら某所で主人公に抜擢された空気王こと岡ちゃんによる下剋上ストーリー)」
上海「シャンハーイ(そーなのかー)」
蓬莱「ホラーイ(とにかく岡ちゃんは黒というか白幕によっておかしくなってしまった監督達をぼこりつつ異変解決を目指すという単純明快なもの。冒険の舞台もいつものありがちな異世界ではなく幻想郷の東方サッカー界であり、東方サッカーに精通してる人だったら思わずニヤリとするかもね)」
上海「シャンハーイ(っというわけで、今は体験版で途中までしかプレイできないけど空気王岡ちゃんの使えなさっぷりや役立たずっぷり)」
蓬莱「ホラーイ(ついでに玉砕にすら辿りつけない無駄死にっぷりを是非とも拝んで苦笑を浮かべてみよう)」
上海「シャンハーイちなみに制作状況はこちらをご参照)」
上海蓬莱「ホラーイ(以上、gdgdなCMでした〜)」
現在地:守矢神社
早苗「こんこんわーお!」
椛「わんわんおー!」
早苗「っというお約束はさておいて、全国100万人のファンの皆様お待たせいたしました。これから本編を開始します」
椛「本編開始はいいんですが、この番組にそんな大勢のファンがいるんすか?」
早苗「大丈夫ですよ。早苗は東方本家の次回作で自機に選ばれたのですから。人気があり過ぎるというのも困りものですよね〜」
椛「少なくとも自分のことを名前で呼ぶようなHに人気が出るとは思えないッスが」
早苗「あっ、もしかしてサインとかねだられるかもしれないから終わったら練習をしないと」
椛「……駄目ッスね。もう完全に常識というものが吹っ飛んでますよ」
にとり「幻想郷では常識なんてものを投げ捨てるところだし、問題ないだろ」
椛「そうッスね。この業界気にしたら負けなので受け流します。ついでに不法侵入者も受け流します」
勇儀「ほう、この妖怪の山に不法侵入者たぁ見上げた度胸あるじゃないか。これは是非ともお手合わせしないとなぁ」
にとり「いやいや、不法侵入者は目の前にいると言うか」
椛「分身でもしないと到底自分自身と戦えませんっすよね」
勇儀「……ってことはあれか。私が不法侵入者っと言いたいのかい?」
椛「便宜上ではそうなるッスね」
勇儀「…………お前、下っ端のくせしていい度胸してるな」
にとり「ほんとほんと、天狗達の元最高上司を目の前にしてよくまぁはっきり言うなあ」
椛「これが仕事ッスから」
勇儀「全然説明になってないんだが、まぁ気にいった。その度胸に免じてタメ口を許そうじゃないか」
にとり「じゃぁきゅうり味のビール買ってこい」
早苗「早苗はお酒が苦手ので天然果汁100%のアップルジュースを」
勇儀「おぅおぅ、ちょっと待ってな。ちょっくら買いだしてこよう。何、すぐ戻ってくる(スタタタタタ)」
椛「………ただの人間や河童からパシリとして扱われる鬼にどこをどう敬意を払えって言うんすかねぇ?」
早苗「その問題は崖下にでも蹴りとばして先に前口上を述べましょう。この撮影は『幻想郷相撲トーナメント杯』略して『SUMOU杯』となってます」
にとり「この大会は過去の大会に出場したチームを再度戦わせるというコンセプトで出場条件は『過去に大会に出場したことのあるチーム限定』だ」
早苗「一応サイドぐらいは再指定できますが、中のデータは一切触ってはいけないそうです」
椛「そういう特殊な条件で行われるこの大会は計6回行われるそうで、初回は2月場所という位置付けだそうスね」
にとり「そんな特殊なルールだから撮影も少し趣向を変えて実際に試合出た者じゃなく普段ドキュメンタリーに出ることがない奴に任せようってことになったのさ」
勇儀「むしろ、相撲と聞いて黙ってられるか!」
椛「早いっすね。さすが腐っても鬼ッスよ」
勇儀「このドキュメンタリーについては前に萃香からいろいろ聞いてたもんだからな。折角こうやって出れる機会がまわってきたならパシリも自然と急ぎ足でこなしたくなるさ」
にとり「勇儀姐様、パシリって言ったよ。自分で煽っといてあれなんだけど鬼の四天王ともあろう方が下っ端なパシリをこなすなんて…」
早苗「そうですかー?博麗神社の方でも宴会時は萃香さんが買い出し等の雑用を喜んでこなしてますしどこもおかしくないですよ」
