現在地:黒赤マジック控え室










斉藤「超肉体原則ひと〜つ!1VS1で負けt……何をする!!貴様rアッーー!!!












バキッ、グシャッ、メキョッ……










霖之助「あー最初の映像に見苦しい点があったようだが、気にせず撮影を始めようか」



妹紅「お前が言うか!お前が!!」



小町「そうだよねぇ、いつもは真っ先に削除される対象なのに」



霖之助「だから、いい加減僕を変態扱いするのを ら な い か ?



斉藤「ウホッ、イイオコト」




全員「………」



霖之助「……そこ、何誤解を招くように台詞を改変させてるんだ?」



Hチ「わ、私のせいじゃありませんよぅ!!」



朱鷺子「はい、そうです。あそこの男には試合の度に嫌がる私目がけて無理やりタマを顔面に…(シクシク)」



てゐ「それは酷い!即効裁判を起こすウサ!!私が弁護につけば、勝訴間違いなしウサよ!!!」



映姫「本来死者への裁きが専門ですが、今回の件は特例として私自らで裁いてあげましょう。もちろん判決は地獄行きです」



霖之助「………さすがに温厚な僕でも、しまいにゃキレるよ」


チルノ「とりあえず、この斉藤は凍らしてやったが次はどうすればいいんだー?」


輝夜「じゃー次は妹紅。あれを鳳翼天翔で異次元の彼方までふっとばして頂戴」






妹紅「お安いごよう!幻想郷の果てまで吹っ飛びな!!」






輝夜「よしよし、妹紅も素直って私じゃなウボァー!!






妹紅「おーよく飛ぶよく飛ぶ」


うどんげ「…姫」


玄爺「とりあえず、斉藤殿はそこの隙間にでも放り込んでおきますがいいですかのー?」


博麗紫「異次元の彼方に送ってもいいなら、捨てていいわよ」



ミマケ魅魔「こらこら、せめて斉藤杯の会場辺りにでも出口を作ってやりなよ」



ツイン中国「それはそれで悲惨ですよ」



てゐ「せっかくなので赤い月宛てに『存分にこき使ってください』という手紙も一緒に張りつけとくウサ」



映姫「あーついでに『こき使った後は“宵闇&亡霊・美食の会”に売り飛ばしといてね』も追記しといてください。後、斉藤を売りとばして得た金はチームの資金として平等に配布しますよ」



