蓮子「は〜い、モニター前の愚民共触れ伏しなさい。今日も今日とていつも通りな○○で××な蓮子とメリーが送る黒赤テレビショッピングの時間よ」


メリー「毎度のことながら、よくまぁ毎回ひねりを加えた紹介文が思いつくわよね」



蓮子「何言ってるのよ!この番組のウリはカオスなんだから混沌を主張するのは当然でしょうが!!」



メリー「否定できないところが悲しいし、この際いつも通り気にせずさくっと本題にでも入りましょうか」


蓮子「本題って、メリーたら大胆なんだから(ぽっ)」


メリー「もう突っ込まないから勝手にほざいてなさい。それで今回紹介する商品は↑の画像にある」



咲夜「お嬢様の可愛らしい姿を捉えたという至高のパンでもある『スカーレットパン』よ!」



蓮子「ちょ、何いきなり湧いてでてきt…」













ヒュンヒュンヒュン……













サクサクサクッ!!!










咲夜「このパンはすなわちお嬢様のカリスマが詰まったパンであり、一口食べただけで10日間は飢えを凌げるどころかどんな大怪我も瞬時に回復して体力も全快させてくれるというすばらしいパンです!!!」


蓮子「………」←ZUN帽に無数のナイフが刺さっている


メリー「一応突っ込んでおくけどそんな仙豆みたいな効果でるのは貴女だけよ」


咲夜「そんな素晴らしい『スカーレットパン』ですが、ただ食べるだけでは飽き足らず家宝として神棚に飾って拝んだり、抱き枕として布団の中で添い寝したり、一緒にお風呂へはいったり、ぶちゅっとキスをかましたりと様々な用途で(どくどくどく…)」



メリー「鼻から忠誠心が駄々漏れ状態だしもう駄目ね。CMジャックなんて初めてだけど黒赤なんだし素直に納得して撤退しますか」



蓮子「そ、そんなことよりメリー!大変なのよ」


メリー「大丈夫よ。連絡先発注先酒場なんだし、内容を誇張し過ぎたせいで苦情が来るとしても全く私達には」


蓮子「そうじゃなくって大変なのよ!私…腰が砕けて立てないのよ」


メリー「…………それで?」



蓮子「だから、このままお姫様だっこと言いたいけどメリーの力じゃ無理だからおんぶして。でもってそのままベットの上まで……」



メリー「あーそうそう。この『スカーレットパン』だけど3枚セットで980円。今ならもれなくksg印のハチミツがついてくるそうよ。宅配も受け付けてるそうだから、購入ご希望の方は酒場までどうぞ。以上、黒赤テレビショッピングでした」



蓮子「ふっ、必殺スルーなんてやるじゃない。しかもそのまま私を無視して帰るなんてこれまさに放置プレイ…
って本当に帰らないでよ!!



メリー「嫌ね、本当に帰るわけないじゃない(戻ってきた)」


蓮子「あーよかった。じゃぁさっそくお姫様だっこを」



メリー「非力な私にそんな芸当できるわけないじゃない。だから普通に(むんず)こうやって運ばせてもらうわ(ずるずる)」



蓮子「ちょ、痛い痛い!首根っこ掴んで引きずらないで!!」



メリー「文句言わないの。だって私は非力なんだからこうでないと運べないのよ(ずるずるずる)」



蓮子「いくら非力でもおんぶぐらいはできるでしょー!!」








咲夜「で、あるからして……ですが……であるからして……なので……有志の達によって……(くどくどくど)」












阿求「あーもうキリがないからこの先カット!でもってこのまま本編へ移るわよ!!」













現在地:酒場



                         
                        ,ヘ/L──- 、
 U [] V 日 ▽ U [] V    Lニ)r_」=== イ スカーレットパンナンテイツノマニデキタノヨ
 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡     ,ヘ、i ノノλノハノヘ  
く|   ,..-──-ヘ/i |>[] 目   .。,'  `(ハリ ゚ ヮ゚ノi) ',
 ヽ、 ,'y,..-=== y + /<>  ____|~~| .i >〈(つi!と!)  i
 <>〈`'γ ノノハノノ /| <>       .└┘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 .<>ゝノルリ ゚ ヮ゚ノ_| |_<>―――――――――――――
  <>' 〈(つyiつ.||>  ソンナノシラネー ← 妹様等身大POP(常に喋ります)
     ,く/_!__」>,  ━┳━     ━┳━     ━┳━





