8月…
それはオタクにとって最もあつくなれる時期であり、特に中旬では多数の犠牲者が発生するコミケと言われる戦争が勃発する日だ。
特に今年は会場内に雲が発生するような事態はなかったものの、ラスボスが降臨して大勢の勇者を無残にもセーブポイントまで引き戻したとか聞くが、関西人にとって関東の出来事なぞ遠い異世界のお話
「はー今年は術者オンリー系とも言われる鈴仙祭もないおかげで出勤予定もないし、このままなにごともなく夏も終わりそうだわ〜」
そんな風におうちでのんびり過ごすエリーさんの元へ届くお知らせ
「エリー、ハコスタにひまわり畑ができたそうなので8月23日に現地まで来なさい」
ハコスタとはハコスタジアムの略称?でありレイヤー御用達ともいうべき本格スタジオ。
中は古今東西様々な設備が充実しており、様々なシチュが楽しめるため休日どころか平日すら利用客もいるぐらいの人気スポット。
そこに今回ひまわり畑が期間限定で設置されたらしく当然のことながらこれをゆうかりんが見逃すわけもなく……
「こうして私の平和の時間は唐突に終わるのでしたまる」
なお、ハコスタはチケット制であり購入には本人登録が必要とのことなので、初回利用時には何か身分証明書が必要らしい
「じゃぁこの(生命)保険証でいいわよね」
もちろん身分が証明できるものであれば別になんでもいいが、ここはあえて空気を読んで(生命)保険証を持参するエリーさんであった_(:3 」∠)_チナミニセイメイホケンショダトモンゼンバライノカノウセイダイナノデアシカラズ
そんなこんなとやってきたハコスタジアム
受付で会員登録を済まして更衣室でさくっと着替えるわけだが……
「なにかしら…今回はゆうかちゃんとはまた違ういやな視線がががが」
「それはいかんな。どれ、ワシが覆いかぶさって視線をさえぎってやろう」
「………」
「どうした?照れる事はない。ワシが身体を張ってブロックしておるから安心して生着替えをおk…」
「(落ちた頭をぐしゃっと踏みつけつつ)この乙女の花園(更衣室)に堂々侵入してたHE☆N☆TA☆I☆低督はゆうかりんランドに埋めて肥☆料にしていいよね?むしろするべきよね?っというか今すぐしちゃいましょう」
「魅力的な提案だけど、そんな汚物をそのまま土に埋めたらひまわり達が汚染されちゃうわよ」
「それなら燃やして灰にすれば問題ありませんよ」
「汚物は消毒だな」
「は〜い。では早速ゴミ焼却場へもっていきま〜す(ずるずるずる)」
そんな一幕があったかもしれないし、なかったかもしれないような事をしつつHE☆N☆TA☆I☆低督(中の人:楠木さん)と共に更衣室から離脱
「ふぅ……今回は胸に入れていた無線機が身代わりになってくれたおかげで命拾いした」
「首と胴体が真っ二つな状況で胸の無線機がどうやって身代わりになるわけ??」
「お約束というものだ、気にするな」
「しかし首落として油まいて火までつけて燃やしつくしたのに生きてるなんて、次はコンクリ詰めにして海の中に投げ込むべきかしら?↓のでち公みたく」
なんていうエリーさんの企みは露知らず、皆が着替え終わるまでの待ち時間中に今後の戦闘に備えて弾薬在庫の確認と手入れを行う低督。
しかしそんな状況に他のメンツは退屈なのか……
「お腹がすいたので弾薬をつまみ食いするのデース。ぼりぼりぼり……」
「お殿さまお姉さまおやめください!」
「ええい放すのデース!私は食べるじゃー!!」
「バカ殿風に訴えても…勝手は!榛名が!許しません!」
「むぅぅ…ならば代わりに榛名を食べてやるでーす」
「へっ?」
「へっへっへ。よいではないかよいではないか」
「あ〜れ〜!せ、せめて時と場所をわけまえてくださ〜い!!」
「………」
そんな艦娘達の暴走を繰り広げてるうちに皆の着替えも終了。
現在のメンツとコスは以下の通り
もゆるん:阿求
裡妖胡:紫
楠木甲子太郎:低督
お豆:美鈴
みずき:針妙丸@東方
よしおはるか:金剛
やみなべ:エリー
そんな雑多集団が最初に向かったのは・・・
「ゆうかりんランドかと思いましたか?残念、和室です」
「しかもトップバッターが和風系キャラではなく中華系。どうしてこうなった」
