- せっかくだから野郎提督だけを集めて『漢体これくしょん』の撮影会をやろうぜ -






そんな誰得といわんばかりな声によって実現してしまったのが前回の艦これ提督併せこと御影鎮守府


しかし、誰得の撮影会だった割にはなぜか参加者どころか外部からの評判がよく、2回目開催の声が多数あがり………


その声に答えるかのごとく2015年7月19日(土)に第2回目が開催となったのである。








前回立ったフラグを成立させた主催こと『哀愁提督』の称号を持つ野本提督を称えるべきか気の毒に思うべきか判別が付かないけど………これだけはまずいっておく」



「今回私は逝かないから!!」


まぁ騒霊さんは前回の最後で(オチ担当的な意味で)散々な目に合わされたし、そもそも東方キャラは艦これと無関係で割と場違いなので参加拒否も当然っちゃー当然である。


となると、今回誰に参加してもらうかだが手持ちキャラは東方系ばかり
ならばレパートリーに艦娘を増やせばいいが、艦娘は東方の比較的長いスカートと違ってふとももがモロ露出されるミニスカばかりであってそういう系統はなるべく避けたい_(:3 」∠)_チュウトハンパナシュウチシンアッテボメンネ
ならば普通に提督コスはというと、ここに集まる方々の並ならぬ思い入れからして安易な気持ちで袖を通すと軍法会議にかけられる可能性大であるヾ(:3ノシヾ)ノシソシテトニカクゴウモンサレル


しかし艦これイベにもよく顔出す身としては艦これキャラの参加してもらうのが一番理に適っているわけであっていろいろと考えた結果



















「どーも、アオバですー。今回は取材のため遥々お呼ばれしてきましたー」


割と初期からいたせいかそれなりに愛着がある青葉さんをチョイスしてみました





おかげで黒ニーソによる絶対領域の披露をせにゃならんがそこはもう仕方ないと割り切ろう、うん_(:3 」∠)_ナマアシヒロウヨリアトナノガチョイキニナルカモ





「あーでも青葉は立場上カメラマンとしてなのであまり前に出ませんですよーただまぁ実体のない騒霊さんと違って実体は持ってるのでカメラに映っても問題ありませんが…………」


「?」


「この時期の心霊写真、もしかしたら高く売れるかもしれません。なので騒霊さんも付いてきてください。ついでに前回参加者としての経験を活かした案内や解説もらえるとうれしいです」


「ひじょーに不本意だけど、このまま忘れ去られるのも嫌だし了承はするわ」



「よし、これでステルス機能どころか壁抜けまでできるチート性能を持った偵察機ゲットしちゃいました! ぐふふふふ…



「……承諾したの、ちょっと後悔してきたかも」


っとまぁ今回は青葉コスの初出しだけど、自分の目印用として騒霊さんのZUN帽を装備品として装備してみました_(:3 」∠)_ムギワラモドキダカラジキテキニモチョウドイイハズ







後、今回青葉さんのウィッグだけど今までそれほど弄る必要のないキャラだったりそもそもすでに加工済みだったりなのでこれが初の本格加工。

おかげで物凄い四苦八苦した揚句出来あがったものはかなり失敗した感があったりなかったり_(:3 」∠)_サワリスギルトカミイタメルシネ
それに長時間かぶったりしてると重みでずれたりするしこの辺りは今後の課題ですなヾ(:3ノシヾ)ノシイイベンキョウニナッタコトニシテオコウ













そんなわけで開催された第二回御影鎮守府であり







「えーマイクテストマイクテスト。ただいま青葉は御影鎮守府の本拠地でもある御影公会堂へ来ています。ご覧の通り空は一面曇り空に覆われ、陰湿な空気が漂っております」



「それどころか朝方に降った大雨一部の参加者に直撃する災難があったりもするわけですが…」



「幸い御影公会堂から徒歩5分に銭湯があるそうなので、被害にあった艦娘の方々はそこへ避難ついでに朝風呂を楽しんでいるという情報が入りました。よってレポーターがする事は一つ……」



NO☆ZO☆KIをしようと思います」



「犯罪行為を堂々と宣言するのもあれだけど、それ以上にフラグが立ってるのわかってるわけ?」



「わかってるからこそ立ててるのです。例え艦娘ではなく提督同士の熱い抱擁っというはずれであってもそれはそれで需要あります…いえ、むしろメインはこっちです!!きっと彼等は今まさに『悶絶油地獄』を行ってるに違いありません」



