試合終了 反省会コーナー
(予選一回戦 VS紅の巫女 編)



黒赤マジック 控え室





魅魔「はっはっは!見事に負けてしまったな」


ちゆり「負けちまったぜ」


ラクガキ巫女「負けたわね〜」


VIVIT「うぅぅ〜〜皆さんもっとしっかりしてくださいよ〜〜〜!!」


橙「藍様〜〜〜くやしいです〜〜」


藍「……そう言うな橙。勝つ時もあれば負ける時もある。……それがサッカーだ」


魔梨沙「美しい主従関係ね〜うふ、うふふ……」


リグル「あの〜それはいいとしてそこの頭脳組はさっきから一体何を…」


理香子「何ってただのメンテナンスよ。次の試合に備えて…次は出力120%を試すわよ」


夢美「待ちなさい!どうせならここをこう弄ってそっちはこうすれば、出力150%でも耐えれるはずよ」


理香子「なるほどなるほど。それならこのパーツも取り付けて……」


夢美「その装置を付けるなら角度をさらに3度上げて、さらにこう曲げれば……」







ボン!!






リグル「ひぇぇ〜〜装置が爆発した〜」


魅魔「おや、また小兎姫でも暴れたのか?」


ちゆり「あ〜、今回のはご主人様が原因だ。あれもいつものことだから気にすることないぜ」


ラクガキ巫女「爆発といえば…小兎姫がいないわね」


魔梨沙「ついでにHチもいないわよ〜うふふふふふふ…」


VIVIT「あの〜私はここにいるのですけど〜〜」


魅魔「そういえばいないな…どこ言ったんだ?」


ちゆり「パンかお菓子でも買いに言ってくれたんじゃないのか?」


藍「………確かに……それは…ありえるな」


VIVIT「もしかしていぢめですか?新手のいぢめなんですか?」


小兎姫「皆ただいま帰ったわよ〜」


魅魔「ああ、お帰り。どこ言ってたんだ?」


小兎姫「入口付近で怪しげな動きを繰り返す犯罪のにおひがぷんぷんする人影を見つけたから尋問してただけよ〜」


藍「………あやしげな影…だと?」


小兎姫「大丈夫。見たことない子だったけど、監督からの言付けを預かってただけみたいだし、この手紙を差しだしてさっさと帰っちゃったわ〜」


ラクガキ巫女「幻想郷では見かけない子というと、メリーかしら?」


魔梨沙「もしくは蓮子とか」


小兎姫「だから、見たことないから誰かわからないのよ〜
ただ、黒赤マジックの在籍を示す身分証明書を持ってたから黒じゃないわ」


魅魔「……誰も見たことなくて」


藍「……黒赤マジック在籍」


ちゆり「そして監督の言付け」


橙「藍様…それってまさか」


リグル「未だに姿を現したことがない…」

































ラ・魔・魅・藍・ち・橙・リ「黒赤マジックの監督(兼オーナー)本人じゃないのか!?」
































VIVIT「あの〜〜……監督どうこうよりまず私を認識してほしいのですが〜」



小兎姫「そういえば…その推理は思いつかなかったわ!!


藍「う〜む…しかし……紫様からも逃げ切れるあの監督が……なぜ今頃姿を…」


魅魔「謎は尽きないかもしれないが、とりあえずこの手紙を読んでみよう。もしかしたらこの中に答えがあるかもしれないだろ」


ちゆり「そうだぜ、今は手紙の中味を確認しようぜ。それでなんて書いてるんだ」


小兎姫「えっと…」









VIVIT「だから〜〜私を無視するならもう実力k…」










どっかぁぁぁぁぁぁぁん!!