椛「やっぱり鬼といえども平和な暮らしが長くなるとすっかり邪気が抜けてしまうもんなんすかね」
勇儀「ふっ、今の世の中は恐れ敬われる鬼よりも皆から頼られて親しまれる鬼の方が人気あるのだよ」
にとり「まぁ山の神様も昔は軍神とか言われてたのに今じゃぁすっかり牙が抜けてフランクになっちゃったしな。これも時代の流れってやつか」
早苗「そう、これからは古臭い価値観を捨てて新しい価値観を手に入れるべきなんですよ!」
椛「それはいいんすが、そろそろ本題に入るっすよ」
勇儀「そうだったね。一応今回はSUMOU杯について解説するために呼ばれたわけなんだし真面目にやるとするか」
早苗「っということで、今回出した2月場所に選んだチームは07年の12月に開催された『クリスマスイブ杯』に出たマスブレ組を筆頭とする『黒赤マジック「X」(黒赤X)』組です」
にとり「最初は初出場の無印黒赤マジックの方と悩んだっぽいけど、Xチームはマスブレを主力にしておきながら一回も放つことなく終わったんだよな」
椛「終わったというか、試合中何度もマスブレチャンスがあったというのにことごとくスルーで潰したというか…」
早苗「あまりのスルーっぷりに教授からの初対面時の挨拶で『スルーの人』とか言われたそうですねー」
勇儀「そんな苦い思い出があるから、名誉挽回のチャンスとしてXチームを抜擢したそうだ」
椛「でも、そういうのってどこぞの出オチみたく名誉を挽回ではなく汚名を挽回してしまうのが普通なんっすよね」
にとり「もしそうなったらそうなったで酒ときゅうりの粕漬けでも持って魔理沙達を慰めに逝くついでに温泉で裸の付き合いなんてもいいかなーとは思ってたんだけど」
早苗「予想に反して勝ち残っちゃったそうですよ」
椛「オーナー的にはマスブレさえ放てればそれでいいやーっとふかーく考えずに出陣させたそうなんすが、マスブレ発射どころか鉄壁の守備でどんどこ勝ち進んだんすよ」
勇儀「特に初戦なんか凄かったんだろ」
早苗「はい、初戦相手はGK斉藤をどれだけふっとばしたかを競う『斉藤ふっとばし杯』からのチームでしたからFWに重火力勢がずらりと並んだ超攻撃的な布陣だったんですが……」
にとり「あのスキマ妖怪。その重火力シュートの大半を防いだんだろ」
勇儀「合計13本は撃たれた必殺シュートの嵐をクリや決死結界やポストを駆使して1点止まりにするたぁやるじゃないか」
椛「あれがいくらSGGK(スーパーギガグータラキーパー)と呼ばれるヘタレでもプチ特化にマジハン装備っすからね」
にとり「攻撃の方も魔理沙達のマスブレという超火力技があるし、それさえ放てれば大抵のGKはピチューンだな」
早苗「っということで、初戦はそのマスブレで見事に観客ごとマジハン夢子さんの悲しみを吹っ飛ばして勝ったそうです」
勇儀「その後も同じく斉藤杯の自重なしなチームやH極カオスでレミリア達を倒したチームの強化バージョンとかアレなチームと当たりまくったそうだが、観客皆殺しブレードとマジハン隙間セービングを駆使してベスト4位に落ち付いたそうだな」
にとり「斉藤杯やH極カオスは編成の規制がない分バランス崩壊はしてだけど、準決勝の相手はちょっとね」
勇儀「確かに、Xチームと同じマジハン西行に加えてAランクキャラがずらりと並んだ超豪勢メンバーだもんな」
椛「全試合無失点で優勝してしまうような反則チームにどう勝てって突っ込みたいッスよ」
早苗「それはあれです。試合開始前にちょいっとハンデをいぢってしまえば簡単に」
にとり「こらこら、それこそ反則だろ」
早苗「何を言ってるんですか!
世の中綺麗事だけでまかり通るほど甘くはないんですよ!!」
勇儀「勝つための反則覚悟はいいんだが、さすがにそこまでの露骨な反則はいけないな」
早苗「だから甘いって言ってるんです!!
そんなこというと『甘口いちごスパ』を鼻から食べさせますよ><」
勇儀「私を糖尿病で殺す気か?」
椛「突っ込むところはそこっすか…」
にとり「そういえば、鼻からスパゲティを食べる道具なんて作れるのかどうか前々から疑問だったし、ちょっと開発してみようかな」
椛「鼻からスパゲティを食べる利点なんて全くないから、例え開発できたところで才能の無駄遣いになりそうっすが」
早苗「利点ならあるじゃないですか!