てゐ「チッ、抜け目ないウサね」


小町「天下の閻魔相手に舌打ちするてゐもすごいけど、映姫様も映姫様でちゃっかりしてるねぇ」


うどんげ「ていうか『黒赤マジック』ってこんなチームだったかしら…?」


霖之助「一体どういう想像をしているかわからないが『黒赤マジック』は大体こんなチームだと思うよ」


Hチ「はい。霖之助さんの言うとおり、こんなものだと思いますですぅ」


博麗紫「私達抜きで勝手に盛り上がらないでほしいんだけど、面白そうだから出口を『斉藤杯本部』に設定してあげたわ」


玄爺「かたじけない。では、この氷像は遠慮なしに隙間へ放りこんで……ドキュメンタリーを開始しましょうぞ」


妹紅「おーい、Hチ。キャプテンらしく前口上述べなよ」


Hチ「あーはい。この撮影ですが『TSSH(東方サッカースプリングハンデ)』という大会に出た『黒赤マジック・白(黒赤白)』の予選試合分となってます」


映姫「『TSSH』はキャラや装備の規制がほとんどなく自由に編成が組める代わりにハンデが主催者のサジ加減ひとつで決められるという大会ですね」


霖之助「そんなフリーダムな大会だから、今まで全くと言っていいほど声をかけられなかった僕が呼ばれたんだよね」














朱鷺子「私はどういうわけか巻き込まれたんだが…」


てゐ「ご愁傷様ウサ」


小町「ところで映姫様。朱鷺子は登録外の選手ですけど、いいんですかぁ?」



映姫「あれは道具扱いで登録されていますからね。審判がスルーする以上、文句を出しても受け付けてくれないでしょう」



朱鷺子「ちょっとまちなさい!!道具って何!!!」



うどんげ「うわっ、怒ったわ…まぁ当然の結果なんでしょうけど」



朱鷺子「せめて、使い魔扱いにして頂戴よ!!」



チルノ「道具と使い魔って何か変わるのかー?」


妹紅「ただの気持ち的な問題じゃないのか?」


玄爺「とにかくゲストを放置するわけにもいかないので、自己紹介をお願いしますぞー」


ツイン中国「あーはい。トップバッターの私は初戦を戦った『TWINめーりん(W美鈴)』です」


ミマケ魅魔「でもって私が2回戦を戦った『魅魔さまシュートに負けず(ミマケ)』のGK魅魔さ」


博麗紫「最後が私。3試合目の最終戦を戦った『博麗タイプR・カスタム(博麗改)』の紫よ」


ガチャピン「バケー(っというわけで、今回はGKを中心にして呼んでみたぜ)」


ムック「モケー(でもってカメラ役は本部に雷が落ちて大混乱になったとかで急遽チームに呼び戻されたE奴隷に代わって俺達いつものポンキッキーズが送るぜ)」


Hチ「E奴隷さんは帰ったのですか」


てゐ「これで幻想郷も平和になるウサね」



うどんげ「ならないならない。少なくともてゐお師匠様がいる限りは絶対ならないわ」



玄爺「うどん殿も言うようになりましたのー」


霖之助「いいじゃないか。それより、時間も限られていることだし早速試合を振り返ってみるけどいいかい?」


映姫「構いませんよ。では、第1試合の『TWINめーりん(W美鈴)』戦による受賞選手を発表します。受賞者は以下の通り」








MVP:ネタとしての完封試合を成立させたポスト神w

技能賞:全得点に絡むどころか、守備にも貢献する赤褌

敢闘賞:守備にゲームメイクに攻撃っと忙しく動いてたHチ

ムカつく奴で賞:味方にもなるが、敵にもなるポスト神

裏MVP:ポストの方がマシを実演させる斉藤。止めろとはいはないけど、せめて触れる(吹っ飛ぶ)ぐらいはしろ!!










小町「ちょ、MVPが物っすかー」




  



玄爺「いやーある意味当然の結果かもしれませんぞ」



妹紅「何せ敵チーム唯一のシュートであるひりゅうのけんをゴイーン☆だし」



てゐ「『最弱GKがポスト神だけで完封試合』はこれでもかというぐらいエンターテイメント性抜群うさ」



博麗紫「だ、そうだけど反論は?」


ツイン中国「……私も最初の一撃を悲しみポストで防いだ身なので、ノーコメントです」







霖之助「そういえば、僕の最初のシュートはポストだったんだよね」


Hチ「ですが、霖之助さんはその後攻守に渡って大活躍でしたよ」


うどんげ「同じ転倒シュートでもケタ違いの威力な上に素のドリブルが必殺ドリブルを使う私以上の成功率……おまけに、中国の必殺飛び出しをも交わしてシュートするなんて、やっぱり来るんじゃなかったわorz」



てゐ「しっかりするウサ!奴はチートという反則技を使ってるから、まともに相手してはいけないウサ!!」



映姫「むしろ、あれがいるせいで私達に極悪ハンデが加算されてるのですよ。つまり、あれは私達の能力を吸い取ることによって力を発揮しているのです」



チルノ「てことは、あれは厄病神か?」



霖之助「事実だからいいんだけど、相変わらず酷い言いようだね」







ツイン中国「酷いというか、少なくとも赤褌さんは厄病神なんて生易しいものではなくって破壊神です!!
ってか、あの競り合い時に放った技はなんだったんですか?!!!