文「っというわけで、早速ですが件の『スカーレットパン』を注文してみました」


萃香「さすがブン屋。こういうものに関しては早いねー」


橙「早いというか、販売元がここだし」


ルナサ「注文すれば3分ででてくる」


カナ「それよりも一つ聞きたいんだけど…」


リリカ「ある程度予測はできるけど一応許可する。どぞー」


カナ「前回の撮影で途中からすっぽりと記憶が抜け落ちてるんだけど何かあったの?」


フラン「あー私も途中から何故か記憶が抜け落ちてるんだけど、お姉様何か知ってる?」


レミリア「それについては……(目をそらす)」


玄爺「ほ、ほれ。ここは黒赤の撮影なんじゃし、途中で記憶が抜け落ちるなぞよくあることですぞ」


レミリア「そ、そうそう。ここはカオスで有名な黒赤なんだからあまり気にしてはだめよ」



カナ「それとこれとは全く別問題よ!大体そんなんじゃ妹様も」



フラン「うん、そうだよね。わかった」



カナ「納得したー?!」



萃香「まぁ妹様だもんね」


ルナサ「しかも黒赤の妹様は余所よりも素直で姉であるレミリアを慕っている傾向が強い」


橙「だから、あんな子供騙しでもあっさり通じると」


リリカ「っというわけで、カナも納得したことだしスカーレットパンでも食べてみようか」


メルラン「これにて一見落着ぽ」



カナ「勝手にまとめるな!!」



文「いいじゃないですか。こういう流れが黒赤の黒赤たる所以なんですし」


レミリア「そうそう、それよりスカーレットパンとはどういうものなの?実物見るのこれが初めてで結構楽しみなのよね」


フラン「やっぱりお姉様のパンだから真っ赤なトマトイチゴトウガラシがたっぷり入ったパンじゃないの」


リリカ「それはそれで客を選びそうだけど通にはたまらないだろうし」


萃香「じゃぁそういうわけでこれが噂のスカーレットp…」



???「れみぃ、危ない!!」



萃香「ん?」















あなたの誤字に……

















ロイヤルフレア!!
