「とりあえずあの恥知らずは砲☆撃しておきま〜す。いいデスか〜?」
「大丈夫だ!問題ない!!」
「な、何をする!きさまらー!!」
「撃ちます!Fire〜!」
「ひぇぇ〜撃たれました・・・この場合どうするべきか」
1.超絶有能な門番めーりんの脳裏に突如ナイスなアイディアがひらめく
2.誰かが助けにくる
3.どうにもならない。現実は非常である
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「ふふふふふふ・・・・・・ここは1ですね。まぢでここを切り抜ける良いアイディアが浮かびました」
「先人は言いました。防御も回避も不可能ならば取る手段は一つ・・・・・・」
「前にでて迎撃あるのみ!!」
「さらに別の先人はこう言いました」
「弾(ボール)は友達!怖くない・・・っと」
(撮影者:もゆるんさん)
「その精神にのって例え顔面にあたってもかまいません・・・美鈴逝きます!」
(撮影者:もゆるんさん)
「必殺!!」
「SGGK(スーパーグレートガンバリゴールキーパー)パンチ」
「うん、わかってたわ(ホロリ)」
「中国くん大破…いえ、轟沈確認」
「中国くんは沈黙しました」
「返事がない、ただのしかばねのようだ(つんつん)」
(撮影者:みずきさん)
「ムチャシヤガッテ・・・」
「ふぅ〜人を吹っ飛ばすと紅茶がのみたくなるね〜」
「お前は背面ジャンプするどこぞのヒャッハー族か!こんな和室に紅茶なぞないぞ」
「え〜やだ〜紅茶飲みたいで〜す(ジタバタ)」
「あるぇ〜?金剛さんってあんなキャラしてたっけ??前あった時はあんな駄々っ子という情に訴える事はせず『ころしてでもうばいとる』とか言わんばかりに『熱々紅茶を頭にぶっかける』なんてやってたのに」
「近代化改修のついでに頭の中を少々いぢくる薬を盛ったらああなった。あれはあれで困ってるがまぁ『ころしてでもうばいとる』が改善されただけよしと思おう」
※実際は中の人が違うだけである
「ほら泣くな。紅茶はないが酒ならある。これでどうだ?」
「む〜紅茶がいいのですが、日本茶よりはマシですね〜 我慢するでーす」
「全く・・・・・・お前といると気苦労が絶えん」
(撮影者:みずきさん)
「そう言わずに〜ほら、お酌するで〜す」
っとまぁいい雰囲気作っている低督だが・・・
「実はこんなオチだったりして」
「・・・・・・」
「あるぇ〜?もうないのですか〜どうせYASHUZAKEなんですからけちけちせずもっと出してくださいよ〜 ひっく」
「ケチ言うな!なんなら今度はそのYASHUZAKEではなく高級な鉛玉を・・・」
「なんですか?私の酔拳がみたいって?」
「うっ(汗)」
「いいですよ。本場の中国拳法っというものをみせてやりましょう。骨の髄まで(ゆら〜り)」
「や、やり直しを要求する!!助けてゆかり〜ん!!」
「仕方ないわねぇ。私はどこかの歴史食いの半獣ではないのだけど、特別よ」
紫はリターンを唱えた
宇宙の法則が乱れる
時間が巻戻った
「では、お注ぎしますね」
「お前か・・・・・・まぁ幻想郷の住民の中で数少ない常識人?でなおかつ(自称)非戦闘員。そう大事なことにはなるまい」
「ふふふ、私はこれでも紅茶に凝っているのですよ。なので今日は低督のためにとっておきの紅茶をごちそうしましょう」
「!!!?」
「おや、どうしました?顔が真っ青ですがもしかして紅茶はお嫌いなのでしょうか?」
「いや、そうではなく・・・」
「て・い・と・く・〜〜〜〜(ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・)」
「あぁぁ・・・いや違う!あっきゅんが紅茶葉を持ってたのは知らなかったんだ!知ってたら金剛に勧めていた。そうだろ、あっきゅん」
「これから何が起こるのか知りませんが、痴話げんかであるなら部屋を壊さないよう外でやってくださいな(ニッコリ)」
「わかりました〜ではていとくぅ〜これから二人っきりでゆっくり(拳と弾丸で)お話するので〜す(がしっ)」