霖之助「あーあれは、異世界に伝わる幻の奥儀の一種さ。師匠から聞いた話を僕なりの解釈を加えて再現させようとしてるんだが……」










ツイン中国「あんな奥儀永遠に封印してください!!」









Hチ「そういえば、あのシュートの後中国さんが着地してから数秒後に事切れたかのごとくバタリと倒れてましたが、あれはその幻の奥儀が決まった後だったんですか?」


霖之助「そうさ。これさえ極めれば朱鷺子や師匠の手助けもなく僕だけの力で100%ゴールを決めれるんだが、さすがに幻というだけあって……」




ツイン中国「お願いしますからあれは幻のままにしてください!!まぢで!!!





妹紅「…霖之助の奴、一体あの時何やらかしたんだ?」



小町「間近で見てたあたいの目から見ても、あの時は中国の『彩虹の風鈴』をグレイズしつつヘディングを決めただけにしか見えないんだがね」



てゐ「こういう時はあれ、カメラのVTRをスローモーションで見るに限るウサ」


Hチ「ナイス提案です。早速見てみましょう」



チルノ「そうときまれば、見せろー!」



ガチャピン「バケー(……あれは見ない方がいいと思うぞ)」



映姫「いいからみせなさい。これは命令です」



ムック「モケー(命令なら仕方ない。だが、後悔してもしらねーぞ)」























少女再生中……









   





ツイン中国「この距離、盗った!!
必殺浴びせ蹴りぃぃぃぃぃ!!!!






霖之助「……君、知っているかい?」






ツイン中国「はぃ、いきなり何ですか?」






霖之助「美しい筋肉を見せるポージングは…まず上腕筋、三角筋、大胸筋、腹直筋、後背筋、僧帽筋、大腿筋、大臀筋の九つあるということを」






ツイン中国「何唐突にそんなこと聞くんですか?ていうか、それ八つしかないし」






霖之助「そしてこの九つのポージングを神速で持って一瞬のうちに相手へ叩きこめばこれどうなると思う…?」







ツイン中国「私の突っ込みは無視ですか!!ていうか、こうやって話しているうちに私の蹴りは止めていませんから、結論は手早くお願いしますよ」








霖之助「そう、この九つのポージングを一瞬で叩きこむということは防御も回避も不可能という究極奥儀へと昇華する…
魅せてやろう!!これが、幻とも呼ばれる兄貴六分儀流奥儀……












































壱!


捌!    弐!

漆!    玖!   参!

陸!    肆!

伍!
































ツイン中国「なぁ!?こ、これは……ヒテンミツルギスタイル、オトリヨセェェェェアッーーー!!!































































































…プツン



















全員「………」








ガチャピン「バケー(おーい、皆生きてるかー?)」


ムック「モケー(返事がない、ただの屍のようだ)」



霖之助「ちなみにあの技はさわやかに笑いながら放つのがミソさ。でもってあの技を食らった者は鍛え上げられた筋肉の弾力によって吹き飛ばされつつ精神や魂もろとも全てを燃やし尽くされるのだがね。
燃やすどころか吹っ飛ばすことすらできないなんて完成には程遠い…」



玄爺「……霖之助殿。その奥儀は全ての幻想郷の(主に走破日記の最終戦での)平和のため、永遠の幻の奥儀として封印すべきですぞ



ガチャピン「バケー(むしろ、これは余所様のネタだろ。いくら時効の過ぎてるような古いネタとはいえ勝手にパクったんならいろいろ問題あるだろうな)」



ムック「モケー(まぁそれは俺等には関係ないだろ。ひとまず、これはナベ・ザ・ダーク様が考えたネタではないっということだけ伝えとくことにして……回復までの間、CMでも流して置くか)」





霖之助「ついでにいうと、さらに上位には『天駆肉蠢(アマカケルニクノウゴメキ)』というものm……」




















少女CM中……








蓮子「メリー、待ったー?」


メリー「……」


蓮子「ごめんごめん。2分19秒遅れたけど、遅刻の理由はバスが遅れてたせいであって決して私のせいじゃ…」


メリー「……」


蓮子「メリーってば!!そんなに怒らないで話聞けっつってんだろ!!