全員「?!」









扉が蹴破られ、お約束のごとくHチが扉と壁との下敷きにされる中で颯爽と現れるのは…








敵アホ毛「黒いのはどこ!!」






全員「…………」





敵アホ毛「だからありすちゃんを毒牙にかけた黒いのを出すのよ!!」



橙「藍様。あれが『ひがいもうそう』ってやつですか?」


藍「あぁ……あれが『被害妄想』という……やつだ」



敵アホ毛「そこ何和んでるのよ〜!!出さなければ実力k」




ぷすっ、ちゅ〜〜〜〜〜   バタッ




敵永琳「ごめんなさいね。鎮静剤を打ったからしばらくは安全なはずよ」


魅魔「あぁ、別にかまわないさ。しかしアホ毛が血相を変えて飛び込んでくるというのは…やはりあれか」



ちゆり「あ〜どうせ『黒赤の魔理沙はありすを毒牙にかけたことで魔界パワーを得た』なんていう何の根拠もないデマをアホ毛が知ったんだろ」



敵永琳「ビンゴよ。ついさっき私達のチームのHがそういう噂を拾ってきてういういとした表情でコレに話して…その後は見てのとおりよ」


ラクガキ巫女「これでアホ毛の襲撃は5回目ね」


魔梨沙「誰がそんなデマを流したのかしらね〜 うふ、うふふふ…」


リグル「…………改めて思うけど、どこのチルノも後先考えない根本的なところは一緒なんだね」


魅魔「まぁいいじゃないか。そんな細かいことはおいといて、せっかく来てくれた客人に茶でも出してもてなそうじゃないか」


魔梨沙「わかりましたわ〜魅魔様。今お出しします」



ラクガキ巫女「ちょっと、魔梨沙!!私の持ってきたお茶っ葉とお茶菓子を勝手に使わないで〜〜!!



敵永琳「あ、お構いなく。私も元々こっちで確認したいことがあってそれが済めば帰るつもりなのだから」


小兎姫「遠慮しなくいいのよ。手紙の内容も私達の監督による『今回の試合での受賞選手発表』だから敵方が居てくれた方も何かと都合いいのよ〜」


ちゆり「自サイドの一方的な目でなく別方面からの目を取り入れる。
検証では欠かせない基本だが、知っているどころか実行するところは腐っても警察官ってわけだな」



小兎姫「そこ!これ以上何か言うと侮辱罪で逮捕するわよ〜」















MVP:シュートの嵐を耐えまくったSGGK(スーパーギャンブルゴールキーパー)魅魔様&SGGP(スーパーグレートゴールポスト)

あふれるカリスマ最強と名高いポスト神様




魅魔「はっはっは、3点も取られてしまった私が受賞とはな」


魔梨沙「さすがですわ〜魅魔様!!」


ちゆり「確かに意外といえば意外だが、いいんじゃねーか?ポスト神様もセットだし」


ラクガキ巫女「撃たれたシュートが8本で1対1が1回だったかしら?」


リグル「それだけ攻められて3点に抑えたのはよく耐えた方だよね」



敵永琳「本当に耐えたというか、ここの魅魔は対ミコ補正でも入ってるわけ?
エースであるミコのシュートを5本中4本(クリ2回、ポスト1回)も防ぐなんて…ミコは軽いショックに陥ってたわよ」



魅魔「そうか、それは悪いことをしたかも知れないな」


敵永琳「まぁ、少し調子に乗ってた部分があったしこの結果はある意味いい薬になったからいいわ。今頃、魔梨沙に連れられてブラックボールを蹴りながら外をランニングしてるでしょうね」


ちゆり「それってネオタイガーを生み出した日向君の真似じゃねーかよ(ぼそ)」










技能賞:攻めに守りと活躍した…かもしれないラクガキ巫女




ラクガキ巫女「私が入ったわね」


ちゆり「守りのカットではパスを奪ったりこぼれ球にし…」




魔梨沙「攻めの陰陽球パスは魔界神のアホ毛で叩き落とされはしたけど、くろまくどころかHの顔面をも飛び越えたりしたわね。うふふ……」


魅魔「攻撃陣の不調や不運もあったが攻守のキーマンとしては順当な活躍じゃないか。誰も異論はないのだろ?」




VIVIT「うぅぅ〜〜〜……私を置いてけぼりにして話を進めないでくださ〜い!!
それに異論は私が……」




ラクガキ巫女「異論もないようだし、これで霊夢とは違うってことは証明できたわね」


魅魔「そういうことだ。これからも司令塔としてよろしく頼もうかな」


ラクガキ巫女「任せて頂戴」





敵永琳「さっきからポンコツメイドが何か喚いているけど無視でいいわけ?」


藍「いいんだ……奴は自分の立場がわかるまで………放置プレイだ」


橙「そういうこと」


敵永琳「………もう哀れと言わざるを得ないわね」




















敢闘賞:子供たちの夢と希望で西行結界を貫いたH夢美教授




夢美「子供たちの夢と希望なら当然の結果ね」


ちゆり「毎回のことながら、微妙に突っ込み入れたいシュートだがまぁ当然の結果だぜ(てか復活早いな)」


ラクガキ巫女「当然というか他に該当者がいないからじゃないかしら?」


魔梨沙「うふふ…他はもう散々だったし」


理香子「特にボロボロだったのは藍ね。貴女の攻撃力を信頼してツートップの一角に持ち上げたのに一体どうしたわけなのよ?」


藍「…………」


小兎姫「言っておくけど、貴女に黙秘権はないわよ〜」



橙「ら、藍様を責めないでーーー!!」



魅魔「まぁまぁ、橙の言うとおり負けた責任を個人に押しつけるのはやめるべきだ。
誰も調子が悪い時だってある…そうだろ?」


藍「……………あぁ」


敵永琳「…………」









ムカつく奴で賞:魔界神聖2回にカットとうっとぉしさ全開な神綺(のアホ毛)




敵神綺「これで安心魔界神☆」



敵永琳「あら、もう気がつくなんて薬が足りなかったかしら?」


ちゆり「なら次はパイプ椅子で脳天を殴りつけるか」


魅魔「もしくは、トワイライトスパークで異次元の彼方にでも吹っ飛ばすか」



神綺「ちょ、ちょっと!私は正気に戻ってるから大丈夫よ〜〜!!