「ちょ、ちょっとまて!まずは落ち着け!素数を数え・・・るのではなく、紅茶でも飲んでまずは落ち着け」
「どちらにしろ、私を差し置いて別の女の子と二人っきりで紅茶を飲むなんてゆるせませ〜ん!!(ずるずる・・・)」
「ひぇぇ〜め、めーりんにゆかり〜助けてくれ〜」
「助けろですって、どうします奥さん?」
「めんどうだし、放っておきなさい」
「ですね〜めんどくさいので放っておきましょう」
「お前らに助けを求めたワシが馬鹿だった・・・ならば正義の味方の針妙丸よ、出番だぞ」
「zzz」
針妙丸はねむっている
「な、ならば最後に残ったエリーよ!助けてくれ」
(撮影者:みずきさん)
「うふふふふ・・・大鎌って…冷たくて、素敵♪」
「くぉら〜!どこぞの魚雷フェチな雷巡みたいな事せずこっちへ帰ってこ〜い」
「あ…低督…なんですか?」
「金剛をなんとかしてくれ」
「金剛を?」
「おや〜あなた私と一戦まじえる気ですか〜(ギロリ)」
(撮影者:楠木さん)
エリーは逃げ出した
「敵前逃亡とはなにごとだ〜!!」
「むりむりむりむり!幻想郷でいう6ボスに匹敵する戦艦相手なんて私程度じゃ無理!!ましてや怒り心頭な金剛さんを相手なんてゆうかちゃんの命令がない限りは到底むりー!!」
「ですよね〜私も同様、自分からわざわざ6ボスクラスの人に勝負を挑みたくはないですよ」
「できれば紅白や白黒みたいな到底敵わない侵入者もスルーしたいのだけど、そうできないのが門番の悩みよね」
「そんなことしたら後で上司から大目玉ですよ。侵入者にぼこられるか上司からぼこられるかの二択を選ぶなら例外がない限りは侵入者にぼこられるのを選ばざるを得ないのが門番の辛いとこです」
(撮影者:みずきさん)
「お互い辛い立場よね・・・後でお酒でも飲まない?」
「いいですね〜低督が持ち込んできたお酒で朝まで飲み明かしましょう」
「お、おまえら・・・覚えてろよ〜!!」
「それが、今際に放った彼の最後の言葉であったまる」
(撮影者:もゆるんさん)
その後、低督達を見たものは……誰もいなかった
(撮影者:もゆるんさん)
といったところで和室利用の待機者が控えていたために和室での撮影はこの集合写真でもって終了
お次に向かったのは同フロアの中華ブース
「これが本当の私の姿です」
和室とは違って今度は映えるめーりん。
なら最初からこっちでやれという突っ込みはなしの方向でヾ(:3ノシヾ)ノシタブンホンニンモワカッテテヤッテル
「どうせならっと海賊ブースから刀剣を持ってきました」
「サーベルですか…青龍刀ではないんですね」
「文句言わない言わない。ほら、ポーズ取りなさい」
「ポーズですか……」
「これでどうですか?」
「………」
ちなみに『ここでボケて』なんて発言は誰も行ってないのであしからずw
「あるぇ?何かまずかったでしょうか?」
「当然よ。ほら貸しなさい」
「こういうサーベル系の武器といったら…」
「こう構えるのが正解よ」
「おーかっこEです」
「わかったならやってみなさい。テイクツーよ(カチャコン)」
(撮影者:もゆるんさん)
「めーりん、これより……」
(撮影者:もゆるんさん)
「床掃除をおこないます(ごしごし)」
「うむうむ、よくわかってるじゃない。それが正解よ」
「テイクツーになったら余計に突っ込みどころが満載になったでござる」
だがしかし、デッキブラシはデッキブラシで伝説の武器扱いされてたりする事もあるので馬鹿にできない現実がそこにあったりwwww
「ふふふ…今なら超必殺技『震天裂空斬光旋風滅砕神罰割殺撃』が放てそうな気分ですよ」
「どうみても技途中でデッキブラシがすっぽ抜けて苦し紛れのパンチを繰り出す『震天裂空斬光旋風滅砕神罰“攻”撃』の方が出るフラグです。本当にありがとうございました」
「でも、低督相手なら別に苦し紛れのパンチでも問題なくKOへ持っていけそうだし別にいいんじゃないの?」
「オノーレ…人がわざわざ深海から生還してきたというのに」
「深海?なして」
「金剛にむちゃくちゃぼこられた後にでち公達が『日ごろの恨みでち!』とかぬかしつつワシをドラム缶の中へ放りこんでセメント流し込まれた上で海に投げ込まれたせいで危うく深海棲艦の餌にされるとこだったぞ」