バキャッ!!!










メリー「あー蓮子、来てたのね」


蓮子「はぁはぁ…やっと気づいてもらえたけどどうしたのよ?
後、渾身のアックスボンバーが綺麗に決まって首があらぬ方向へ曲がってるかもしれないというのに、平気なの?」


メリー「ごめんごめん。今丁度ラジオを聞いてたのよ」


蓮子「ラジオ?」



メリー「そうなの。今巷で有名な『教授のgdgdラジオ』。聞いてるとついつい時間を忘れちゃうのよ」



蓮子「そーなのかー」



メリー「朝まで生ラジオを聞いてたせいで徹夜する人も続出するぐらい面白いし、機会あったら聞いてみることをお勧めするわ」



蓮子「じゃ、私も今度聞いてみようかしらね」









上海「シャンハーイ(東方サッカーの監督達に大人気な『教授のgdgdラジオ』は毎日夜に不定期で放送中。スケジュールはこちらをご参照)」



蓬莱「ホラーイ(なお、ラジオを視聴の場合は音量に十分お気を付け下さい。むっきゅ〜ん☆)」











追伸:教授の生声『むっきゅ〜ん☆』は是非とも一度は聞いておくべきです
























博麗紫「さて、ハクタクじゃないけどあの映像は記憶の境界をいじくって無理やり『なかったこと』にして続きを始めましょうかしら」



Hチ「えっと、敢闘賞は私が入りましたね」







妹紅「赤褌に負けない速さで中盤を派手に動きまわるだけでなく、中国の必殺セービングを貫通させてのゴールも決めてたしね。おめでとー」










小町「どうでもいいけどあの時のスルー、わざとやったんじゃないのかい?」



霖之助「まさか、いくら僕でもミスぐらいはするんだしあれはただの失敗さ」



映姫「…まぁ、そういうことにしておきましょう」



チルノ「そしてムカ略にポスト神がきたぞ」



輝夜「圧勝になった私達にとっては、ポストなんて些細なことだったけど敵にとってはあらゆる意味で神だったようね」



うどんげ「ポスト神様のおかげで失点をいくらか免れたと思えば…」



てゐ「最後はポスト神様の気まぐれで私達が完封試合を成立ウサ」



ツイン中国「やられた方にとっては、もう笑うしかない状況です……orz」


玄爺「完封といえば、斉藤殿は予想以上にひどかったですの」



  