宴会の一発芸として鼻からスパゲティを食べたら拍手大喝采大フィーバー間違いなし!!」
勇儀「そんな大道芸は白玉楼の亡霊姫にでもやらせとけ」
椛「っていうか、あのピンクの悪魔なら鼻どころかヘソからでも食べてしまいそうな気がしてならないんすが」
にとり「そ、それは………ありうるかも」
早苗「………ちょっと、話が逸れてきましたから元に戻りましょう」
椛「最初に横道へ逸れたのはどこの誰っすか」
早苗「そんな細かいこと気にしたらいけません。むしろ、あまり気にすると円形脱毛症となってしまいますよ」
椛「それもそうっすね。侵入者以外は全力でスルーするっす」
勇儀「で、話を元に戻すとしても…後は何を語ればいいんだ?」
にとり「当事者の魔理沙達がいないから試合に関することは話し辛いというか、元々マスターブレードを放てさえすればどうでもいい感じだったし、目的達成できたならもう話すことはないな」
早苗「あるとすれば試合中に発生した珍プレーやファインプレーの数々でしょうね。例えばタッグ杯でも魅せたジェットストリームアタックやら夢想転生をクリなしでワンハンドキャッチとか……」
椛「あーあのジェットストリームアタックのことっすか。でも、タッグ杯は省エネ志向に対して今回のは空ゴール目がけてマスブレなんて無駄がありすぎっすよ」
勇儀「はっはっは。それはそれで豪快でいいじゃないか」
にとり「それにあれは記念すべき第一発目だし、細かいところは気にするな」
椛「あまり細かくないっすよ。大体空ゴールならユキさんみたいなシュートでも軽々入るんすから」
早苗「ですねー。特に4戦目のあの時は悲しみシューター夢子相手へシュートなんて無謀にも等しい行為でしたが」
にとり「紫モヤシのロイヤルで倒された揚句に亡霊嬢との1対1で夢子が押さ込まれ」
勇儀「その後のこぼれ球を白黒がマジックナパームでゴール前の敵ごとふっとばし…」
椛「そこをフォローしたダークホース的な黒いのが〆のシュートと、まさしく全員一丸で決めたゴールっすね」
早苗「あれはもう敵にとってorzと言わざるを得ません」
にとり「でも、一番乙なのは準決勝で夢想転生をクリなしでワンハンドキャッチされたことだろーな」
勇儀「試合結果は0−1と負けたが、とりあえず一矢報いることはできただろ」
早苗「というところで、大会内容はこれぐらいにして次の予定でも話しましょうか」
椛「予定といっても4月場所のルールが定まってないのでどのチームを送りだすかまだ未定っすが、とりあえず初代黒赤マジックはどれかの大会に放り込むつもりだそうっすね」
にとり「後、出演者も早苗と椛以外は毎回ランダムで代わるから次に出てきてほしいゲストいたらリクエストしたらいいかも」
勇儀「場合によっては外部からのゲストも受け付けるとか言ってるから命がおしくないならどんどん応募してみな」
早苗「では、時間も迫ってますので今回の撮影はこの辺で終了といたします」
早苗「ちなみに、SUMOU杯は過去のデータを元にして作られた分身人形君を使用しているので本人達は出向いてません。よって、大会かけもち禁止ルールに反してませんが大会出場記録にも残りません」
にとり「SUMOU杯は特殊というか、かけもち禁止ルールを使うと自由に出れなくなるからある意味苦肉の策だな」
椛「でも分身君が残した得点と勝敗は記録に残るんすけどね」
勇儀「いくら特殊でも公式戦なのは代わりないなら、そこは残すのが粋ってもんだろ」
早苗「ですよねー。なので今後も↓の結果はそのまま戦歴として加算されます」
次回へ続く
■ 黒赤マジック「X」(黒赤X) 戦歴
1回戦(2Pサイド) 結果:勝利
vs 雪百合まいたけ・怪+(怪++) 監督:はくどう 2-1
得点:魔理沙(マスターブレード2点)
2回戦(2Pサイド) 結果:勝利
vs 雑魚飛びし、空の高く(斉藤殺) 監督:エリンギ 5-0
得点:マイ(ジューダスストーム2点)・メルラン(ヒノファンタズム2点)・魔理沙(マスターブレード1点)
3回戦(2Pサイド) 結果:勝利
vs SaveEnergy(S・E) 監督:遅れし外界人 2-1
得点:魔理沙(マスターブレード1点・マスタースパーク1点)
準々決勝(2Pサイド) 結果:勝利
vs まじめなカオスたち(まじめ) 監督:永久 3-0
得点:ユキ(シュート1点)・魔理沙(マスターブレード1点)・パチュリー(強烈ヘディング1点)
準決勝(2Pサイド) 結果:敗北
vs どんなノルマがきてもなかない(ノルマ) 監督:48K 0-1
得点:―――
成績:4勝1敗
総得点12 総失点3
総合成績:ベスト4
得点:魔理沙(6点)・マイ(2点)・メルラン(2点)・ユキ(1点)・パチュリー(1点)
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