「………コンクリ詰めにして海に投げ込んでも生還してくるからこの案は没っとφ(..)メモメモ」
「となると、次はロケットの外装に縛り付けて宇宙へ放棄かしら……」
「ただ、目立つことだけしか考えてない某エセヒーローはそれで2度も生還してきたから効果薄な気もするけど、やらないよりはましよね。うん」
「エリー、何をこそこそ言っておる。美鈴を片付けたら次は貴様だ。覚悟しろ」
「そんなことよりまずは目の前の相手に集中すれば?」
「集中?何を言う。相手は素手、そしてワシは拳銃という飛び道具。勝負はついたも同然ではないか」
「……(可愛そうな目でみてる)」
「さりげに針妙丸まで加わりおって…みておれ、美鈴を片付けたら次はお前ら一人ずつその脳天に鉛玉をぶち込んでやる」
「そういうのはまず私を倒してからにしてください」
「まぁ無理でしょうけどね」
「よかろう。ならば望み通り貴様を血祭りにあげてやる」
数秒後
「はぁぁ……幻想郷の住民にただの飛び道具は通用しないのに何であれだけ自信満々なんですかね?しかも単発だなんて居眠りしてても避けれますよ」
「さっき金剛の弾で吹っ飛んでたからそれで自分も通用すると思ったんじゃないの?」
「あれは金剛さんが艦娘だからこそなのに…やっぱり愚かですね」
「そもそも低督自ら最前線で戦うこと自体が愚かなのだけど」
「全くだね。ところで…」
「私はいつまでこの門を守っていればいいのかい?」
「すいません。今すぐ代わりますっといいたいところですがこれからシエスタに入るのでもうしばらくお願いできますか?」
「別にかまわないが、私もそろそろ巨大化を維持するのが厳しくなってきた。そうなると侵入者の撃退はひじょ〜に難しくなるので大体は素通りしていくつもりだ。もちろんその失態の罪で……」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「座敷牢に投獄になるのかな?」
「紅魔館に座敷牢なんてあるとは思えませんが、監禁プレイとかはありえますね」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「……何人ごとのように語っているのかい?主人の許しを得ず門番を他人に押し付けたんだ(ガチャリ)」
(撮影者:もゆるんさん)
「よって投獄されるのはどうみてもキミなのは確定的に明らかさ(ガシャーン)」
「今すぐ代わりましょう」
「了解した」
「これにて一件落着」
「無事終わったようですね。全く非戦闘員の事も考えずに喧嘩は遠慮してほしいです。特に弾幕戦は本人より周りの方にとばっちりが降りかかる事が多いのですから迷惑です。ぷんぷん」
「とばっちり喰らってもその傘で弾幕は防げるから問題ないんじゃない?実際これ、防弾防水加工してるんでしょ」
「それでも限度はありますし、大体貫通は防げても衝撃は防げません!さっきの金剛さんの砲撃を受けとめようとしていた中国さんと同じ目に会うのは嫌です」
「大丈夫よ。もしそうなりそうになったら……(すくっ)」
「こうすーっとスキマを開いて…」
「弾をスキマ送りにしてくれるのですね」
「違うわ。ふっとばされて地面にぶつかる直前のあなたをスキマ送りにして衝撃を和らげてあげる」
「全然解決になってないじゃない!!」
「何を言うの?つ○○君は3歳の時にただのボールで鉄の猪の突進を受け止めただけでなく地面への衝突もボールをクッション代わりにして無傷でしのいだのよ。幻想郷の住民ならせめて弾の衝撃ぐらいは緩和させなさい」
「お、鬼……貧弱な私に○ばさ君の真似を強要だなんて鬼ですよあなた」
「褒め言葉として受け取っておくわ」
ちなみにこちらはあっきゅんの中の人(もゆるんさん)が撮った写真
同じ構図でも明るさを調整するだけでこれだけの違いがでるとは、本当撮影って奥が深いよねぇヾ(:3ノシヾ)ノシモシカシタラタダカコウデゴマカシテルダケカモシンナイガ
とりあえずこのあたりは結構ガチで撮影はしてたけど、このレポはガチ撮影をした芸術写真を公開する場ではないので芸術写真の掲載は各自にお任せするとしてお次は…