映姫「全くですよ。第1試合目は全くボールに触れてない上に第2、第3試合も……」



小町「それは後にして、初戦の結果を発表しましょうよ」



妹紅「ということで、初戦は5-0で中国フルボッコ試合の成立さ」



ミマケ魅魔「余所のチームのことをこう言うのはあれかもしれないんだが、『W美鈴』はやっぱりVフォームでのカウンターがいけなかったんじゃないのかい?」



博麗紫「そうねー。私達も守備が笊だったハクレイとはいっても撃たれたシュートの大半最後の砦である私がシャッターアウトだったから問題なかったし」



霖之助「というかよく考えたら、このリーグは個性的なチームばっかり集まってたね。GKも4チーム中3チームがビッグハンド装備だし」


妹紅「全体を通してみても個性的なチームが大半を埋められているような気もするんだけどな」



輝夜「その辺の考察は主催に任せることとして、私達は私達で試合を振り返るわよ」


てゐ「では次逝くうさ。2試合目の対戦は『魅魔さまシュートに負けず(ミマケ)』戦ウサよ」


Hチ「そういえばここのシェント監督さんのチームは分身でも戦っていますよ」



映姫「なんですと!?……(少女検索中)……あっ、本当ですね。分身カップの初戦で対戦済みのようです」



小町「シェント監督とオーナーは付き合いが全くないというのに、よくわかったよね」


Hチ「ふふふ、何かの役に立つだろうと黒赤の大会記録私の記憶回路にインプットされているのですよ。もちろん皆様の詳細も記録済みなのです」


ガチャピン「バケー(ちなみに、Hチの頭に入ってるデータは後で理香子や夢美が引き出して考察の資料となったりもするぜ」



ムック「モケー(もっとも、Hチの情報H割が役に立たないデータで埋まってるそうだから選別に苦労するっとぼやいてたな)」



輝夜「やっぱりHチはHチのようね」



妹紅「それはおいといて、受賞選手発表といこうか。今回の試合では……」










MVP:最後の最後でキラリと光る活躍、玄爺

技能賞:今日も絶好調。ボール持てばほぼ得点な赤褌

敢闘賞:何度もシュートを撃ってたHチ

ムカつく奴で賞:シュートの嵐にも負けない魅魔様

裏MVP:撃たれたシュートを全て決めさせる斉藤以外誰を選べと?