「………どっこいしょっと(おもむろに近くの道路標識を引っこ抜く)」



「ふふふふふふ……前回の御影鎮守府で行われるはずがなんらかの理由で中止となり映像未公開となった幻の儀式『悶絶油地獄』。それを写真に収める事ができれば大スクープ!青葉タイムズの売上が3倍は間違いなしですよ(2828)」



あごーじゅうつうはとうじゅつがおうぎ〜(標識を頭上でブンブンと回転させながら飛び上がって……)」



「さぁ何をしてるのですか艦載機発進ですよ!そして、ステルス壁抜けを駆使して決定的瞬間をとらえちゃってくだs」



爆破・神鳴り(ばく↑は↓・かんなり)遠心力落下速度を上乗せした渾身の振り下ろし)」












































































・・・・・・・・







「どもー青葉ですー今日はよろしくおねがいします」


←(中の人:もゆるんさん)
「はい、よろしくっといいたいとこですけどなぜそんなボロボロの大破状態なんですか?もしや先ほど外で起きた雷のような轟音と何か関連が?」



「きょーしゅくですが気にしないでください。それより主催のあいさつが始まりますよ。早く逝きましょう」


「……それならそれでいいですけど」







どこか納得逝かない表情をしつつも、すでに参加者の大半が集まった和室にて主催からのあいさつタイム








今回は前回と違って知名度が上がったせいか、参加者募集したその瞬間に希望者が殺到(笑)

提督枠やらフリーカメラマン枠があっさり埋まり、付き添いだったおまけの秘書艦娘もドーンっと増えてふたを開ければ前回参加者の約1.5倍の60人弱大☆集☆合!










「うーん、これだけ集まると圧巻ですねーでも…皆微妙にだらけきってませんか?後、奥に変なのが混ざってませんか?」



「私は今回初参加なので前回を引き合いに出されても…」



「でしたねーでは艦載機っというか背後霊の人。前回についてひとことお願いします」



「一言でいえば『気にすんな』。あんな輩は前回でもゴロゴロいたし、こんなのいちいち気にしてたら神経持たないから極力スルーがここの基本よ」












ちなみに前回はどうみてもやのつく方々の会合であり、その中央奥にてでーんっと仁王立ちしたぜかましさんの写真が凄まじい勢いでRTされてしまい、それ以降ぜかましの中の人(しずくさん)に『ぜかまし組の組長(親分)』なんていう称号が付いた裏話もあったりなかったり…




「なるほどーさすが御影鎮守府ですねーそうなると今回はかなり大人しい……」



「っと思った青葉に」








「バカめ…っと言って差し上げますわ」



「なんて言葉と共にカットインクリティカルを食らったような錯覚受けましたです」









(撮影者:げらっちさん)

そう、今回の参加者の中には艦これ界隈での有名人がこっそり混じってる事を主催から知らされた瞬間どよめきが走ったのに、その人からあいさつ代わりとしてまだ外に出回ってない内々の極秘情報BAKUROされるという ば く だ ん は つ げ ん がなされて現場は一時






いやっふぅぅぅぅぅぅぅ!!!







っと全員総立ち拍手喝采状態となったのである

なお、その気になる情報は正体含めてのオフレコ扱いなので正式発表までお待ちくださいまし_(:3 」∠)_スクナクトモミンナガヨロコブウレシイニュースナノハマチガイナイオ








そんなやっぱりタダでは済まない主催による『御影鎮守府』開催のあいさつも終わって提督達は御影鎮守府のメインイベント









『ドキッ☆提督だらけの御影鎮守府低督会議! ぽろりもあるよ』






の撮影を行うため全員が会議室へ移動








主催とは違う意味で一番偉い背景に定評のある将軍提督(中の人:長官さん)の指揮で、テキパキとしっと団会議の準備を進めるメンバー








前回



今回


「ふむ、前回は通信機が用意されていたテーブルには新たにそろばんが用意されてるようです」








「何やら経費の計算を行ってるようですが、せっかくなので青葉タイムズの予算を増やしてくれることを期待します!」






←中の人;ましゅさん
「……ま、前向きに考慮させていただきますね」


「ありがとうございますぅーそして他に前回と違うところはというと」












「何やら怪しげな研究者がいますが、何をするんですかねぇ?一般艦娘の入室が禁止された密会だけに青葉気になります」









(前回撮影)


「密会といいつつも前回は結構な数の艦娘が…」






(前回撮影)