「お昼寝ですね、わかります」
(撮影者:もゆるんさん)
「そんな門番には安らかな永眠をプレゼント」
「冗談ですから写真のトーン落とすのやめてください。まぢでヤムチャ永眠してるようにしかみえませんから」
「わかったならお昼にしましょう」
そんなこんなと撮影に熱中しすぎて気がつけばお昼の時間となり…
和室や中華ブースから離脱して食堂&物販のブースへ移動
「誰も写真撮ってない(っというよりそもそも食堂ブースは大半が撮影禁止な)ので周辺の様子は言葉で伝えるしかありませんが、縁日ムードの中で私はあえてこの限定品の冷やし中華を頼む!」
「私は冷やし中華や縁日フードよりも、今の姿に似合う洋食のカルボナーラを頼まざるを得ない」
なお、この思考は翌日ここに来ていたロリコン四天王(最弱)の人と全く同じだったらしい_(:3 」∠)_イチニチズレテタラレポナイデイロイロイヂレタノニザンエンデアル
ついでにいえば『(ブログ情報で)髪が邪魔ですっごい食べずらかった』のも同様だったとかヾ(:3ノシヾ)ノシソウレイサンヤカラカサオバケサンハドッチモショートダカンネェ…
「長髪組はこういう点で不便ですよね」
「それより、二人ともそれだけでいいのかい?」
「これだけでいいのですよ……お金ありませんから」
「私もゆうかちゃんを差し置いて美味しいものたらふく食べたなんて知られたら後で何されるか…(ガクガクブルブル)」
「従者は大変ね。でも……」
「あなた達はちょっと頼みすぎじゃないの?」
「(ゆかりんのある一点を見つめながら)育ち盛りなので大丈夫!」
「…………何やらどす黒いけどせつない欲望が垣間見えたからあえて深く突っ込まないけど」
「ふふふ…ここ数日でち公達にオリョール逝かせまくったおかげで資金にも余裕ができた。金剛もいない事だしよって今日は贅沢しよう」
※金剛さんは中の人が急用のため離脱しました
「閻魔の審査を受けるまでもなく黒確定な発言をしてるあれにはちょっと懲罰を与えてもいいわよね?」
「大丈夫だ、問題ない」
「それじゃ、遠慮なく……」
「『次元の狭間』へ 行くがいい!!』
「デジョン!」
低督を次元のはざまに放りこんだ
「あーれー!!」
「これにて一件落着。じゃぁ私達は着替えてくるので後はよろしく」
「らじゃー(笑)」
っというわけで大半が衣装チェンジのために更衣室へと戻るのだが元々一着しか持ってきていないエリーさんは更衣室へ戻らず、そのまま撮影続行である。
差し当たってじげんのはざま送りにされた低督を迎えにいくため低層へ向かうエリーさん、そこでみたものとは……
・・・・・・
丁度先日劇場版エヴァの放送があったことでめちゃくちゃタイムリーなネタ
ゲンドウポーズを取っている低督であった
「………低督、今現在展開中のML作戦ですが」
「出撃だ!とにかく出撃せよ!」
「出撃しようにも第2艦隊を務めていた者たちは大半が激しく損傷しており出撃できません。資材の備蓄も残り少ないのでここは一時体制を整えるためにも撤退を…」
「ならばついさっきドロップした駆逐艦達を第2艦隊に編成させて出撃させろ!」
「そ、それは無茶です!彼女たちは練度も低く到底実戦には耐えれません!!」
「主力の前を歩かせるだけで構わん!どうせあいつらは肉壁…いや鉄壁だ!主力の第1艦隊を無傷で目標地点へ届けさせるだけでよい!!よって弾薬はいらんし燃料もきっかり片道分だけ与えておけ」
意訳:神風特攻してこい
「………」
「なんだその目は!?まだ資材が心配ならでち公達をオリョールに向かわせろ!10往復するまで補給や入渠は許さんっと伝えておけ」
「………低督、知ってますか?」
「何をだ?」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「この燃料がほしいならまず私を倒してからにしてちょうだい鎮守府務めの低督の死因の約3割は艦娘達の報復だということを(ちゃきっ)」
「ほほぅ…上官に刃を向けるとはいい度胸ではないか。よろしい、ならばこのワシが直々に懲罰を与えてやる」