玄爺「ぬぉ〜〜〜!!ワシがMVPっすかーーー!!!」




チルノ「うわっ?!カメの口調が変わった!!」




うどんげ「わ、私のせいじゃないわよ!」



映姫「驚く気持ちはわかりますが、あの働きはMVPでも十分納得できると思いますよ」







輝夜「そうよねぇ、最後の競り合いは失敗してたら斉藤だったし確実にゴールされてたわ」


妹紅「そういうことさ。印象的な場面でピンチを回避させたんだから入っても不思議ではないさ」



玄爺「うぅぅ……これで、これでもう御主人殿から『この役立たずを売リとばせばいくらになるかしら』っという目で見られることもないんですな」



小町「……なんていうか、カメもあたいと同じく苦労してるんだねぇ。あたいもいつ左遷というか売り飛ばされるか冷や冷やでっさぁ…」



映姫「こぉぉぉまぁぁぁちぃぃぃぃぃ(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)」



小町「きゃん!!!」



Hチ「え〜っと、あそこで響き渡る殴打音と悲鳴は隅においといて…技能賞は霖之助さんですね」


霖之助「Hチも敢闘賞に入ってるみたいだね」







Hチ「でも、GK魅魔様が硬すぎてゴールを割れませんでした。決死状態で撃った渾身のフォーミュラもクリティカルされましたし、素直に喜べないですよぉ」







チルノ「あたいも撃ったけど、止められたぞー!」



ミマケ魅魔「はっはっは。まぁ私はムカ略に入ってるぐらいだしそう簡単にはゴールを割らせやしないさ」


うどんげ「むしろ、13本もシュート撃たれて決められたゴールが3本って……」







てゐ「私達のGKは3本のシュートを全て素通しにされているのにウサ…」



博麗紫「あの魅魔は私達のチームと対戦した時でもフランのシュート6本を全て防ぐ鉄壁振りを発揮してたりもしたわね」



ツイン中国「あー私達の方は…」



妹紅「お前のことは聞いてないから黙ってな」



輝夜「そうよそうよ。全試合に惨敗したチームなんて検証するだけ無駄なんだし引っ込んでなさい」



ツイン中国「………orz」







チルノ「それで、あのGKを貫通したシュートは閻魔様と赤褌だけでいいんだよな?」







ミマケ魅魔「だねぇ。閻魔はともかく、さすがにあの赤褌のコンビプレイは止められないさ」

















博麗紫「止められないというより、致命傷を回避するだけで精一杯と言わざるを得ないわ」



ツイン中国「全くです」



妹紅「…どうでもいいかもしれないんだが、私達って完全悪役っぽい位置付けになってるような気がするんだけど」



輝夜「妹紅もそう思ってたの?実は言うと私もなのよ…」



妹紅「ボールを持てばオワタ指数HH%の赤褌に加えて、遠距離ジャッジメントで容赦なく有罪判決を下してGKを吹っ飛ばす閻魔様…



玄爺「腹黒なてゐ殿走破でいきなり人?を悪認定してくる嫌われ度NO1の勘違い正義のHチ殿まで揃えてますからのー」



うどんげ「GKもGKで割と悪役っぽい位置よね…まぁ監督側からみたらボーナスキャラに等しい位置なんだろうけど」




映姫「貴女達……何好き勝手言ってるんですか?」





妹輝玄う「きゃん?!!」





映姫「………まぁ世の中表現の自由というものもありますしね。この件は後でじっくり話し合うこととしまして…最後の試合を振り返りましょう」



チルノ「ちなみに、2試合目はシーソーゲームって奴で3-3の同点だったぞ」



小町「そうそう。それで『W美鈴』以外最終戦で勝ったチームが決勝トーナメント行きの切符がもらえるってわけさ」



博麗紫「勝ち点の関係上、勝者はWカードがほぼ間違いなく決定だものね」



ミマケ魅魔「全く、『W美鈴』はまさにボーナスチームってわけか」



チルノ「俗に言う『踏み台』ってやつかー?」



映姫「……だから、いくら本当のことでも余所のチームを罵倒するのはよろしくないと言ってるでしょうが!
あまりひどいとまとめて粛清しますよ」


ツイン中国「閻魔様…いいんです、本当のことですから(らんらんる〜♪)」


てゐ「あらら〜精神が完全に崩壊しちゃってるうさ」


玄爺「中国殿は初戦で霖之助殿から……を食らってますからの。立ち直ってくれるか少々心配ですが、雑談はこの辺にして試合を振り返りますぞ」


うどんげ「なんだかものすっごい他人事とは思えないんだけど、なるべく気にしないようにして最終試合は『博麗タイプR・カスタム(博麗改)』戦で受賞選手はこれよ」

















MVP:なんだか意欲的に働いていたように見えたこまっちゃん

技能賞:相変わらず、敵GKを絶望のどん底に叩きこむ恐怖の赤褌

敢闘賞:画面上によく出張って、そこそこ仕事をこなしてたてゐ…ぐらいしかいないよね

ムカつく奴で賞:わかっていたけど妹様。その素早さ取り締まれ!!

裏MVP:H。抜けられてもいいから一度くらいは顔面ブロック使え!!









小町「おや?あたいがMVPになっちゃったよ」


映姫「普段からそれだけ意欲的に働いてくれればいいんですけどね……」


小町「いや、あれはその…いくら撃ってもキャッチされたりポストだったりでついムキになっちゃっただけなんですが」







Hチ「ムキでもなんでも、その執念がゴールを生んだのですよ」


博麗紫「全く、終盤になってばててる時にあれだけシュート撃ちこまれたらさすがに根負けしちゃうわ」


ミマケ魅魔「情けないSGGKだね」



てゐ「まさに、スーパーグータラゴールキーパーだウサ」



妹紅「というわけだから、うどんげももう少しサボタージュを見習いなよ」


うどんげ「う゛……」







霖之助「まぁうどんげもルナティックを2回撃ってたんだし、結果としては上々じゃないのかな?」


輝夜「そうよ。イナバは偶然F花映塚の部ではシュートレンジにすら入れなかったのだしルナティックを撃てたのは進歩じゃないの。さらに、ゴールを割れないのは敵GKの固さからみて仕方ないし」


ツイン中国「固いという割には、赤褌さんは関係なしにゴールを量産しまくってましたけどね」


博麗紫「そうよねぇ、赤褌はムカ略に入ってる私達の高レベルマッハフランよりも性質悪いし」



妹紅「性質悪いどころか、恐怖そのものだろ」



ミマケ魅魔「はっはっは。確かにそれは言えてるな」



博麗紫「閻魔はともかく、あの赤褌はもう二度と会いたくはないから黒赤には悪いけど結果として予選敗退してくれたのはよかったわ」



玄爺「ですな。まぁワシらも得るものはいろいろありましたからのぉ」








てゐ「うさうさ…私も最終戦は敢闘賞を取れたし満足ウサ」





  