「見張りの憲兵さんを無理やり眠らせて覗き見してたせいで全然密会になってなかったわけなんだけど…ね」






「それに密会がばれたらばれたで中身を『実弾を使用した本格的な鎮守府防衛演習』とか言って誤魔化して本当の理由を艦娘達に知らせずリア充鎮守府への爆撃を押し切ったようだけど…」



「よくよく考えたら襲撃に対する罰則なかったわけだし、上層部の伊園武参謀総長もよくもまぁこんな無茶苦茶な作戦を通したわよね」


この時騒霊さんには知らされてなかったが、この『しっと団によるリア充鎮守府爆撃作戦』は上層部の諜報活動の隠れ蓑に利用されているらしい。

つまり、前々から黒い噂が絶えないものの高いセキュリティに阻まれて証拠や実証が得られず摘発ができないブラック鎮守府をしっと団に襲撃させるべくわざと嫉妬を煽る偽情報を流し、それに踊らされて難癖付けて攻め込ませて戦火にさらさせる。そうやって交戦による混乱状態に陥らせたその隙にあらかじめしっと団や標的の鎮守府内に紛れ込ませた密偵達が悪事の証拠を確保するのだ。

当然悪事の証拠が全くないホワイト鎮守府が証明されたり演習とは思えない破壊活動で非難の声も多数あるが、それはしっと団に向けられたものなので上層部にとっては何の不利益もない。
それにしっと団を引きいる将軍提督は会議中の居眠り一つでシベリア送りと同等クラスの処分を下すほどの厳格さと怖さがあるおかげでしっと団員もただひたすらにヒャッハー!とか汚物は消毒だー!とかやらかすモヒカンではなくターバン(拳王親衛隊)程度の秩序は保たれているようだ_(:3 」∠)_セントウリョクハイウマデモナイ







「本当になんでこんな集団を上層部は放置してるのか……」

その上層部の思想を知らない騒霊さんは全くもって納得いかないが、とにかくしっと団は上層部にとってバカだがそれなりな使い道はあるので活動のほとんどを黙認されているのが現状である_(:3 」∠)_『クズ』ジャナクテヨカッタネ








ちなみにもしクズだったら↓の台詞とともに 斬☆殺! されます、はいヾ(:3ノシヾ)ノシインヨウハコチラ













「ほぅほぅ、この会議にそんな裏があったとは是非とも青葉タイムズに」



「それはやめた方がいいかも。こんな特Sクラスな機密情報を載せようとする…そんなそぶりを見せたその瞬間首筋にとすっと麻酔針が突き刺さって昏倒。目が覚めたら冷たい海の底謎の液体が詰まったシリンダーの中なんて十分ありえるから」


そうしみじみ語る騒霊さんだが、彼女の持つ情報はあくまでも表だけのものであり別に特Sクラスの機密でもなんでもなかったりしてヾ(:3ノシヾ)ノシヒミツヲシルノショウグンイカイチブノジョウカンノミ…





「…い……わ、わかりました。やめておきます」



「そうそう、『世の中知ってはいけない事実がある』ように流したらいけない特ダネもある。長生きしたいならそういう特ダネは触らないに限るから」



「ではまぁ今回の会議は……無難に『これからシーズンを迎える夏の海辺で水着姿の艦娘ときゃっきゃうふふするリア充提督達に天誅を下すための作戦会議』ってとこですかねぇ?」