リグル「自分で正気に戻ってるから大丈夫と言ってる時点で危なくない?」


魔梨沙「うふふ…きっと油断したところを後ろからアホ毛でぶすっね」


ラクガキ巫女「もしかしたらあのアホ毛をブーメランのごとく飛ばしてくるとか」



理香子「その時の決め台詞は『伊達や酔狂でこんな髪型してるわけじゃねぇ!!』で決まりね」



夢美「名づけて奈良アホ毛カッター』とでも呼んで、研究して特許でも申請してみようかしら」


敵神綺「うぅぅ………私は誇り高い魔界神なのに」



敵永琳「大丈夫よ。貴女は最初から誇りもカリスマも何もないのだから



敵神綺「………………(体操座りでのの字)」


VIVIT「………………(体操座りでのの字)」


魅魔「ヘルナンデス君達はほっといて次行こうか」

















裏MVP:残念だけどらんしゃまをえらばざるをえない




藍「…………」


魅魔「………」


ラクガキ巫女「………」


魔梨沙「………」


夢美「………」


ちゆり「………」


理香子「………」


リグル「………」


小兎姫「………」


橙「………藍様?」


藍「…………」












パタッ














全員「た、倒れた?!」
















橙「ら、藍さましっかりぃぃぃぃ?!…てあつっ!!」







魔梨沙「うふふ…凄い熱があるわよ〜」


ラクガキ巫女「妖獣なのに風邪なんてひくのね」














橙「なんでもいいから藍様を助けてぇぇぇーー!!」












敵永琳「わかったからちょっとどきなさい。私が診察するから………」
































………少女診察中



























橙「あの…藍様は?」


敵永琳「ふむふむ…試合中動きがどうもおかしいと思ってたけどこの症状からして、胃薬の副作用ね。
あれは体内をめぐる妖気を無理やり元の状態に戻すよう促すことで体調を整えるのだから乱用すると体内の妖気バランスが崩壊して逆に悪化するのよ。
そちらの私から服用し過ぎないように注意受けていなかったかしら?」


藍「……受けてはいたが、つい……」


橙「そ、それで……藍様は!?」


敵永琳「とりあえず命に別条はないから、しばらく安静にしてれば2〜3日程度で元に戻るわよ。
それにしても、ここまで妖気のバランスが崩れていたのに試合であれだけ動けてたのは凄い精神力としか言いようがないわ。並の妖怪ならとっくに動けなくなってたわよ」


橙「藍様……なんでそんな無茶を」


藍「橙が試合を楽しみにしてたから…な……私が倒れたら試合に出れなくなるからこうやって……」


橙「藍様!!だからって……だからって………」



藍「……橙…泣くな…・・泣くんじゃない……」


魅魔「こらこら。橙も問い詰めるのはこの程度にして、今は藍を休ませてやりな」


魔梨沙「ですよね〜、ひとまず私が医務室に連れていきますわ〜」



橙「わ、私が連れてい…むぎゅっ



リグル「あぁ〜橙は体格的に藍を運ぶのは無茶だから!!」


ちゆり「とにかく藍にはいろいろと言いたいことあるが、後にしようぜ」


ラクガキ巫女「そうね。言いたいことは元気になってからにしましょ」














藍、橙、リグル、魔梨沙 医務室へ退場









理香子「それにしても、診療器具もなしでよく藍の症状をよく見抜いたわね」


夢美「モチはモチ屋って奴かしら?」


敵永琳「そういうわけじゃないのよ。私のところの監督は前に、能力は高いけど動きの遅いという弱点を持つパチュリーに火力を維持しつつ機動力を高める『疾風の紫計画』を行ったことがあってその時にいろいろと副作用で……(と〜いめ)」



ちゆり「あ〜『偶然カップファイナル〜』で猛威を振るった『マッハパチュリー』のことか。あの魔女はおたくらの幻想郷に所属してたんだな」



敵永琳「そうよ。そのマッハパチュリーを作るために通常の訓練は元より薬による人体実験も行って……」


ラクガキ巫女「マッハパチュリーなんてただマッハブーツを履かせただけでおしまいじゃなかったの?」


理香子「違うわよ。マッハパチュリーについては知将で知られるベンゲル氏が発表した論文によると、ただパチュリーにマッハブーツを履かせただけでは火力&スタミナ不足が深刻とても使い物にならないという結果がでてるわ」


夢美「つまり、マッハパチュリーはチーム全体をバックアップにおいた科学的トレーニングや地味な努力の賜物なのよ」


敵永琳「二人の言うとおりだけど、いろいろ検証したときにパチュリーがさっきの藍と同じ症状を出したこともあったのよ…だから……」



夢美「気にすることはないわ。医学も科学も発明も失敗を積み重ねることでノウハウを蓄積していくものなのよ!!