映姫「私も、博麗紫にジャッジメントを軽々キャッチされてしまいましたからね。今までポスト以外で防がれてないだけに、少々思いあがっていたかもしれません」


チルノ「あたいも思いあがりがあったから次は思いあがりがないようがんばるぞー」


玄爺「チルノ殿は裏MVPに選ばれてやっと気付いたんですかの…?」


妹紅「というか、意味もわからず使っているだけかもしれないんだけどね」



Hチ「それはさておき、試合結果はノーガードの殴り合いに近い形となりましたが、GKの差がでてしまって5-6で敗退となりました」



輝夜「そして、『ミマケ』『博麗改』の2チームが仲良く決勝進出ね」



博麗紫「そういうことよ。『W美鈴』のおかげでね」



ミマケ魅魔「そういうことさ。『W美鈴』のおかげさ」



ツイン中国「うぅぅ……うわ〜〜〜ん




てゐ「あっ、泣きながら部屋を飛び出したウサ」


玄爺「やはり、霖之助殿のあれが原因で少々情緒不安定になってるようですな」



うどんげ「ついでにちょっと思ったんだけど…魅魔と紫の二人が毒舌を発しているのってここにいるからなの?」


霖之助「それはどうだろうね。それより…テープの残量も残り少ないだろうし、そろそろお開きにしないかい?」


Hチ「あーはい、そうですね。オーナーさんも今は『かおすかっぷ』とかいうものの準備で忙しいようですからこれでお開きにしますですぅ」


博麗紫「いいわよ。それじゃ、私は帰って寝るわ」


ミマケ魅魔「私もそろそろ帰るが…黒赤とは『分身』でも『TSSH』でも引き分けだったそうだから、次こそは決着付けたいね」


映姫「えぇ、引き分け続きというのも後味が悪いから3回目の対戦では白黒はっきりつけたいものです」


小町「もっとも、3回目は誰が相手になるかわからないんだけどね」


てゐ「むしろ、次の対戦なんてあるかどうかすらわからないウサ」


ミマケ魅魔「まっ、お互い東方サッカーを続けていればまたいつか対戦できるさ」


Hチ「はい、私達はサッカーを続けますからいつかまた絶対再戦しましょう…」








ツイン美鈴、博麗紫、ミマケ魅魔、







妹紅「そういえば今気づいたんだが、朱鷺子はどこいったんだ?」


チルノ「あーあの鳥妖怪なら言いたいこと言ったら気が済んだとかでどっか逝ったぞ」


霖之助「何か用があるなら呼んであげるけど」


妹紅「いやいい。気になっただけで特に用はないんでね…」


うどんげ「呼びだす時ってやっぱり……あれよね」


玄爺「あれですな」


Hチ「あれが何かわかりませんが、収録は終わりましたので私達も一時解散しましょう。大会終了後にまたED収録がありますので、その時にまた集まってください」





全員「了解」






Hチ「では、EDまで解散です!」



















一応後半のEDに続く






■ 黒赤マジック・白 戦歴



予選1回戦(1Pサイド)結果:勝利
vs TWINめーりん(W美鈴) 監督:朱-Aka- 5−0

得点:霖之助(朱鷺子とのコンビプレイ1点・強烈ボレー1点・ヘディング1点)・Hチ(コンプリートスマッシュ1点)・ザナドゥ(ラストジャッジメント1点)



予選2回戦(1Pサイド)結果:引き分け
vs 魅魔さまシュートに負けず(ミマケ)監督:シェント 3−3

得点:霖之助(朱鷺子とのコンビプレイ2点)・ザナドゥ(ラストジャッジメント1点)




予選3回戦(1Pサイド)結果:敗北
vs 博麗タイプR・カスタム(博麗改)監督:たけみかづち 5−6


得点:霖之助(朱鷺子とのコンビプレイ2点・強烈ヘディング1点・ボレー1点)・小町(ヒガンルトゥール1点)





総得点13 総失点H

成績:1勝1敗1分(予選敗退)









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