「くっくっく……以前は弾幕を真正面から突破されて首をはねられたが今回は違うぞ。この新しい愛銃『12.7mm単装機銃』の弾幕の密度は前の愛銃の比ではない。おまけに弾は三式弾を改造して作成した特製麻痺弾だ。以前みたく鎌で受け止めようものなら着弾と同時に麻酔ガスが噴出し……」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「し、しびれる…(びりびりびり)」
「っとまぁこうなるわけだ」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「そして身動き出来なくなったところを牢屋に放りこんで……(ガチャーン)」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「泣いて謝るまで放置プレイするもよし。尋問と称してじっくりねっちりなでまくるもよし、足蹴にして這いつくばらせるもよし」
(撮影者:みずきさん)
「…いやいや、せっかくだし鎖でがんじがらめにしてドSと名高い究極過虐生物に拷問させるというのもよいな」
「そうやってワシに逆らえばどうなるかを他の艦娘達への見せしめにするのだ。はっはっは……」
・・・・・・
なんてことをおもふ低督であった
「全くなぜワシがこんな目にあうのだ?でち公達へのオリョールクルージングや第2艦隊に捨て駒を投入はどこの鎮守府でもやっとることなのに…ぶつぶつ」
「オリョールはともかく捨て駒作戦はもうどこもやってない古い作戦なのだけど…」
実際初期の頃のイベントは時間と共に敵のゲージが回復する鬼仕様なので間髪いれず一気にたたき込むためにも捨て駒作戦を行わざるを得なかったようだけど、時間と共にゲージ回復がなくなった今はそんなド外道作戦はほんの一部しか使われなくなったらしい……
まぁ実際イベントに参加した提督ならわかるけど現在そんな作戦はいろいろと『非 効 率(意味深)』なので到底推奨はできないのですわ(´Д`;)サラニイエバコレデタテイトクノヨメトドウカンヲシズメタラコロサレテモモンクイエンワ
「しかし、から傘お化けから低督の悲惨な状況を聞かされてた事だし助けてあげようとは思ってたけど、この場合は新人駆逐艦やでち公達のためにももうしばらくは放置プレイがよさそうね」
「っということで私は私でゆうかちゃんが帰ってくるまで夢幻館(洋風廃城壁ブース)で門番しながら待機しとこうかしら」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「ゆうかちゃんまだかな〜」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「……ゆうかちゃん遅いなぁ」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「………ゆうかちゃん…まだなの」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「………もしかして、もう帰ってこない…とか??」
(撮影者:みずきさん)
「ゆうかちゃ〜ん…さびしいよ〜会いたいよ〜帰ってきて〜」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「しくしくしく……」
ざっざっざっ……
(撮影者:みずきさん)
「そんなとこでしょぼけちゃって、一体どうしたのよ」
「!?そ、その声は…」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
←(中の人:お豆さん)
「おまたせ、今帰ってきたわ」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「……ゆ、ゆうか…ちゃん…?」
「ただいま。エリー」
「ゆ、ゆうかちゃぁぁぁぁん!!」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「おかえりなさい!おかえりなさい!!おかえりなさい!!」