全員「…………」



レミリア「わ、私のスカーレットパンが…」



フラン「どっかーんと砕けて塵になっちゃったー」



CTG(カリスマ図書ガール)「ふぅ、危なかったわね」


玄爺「危ないのはお主の方ですぞ」



橙「ていうか、ロイヤルフレアと叫びながら実際放ったのはセントエルモピラーだし」



CTG「乱闘禁止の酒場内でド派手な魔法使うわけにもいかないのだから、あれでいいのよ」


リリカ「あまりよくないけど、まぁいっか」



レミリア「よくないわよ!せっかくのスカーレットパンが灰になったじゃない!!」



フラン「そうだそうだー弁償しろー!!」



ルナサ「っということだがそれについて一言」


萃香「わかってるさ。誰も私の心配なんてしてくれないことくらい…(ぷすぷす)」


文「さらにどうでもいいことですが、誰か誤字りましたっけ?」


カナ「なんだか私が忘れられてる気がしないでもないけど、あからさまな誤字はないはずよ」


CTG「じゃ、そういうことで代わりにこの『ゆゆパン』『おりんりんパン』を埋め合わせにおいていくわ。それでいいかしら?」


レミリア「そんなので私が許すとでも(ユラリ)」


文「あややや。私達の質問を見事にスルーしましたよ」


カナ「しかも、スカ姉妹は当然のことながら怒ってるし、これはもうただでは済まない気配が…」



CTG「仕方ないわね。ここは奮発してこの厳選材料で作られた最高級の特性ぱっちゅんプリンもセットで」



フラン「わ〜い、プリンプリン〜♪」


レミリア「そ、そこまで誠意見せられたら…許すしかないじゃない」



カナ「あっさり墜ちたー?!」



ルナサ「あれもいつものことだし、気にしない方がいい」


橙「確かに、いつものことにゃ」


CTG「あーそうそう。貴方達に一つ言いたいことがあるんだけど、あのCM」


文「却下」


リリカ「苦情は一切受け付けません」


メルラン「そういうことぽ」


CTG「………日符」


玄爺「まぁまぁ落ち付きなされ。あのCM自体乱入者のせいでわしらの予想とは反する出来となっておるんじゃしな」



カナ「そうそう、それにあの番組は嘘八百並べまくって事実を捏造しまくってるものだし」



萃香「何より、発信元カオスで有名な黒赤だしね。信頼性なんて皆無なんだから誰も本気にしないでしょ」



ルナサ「そういうこと。どうせ視聴者はたんなる受け狙いのジョークと思って深く考えないはず」


CTG「そんな言い訳がれみぃ達に通じる…わよね。あの黒赤が関わってるならなおさら」


リリカ「ついでにリリカ達のところのレミリアもああいう出来事には慣れてるから特におおごとにはならないっしょ」



CTG「それならそれでいいわ。でも、あの『スカーレットパン』私達の世界の咲夜が独断で作ったもので私達のれみぃ…カリスマスターは制作に一切関わってないからそこを覚えておくように」



玄爺「わかりましたぞい。それに何かあっても全てわしら黒赤が責任をかぶりましょうぞ」



橙「私達は東方サッカー界の悪として名が通ってるし、今さら悪行の一つや二つ増えたところでどうってことないにゃ」



カナ「いっそ、さらなる悪名を轟かせるために麦わら海賊団改め麦わらサッカー団として旗揚げでも…」



文「それはいいですね〜そうなれば『史上最低の弱小サッカー団がここに爆誕!!』として一本」



カナ「最弱言うな!!」



CTG「荒れてるところ悪いけど、そういうことでよろしく頼むわよ(退却)」


萃香「で、結局私はふっとび損だった気がしないでもないけど」


レミリア「いいじゃない。貴方は元々そういう役柄なんだし(プリンのおかげで上機嫌)」



フラン「俗に言うかませ犬ってやつだよねー(プリンのおかげで…)」



ルナサ「それいうならやられ役



萃香「カナと違って諦めてるから別にいいんだけどね。それより…いつもの前口上やったっけ?」


リリカ「そういえば、いろいろとドタバタしてたせいでやってないような…」


文「仕切り直し的な意味も含めてやりましょうか。この放送は『TSSH2』こと『東方サッカースプリングハンデバトル2nd』に出場した『黒赤マジック「夢」(黒赤夢)』の大会終了後日談です」