「ありえるけどそれよりも……」











「元気ないならこれ使ってみますかー?摂取一回で最高にハィって奴になれるからお勧めだよー」



ヒ○ポンを持ち出してきてる研究者がいる時点で前回よりやばくなりそうなのは確実や」



「そんなことないよー一部の提督には好評で愛用してもらってるよーかってー」


「………これは面白そうなので一つもらいましょう。青葉は飲みませんが(ぼそ)」


「まいどー」






(撮影者:りょおさん)
前回撮影


「ところであなた、明石整備隊にいた整備妖精(中の人:しぐさん)………よね?」



「ちがうアルよー私は『ヨーゼフ・しぐ・メンゲレ博士』でアール。整備妖精なんかではだんじてないぽよ」



「誤魔化すにしろ語尾は統一させろ」


「あっと、試しに検索したらでましたね」






ヨーゼフ・しぐ・メンゲレ博士
御影鎮守府において、医局を担当するマッドサイエンティスト。
得意分野は提督の「魔」改造




「やっぱり整備妖精さんじゃない。ストフェスの時にも自宅警備妖精になってたし整備ほったらかしでいいわけ?」



「ばれたら仕方ない。でも警備員とか軍医は明石整備長や将軍の公認でやってるから職務怠慢ってわけじゃないから大丈夫」











「それならそれでいいけど……なんとなく要患者さんを治療と称して」








「実験室へと運んで」








「そのまま 人 体 実 験 とかやってるんじゃないわよね?」



「まさかーあまり変なことやるとお金もらえないから治療は真面目にやってるよ。でも・・・」



「でも…?」








「前にご乱心したバケツ(中の人:ココシガ主任)にちょっと鎮静剤打ったらいきなり呼吸が止まって…」









「慌てて電気ショック加えて人工呼吸も施したけど結局どうにもならず…」









「仕方ないから暖炉に放りこんで…」











処分したことはあったかなかな」




「………」










「勘違いはしないでね。あの後解体予定だった連装砲ちゃんの残骸や生ごみも一緒に放りこんでじんたいれんs…じゃなくって愛宕さん(中の人:みーたさん)の建造資材として再利用したから」









(前回撮影)


「何か不穏な言葉聞こえたけど、そういえば前回あの暖炉から貞子を思わせる謎の深海棲艦が出た時、真っ先に現場へ駆けつけて戦ってたのって………」



「うん、僕らだけどそれがどうかしたの?」


「つまり、あれは整備班が生み出した…な〜んてね。いくら明石整備隊が『Team R-TYPE』とか称されててもそんなことあるわけが……」



「………」



「な、なんでそこで沈黙を?!」



「………君のような勘のいいガキは嫌いだよ


「そ、そのセリフは……肯定と捉えていいのでしょうか?」



「何のことやら?例えそうだったとしてもさっき君自身が言ってたよね。『世の中知ってはいけない事実がある』って」



「わかりました。今聞いた事は夢の中で聞いた事にして記憶から消去しておきます……夢消失で」


「わかってくれたならよかったよかった」


「………さ、さすが『Team R-TYPE』と称される明石整備隊。ヘタなブラ鎮よりもやばい(滝汗)」




「何やら事件のにほいがぷんぷんしますねー」←前回参加してない上に新参という事もあってよくわかってない









ちなみにあの暖炉は火が入ってない状態だとひんやりとしているらしく…













←中の人:もいたさん
「ふーここは居心地サイコーって奴デーッス」

←中の人:ももさん
「はい。この中は涼しくて引きこもりたがる初雪さんの気持ちがよーっくわかります」









←中の人:ましゅさん
「巻雲に何かご用ですかぁ〜?」



艦娘達がよく涼みに来ているとかヾ(:3ノシヾ)ノシヘイワダナァ







(撮影者:あしほさん)


「まぁとにかく、新装備の開発とか改造費が膨れ上がり過ぎて鎮守府のおさいふ担当者が悲鳴あげはじめたから負担軽減費用集めの一環としてこのお仕事始めましたー」



「整備班達が膨大な予算を要求するので『これ以上の予算がほしければ自分達でなんとかしろ』と言った結果がこれでした」



「大淀さんも会議に参加してたんだ」




(撮影者:ぽちさん)

←中の人:あしほさん
「司令部や御影鎮守府の内部事情に詳しいのでオブザーバー的な立場で参加しました。しかし…」







会計の悲鳴をあげさせてる張本人が薬を提供っというマッチポンプもいいところな現状をみると果たしてあのアドバイスはよかったのか……」



「前回は会議中に昼寝してた輩を容赦なく整備班へ引き渡す手配をしたり、実験台に安全なんて不要っと言い切ってたあの非情さはどこいったの?」



「規則を破る輩なら容赦はしませんが、会計は真面目故に…なので少し同情してしまうのです。それに将軍曰く整備妖精に軍医の真似ごとさせてからさらに厄介事が増えたとかいう愚痴も聞きましたし」


「人聞き悪いです。悲鳴上げてる原因作ってるのは別に僕らだけじゃないし、そもそも僕らも被害者です」



「あーあー……確かにそうよね。以前無茶苦茶な運用をして整備班の仕事を倍増させたブラ鎮提督を報復で 銃 殺 した例もあるわけだし」





(撮影者:りょおさん)

前回撮影したぶちぎれた整備妖精報復を受けるブラック提督…の図





「そーそーこの業界いろいろと苦労多いのよ。だからこそお薬の需要も多くてうはうはー(笑)」


「こいつら……叩けばいくらでも埃がでてきそうね。そういうわけだから青葉も」



「わかってます。整備班達の悪事をいろいろ暴けばいいのですね」



「それ絶対藪からヘビを通り越したキングヒドラとかが出てくるからやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」