「よしよし、今までよく夢幻館を守ってくれたわね。ありがとう」
「うわぁぁぁぁん!!」
・・・・・・
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「といった具合のイイハナシダナーな展開を予測してたわけ?(ぐりぐり)」
「いえいえ、全くそんなことありません……これでこそゆうかちゃんです(しくしくしく)」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
っといことでゆうかちゃんが来たので二人でツーショット
(撮影者:みずきさん)
「そして新たに目覚めた力…」
(撮影者:みずきさん)
「ゲートキーパーとしての力で(ブルン)」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「助っ人召喚!」
(撮影者:楠木さんHE☆N☆TA☆I☆低督)
「うふふ、これだけのメンツをそろえればもう白黒や紅白が来ても絶対に負けない」
まさに虎の威を借る狐状態で調子にのってみるエリーさんであった
「ふふ、私がいない間に随分と調子にのるようになったじゃない」
「そういうゆうかちゃんも随分調子に乗ってるような…」
「キラッ☆」
「あぁぁ…ゆうかちゃんが壊れた…」
とまぁそんな悪態をついてみるものの・・・
「あらあら、もしかして久々に葬らんされたいの?」
「ゆうかちゃんはアイドルも似合いますので葬らんはご勘弁を!!」
(撮影者:みずきさん)
即座に撤回するヘタれであったヾ(:3ノシヾ)ノシコレデコソエリーサントモイウ
もちろんこんな懇願なんぞ受け入れてもらえず、ゴルフスイング型葬らんでナイスショットされて……
中国くんと同じように吹っ飛ぶ羽目となったのは言うまでもないヾ(:3ノシヾ)ノシチナミニサッカーダトユウカリンニフットバシワザハアンマリナイ
「……返事がない、ただの屍のようだ」
「ムチャシヤガッテ・・・」
「なんてオチにしないで〜まだ生きてるから」
「あら?全力でフルスイングしたのにまだピンピンしてるだなんて…」
「今度は分身してぶっといのを」
「アーナンダカキュウニカラダノアチコチガイタクナッテキマシタワ〜」
「冗談よ冗談。みんな着替えが終わったことだしこんな無駄な事なんかせず早速ゆうかりんランドへ向かうわよ」
「は、はい!!……ソコデショケイシテソノママユウカリンランドヲウルオスヒリョウニスルノデスネ、ワカリマス」
「じゃぁせっかくだしスキマを開いて近道作ったげる」
「それじゃ、しょけいb(ゲフゲフ)ゆうかりんランドへレッツゴー」
こうして紫のスキマ経由でゆうかりんランドへ向かう一向となった。
「しかし不思議だわ…あのゆうかちゃんのフルスイングをまともに受けたのに意識がはっきりしてるだなんて」
そんな風に首をかしげるエリーさんだが、その答えはすぐに判明した。
\ぱきっ!/
「ん?今ふところからなにかが壊れる音が響いたような…」
一体何が壊れたのかと思って胸を探ってみると
みつかったのは……
つぶれた胸ぱっと
ではなく
カメラさんであった
「あぁぁ…このカメラが私の命を守ってくれたのね、よかった……」
「じゃなーい!!」
思いがけずカメラさんがご臨終してしまったエリーさん
まだ撮影は半ばというか目玉のゆうかりんランドが残っているのにその撮影が不可能とゆうかりんに知れ渡ったら……
「こ、殺される……まぢで殺される……正真正銘肥料にされちゃう……(ガクガクブルブル)」
「こ、こうなればやるしかない!やるしかない!やらなきゃやられる!!(ブツブツブツ)」
そんな絶体絶命なピンチに立たされたエリーさんが取った起死回生の行動とは……
まて次回
〜次回予告〜
見覚えのある場所
見覚えのある仲間達
だけど……
……なぜ?
ついに幽香へと反旗を翻したエリー!
迫る死神の刃に対してゆうかりん大ピンチ!!
夏の夕暮れ
やさしく迎えてくれるのは
海鳥達だけなのか
次回は「さよならエリーさん。俺達はキミの愚行を忘れない!」をお楽しみに(゚∀゚)
もどる