橙「成績はまぁ…その……1勝もできずに敗退で完敗にゃ」


カナ「くぅぅ……何で勝てなかったのよ」


メルラン「運命ぽ」


レミリア「運命といえばそれまでだけど、それだけで片付けるのは駄目よ」


フラン「だよね。他にも敗因あるかもしれないし」


文「では、真面目な話どこがいけなかったと思います?キャプテンであるカナさんの欠点以外で」


萃香「キャプテン以外での最大の理由はやっぱりフォーメーションだろうね」


ルナサ「今回選んだフォーメーション『ダイヤモンド』は以前選んだ時もボロ負けしたとも聞くし、今回の件からして相性が悪い可能性が高い」


リリカ「それ以外だと5分以上の成績残してるのに、何故かダイヤモンドだけボロボロだもんね」


玄爺「その理由の検証として一つがタイプ選択のミスとも言われてますが、その辺りはどうなんですかのぉ?」


橙「えっと、ダイヤモンドの最適なタイプはノーマルだという話なのかにゃ?」


文「えぇ、最適なタイプはノーマルでプレスはいまいち機能しないとの検証があるのですが…」


レミリア「そういうのはパチェをはじめとする頭脳班の役目なのだから、私達で結論を出すことはないわ」


フラン「ぱちぇ達に任せれば安心安心」


萃香「それでも実際に試合を経験しないとわからない部分もあるし、体感したことぐらいはきっちり報告した方がいいと思うよ」


橙「あっ、報告といえば紫様はどこいったにゃ?」


玄爺「そういえば、いつのまにかいなくなってましたな」


文「スキマ妖怪さんは確か『RSH2』のGKとして藍さんに招聘されたそうですよ」


ルナサ「しかも、向こうではそこそこの活躍をしてるとか」


カナ「どうせならそのそこそこの活躍をここでしてほしかったんだけど」



リリカ「いいじゃん。あのスキマ妖怪MFにおいたら役に立たないってわかっただけでも収穫あったし」



メルラン「スキマ妖怪は球離れ悪すぎぽ」


レミリア「所詮、アレはあの程度ってことよ」


玄爺「そういうレミリア殿は今回大した活躍してないはずですぞ」


レミリア「……カ、カリスマというものはね。いることに意義があって、存在するだけで活躍できるものよ」


フラン「うん、お姉様はただいてくれるだけでも安心できるからね」


レミリア「そ、そう。だから私はスキマ妖怪より」



フラン「でも、実際動いてくれる妹紅だともっと安心できるけどねー」



レミリア「………」


リリカ「うわーレバ剣で見事に一刀両断」


ルナサ「しかもクリティカルヒット」


橙「えっと……この場合どうすればいいのかにゃぁ?」


萃香「ほっとけばいいんじゃないの?」


文「ではそういうことで、他に何か言いたいことある人は?」



カナ「はいはい!」



文「キャプテンの言いたいことは予想できるというか、前回言ってるはずなので割愛するとして…」



カナ「割愛すな!!大体言った覚えなんてないわよ!!!」



リリカ「そういえばカナは前回の記憶が途中からないって言ってたっけね」


ルナサ「忘れてたが、確かにそう言ってた」


メルラン「物忘れ酷いぽ」


萃香「まぁカナに再度言わせてもいいんじゃないカナ?
どうせ私達はキャプテンのわがままに付き合って参加したようなものだから、このまま締めてもらう方向で」


橙「それでいいと思うにゃ」


フラン「同じく、GKでもドッカーンできて満足したしねー」


玄爺「ではそういうことで、カナ殿。よろしくお願いしますぞ」



カナ「よし、今回は『私の恐ろしさを認識させる』でその結果は…1勝もできなかったとはいえ、2得点はあげれたからまぁ合格ライン。だから次こそは完全な勝利を」



リリカ「あーそれ多分無理」


カナ「はぃ?」



文「えぇ、前にも誰かが言ってましたが黒赤チームは一人だけのものではありません。ましてや嫁SAIKOOOOOOO!!なチームでもありませんから、いくらオーナーから嫁宣言されたといっても、カナさん一人だけを贔屓するわけにはいかないのです」



ルナサ「むしろ、ここ最近はリリカとカナのわがままで皆を振りまわしていたこともあって少し自重すべき」


萃香「だよねー。今回までの件で出場回数も結構増えたし、しばらくは出番なかった人にまわさないと」


カナ「ちょ、だったら私の完全な勝利は…」


橙「じゃ、そういうことで撮影は終了。でもってCTGさんからくれたパンをゆっくり食べることのするにゃ」


フラン「あなたは今まで食べた食パンの数を覚えてる…な〜んてね」


玄爺「わしはいつもコッペパンですので、0枚ですじゃ」


カナ「こら!まだ私の話は…」


文「はいはい、テープが持ったいないのでこれをオチとして終わりましょう。ではお疲れ様でしたー」



カナ「勝手にオチをつけて締めr……」















プツン









終わり






■ 黒赤マジック【魔】(黒赤魔) 戦歴


予選試合

vs 知識と満月とTSSH2と(春慧音) 監督:暁  2-2
vs 鉄甲の楽団(鉄楽団) 監督:アユタ   0-2
vs メイド オブ ウォー(MOW) 監督:なすびん  1−1

0勝2敗1分で勝ち点2(得失点差マイナス2、総得点3)により予選敗退






成績:0勝1敗2分

総得点3 総失点5

成績:予選敗退
得点:カナ(2点)・文(1点)






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