パキーン!
がたがたバサバサ……











な、なんだ!?いきなり窓ガラスにひびが入ったぞ」



「机や椅子もガタガタ震えだしたぞ」


「風もないのに書類が飛んだ!?」


「も、もしや……70年前の戦争で死んだ霊が俺達を恨んで化けて」


「まさかそんなわけが……だがしかし御影公会堂は街が空襲で襲われた時も崩れずに耐え抜き、避難所として活用されたわけだ。当然死者の安置所として使われた可能性も」




「あ"……しまった。ついうっかりポルターガイスト起こしちゃった。でも……





「ひぇ〜迷わず成仏してくれーー!!」





「この慌て具合……ちょっと気持ちいいかも」

※騒霊さんは原作だととある洋館でポルターガイスト現象を起こしてたけど次第に相手されなくなって泣きながら引っ越した経緯があり





「気持ちよく浸ってるところ悪いのですが、そこのマッドな人……まぁ厳密にいうと人じゃなく妖精ですが何か嬉しそうにそっちへ視線送ってますよ」




(撮影者:しきびーさん)



「そういえば最近整備室を嗅ぎまわる虫を撃退する兵器を開発したいと明石整備長がぼやいてたし、さっきのポルターガイスト現象を引き起こしたシャウト。上手くすればマンドラゴラの悲鳴みたく近づいてきた輩を…(ニヤニヤしながら騒霊さんに視線を送ってる)」



「……つまり、どういうことだってばよ?」



「ちょっとその声帯をKAIBOUして調べたいのだけど…だめかな?」



「おっけーね…」



「なんて言うわけあるか!当然ながらだが断る!」



「大丈夫大丈夫。痛いのは一瞬だけだし後はだんだんと気持ちよく」



「このマッドサイエンティストが」


「軍医殿、先ほどから虚空に向かって何をしゃべっておられるんだ?」


「いやいや、あの軍医は我々より遥かに多くのと身近に接してきたもの。つまり…霊と交信できてもおかしくない?!」



「ひ、ひぇ〜〜」



「って気づいたらますます騒動が激しく」


「う〜ん、こうなるとキミを差し出して騒動を静めた方がいい気がしてきたかな」


「ですねぇ。あの時は特に何かするようでもなかったので見逃してあげましたが、あなた。前回の会議にこっそり潜んでましたよね」


「(ぎくっ)えっと、あれは…その…成り行きで」



「ほぅほぅ、成り行きで今度は重巡「青葉」に憑依する形で参加……ですか」



「どもー今回初参加の青葉ですー背後霊さんは前回参加者としていろいろアドバイスをもらってます」



「………」



「そ、それで…何が望みなわけ?声帯調べさせろだったら逃げるしスパイ容疑とか言うなら取り調べは受けてもいいけどとにかく拷問とか言い出したら道ずれ覚悟ランページゴーストを」



「声帯うんぬんはちょっとした冗談みたいなものだし嫌なら嫌でいいよ。それより本命の件として青葉にちょっと手伝ってほしいことがあるんだ」



「青葉にですか?」



「大丈夫。人体実験とかそういった類ではないのは保障するよ。ただ別の予期せぬ危険はあるかもしれないけど引き受けてくれたらその時だけ本来入室禁止の会議室に居残る事が出来るようになるけどどうかなかな?」



「嫌な予感がするけどもし断ったら?」



「スパイ容疑に加えて逃走時にポルターガイストという器物破損を起こした犯人として捕縛。そしてしっとまs…ではなく将軍に報告して『しっとベイビー』に転職してもらって人生最大の屈辱を……」



「……青葉様。お願いしますから引き受けてください(ヘコヘコ)」


「わっかりました。騒霊さんの…は興味ありますがレポ内だと新参に位置する青葉は古株を尊重するためにもこの依頼引き受けましょう」



「ありがとー詳しくは明石整備長に聞いてもらってね。こっちはその間にこの騒ぎを適当に沈めておくから」


「私もこれ以上は何もいいません…があまりおいたを過ぎると拷問室逝きを覚悟しておいてくださいね(眼鏡がキラ)」


「はー助かった…のかな?」


なにはともあれ騒然としていた会議室だが整備妖精さんの言葉通りこの場は適当にごまかされた。

そして整備妖精が青葉に頼んだ依頼というものは一体何なのか……





その正体はまて、次回!?







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