理香子「それに、目標に向かって努力する!!
サイコーじゃない!!!」




魅魔「そうだ。そのノウハウがあったから藍が手遅れにならず的確な処置も施せたんだ。本当に感謝するぞ」


敵永琳「そう言われると照れるわね…」


ラクガキ巫女「えっと……いい話で盛り上がってるところを水差すかもしれないけど試合に関してちょっといいかしら?」


敵永琳「何かしら?」


ラクガキ巫女「藍はともかくとして、中盤はどうみても私達の動きが読まれていたとしか思えない動き方してたけど、それはどういうわけ?」


ちゆり「確かに、おたくらは明様にこっちの弱点をついて攻めてたぜ」


小兎姫「もしかして偵察でもしてたわけかしら?」


敵永琳「そんな卑怯なことしてないわよ。ただ、本部にあったシュミレーター用の人形にここのチームメンバーが登録されてたから調整に使わせてもらったわけよ」



ラ・ち・小「…シュミレーター用の人形?」



敵永琳「えぇ、本部が『チーム調整用に使ってください』と安価で貸し出されていたのよ。
しかも大会登録されてた黒赤のメンバーの能力や動きがそのままインプットされていて驚いたけど本部も『黒赤チームの許可は得てるから心配無用』って言ってたから遠慮なしに使わせてもらって………もしかして知らなかったわけなの!?」


ラクガキ巫女「………知らなかったわ」


小兎姫「同じく聞いてないわ〜」


ちゆり「というか…そんなことするのは」


夢美「な、何…いきなり怖い顔して…」


理香子「しかも微妙に殺気も…」



魅魔「まぁ皆落ち付こうじゃないか。それに関しては私が許可したさ。大体作戦を隠して戦うなんて卑怯者がすることだろ!
ただでさえ珍しい布陣を組んだのだからもっと情報をオープンにするものさ」



ラクガキ巫女「………」


小兎姫「…………」


ちゆり「………」


理香子「そ、そうそう…人の世に役立ってこその発明品で決してシュミレーション人形のテストを兼ねていたなんて思ってもないから」


夢美「それにレンタル料の一部はこうやってもらえるわけだし、私も研究費用の元が取れれば…………」



ちゆり「…そうだったぜ。忘れかけていたがご主人はそういう性格していたんだったぜ………」



ラクガキ巫女「そうね、キャプテン魅魔もメインでの大会でわざわざ自分の能力をばらしていたし今さらよね。
だから私は何も言わないけど、代わりに儲け分はしっかりピンはねさせてもらうわ」



小兎姫「私もちゆりと巫女とキャプテンの顔を立てて無罪にしてあげるけど、
次に皆の相談なしでそんなことやったら手が後ろに回ると思いなさいよ〜!!




理・夢・魅「わ、わかったわ…(怖)」



敵永琳「それじゃぁ用も済んだし、そろそろそこのヘルナンデス君を連れて退散させてもらうわね」


敵アホ毛「うぅぅ……夢子ちゃん……私は魔界で一番偉い魔界神だよね……」


VIVIT「………キャプテンは私なのになんであの悪霊がキャプテンになるんですか………
というかなんで私を無視するんですか……」



敵永琳「(アホ毛の首根っこを掴みながら)……ポンコツ、たぶん皆が無視するのはその名前が原因じゃないのかしら」


VIVIT「名前…ですか?」


敵永琳「えぇ、見栄を切って身分相応な名前を掲げてるから無視されるのよ。
だから思い切って今の自分に相応しい名前を出してみればどうかしら?
ということで私は自分のチームのこともあるし後は頑張りなさい」







永琳、アホ毛を引きずりながら退場。








ポンコツ「…・…そうでした……私は一体何をやってたのでしょうか……
身分不相応な名前を掲げていたから皆が怒って反抗してたのです
だから、今の私に相応しい名前を掲げれば……」


魅魔「おや、今Hチの気配がしたような気がしたが」


ちゆり「あぁ、私も感じたね」



Hチ「皆さんお探しのキャプテンHチはここですよ!!」



ラクガキ巫女「あら、キャプテンHチじゃないの。今までどこほっつき歩いていたの?」


Hチ「す、すいません。試合後にちょっと身体の調子が悪かったのでメンテナンスを受けていましたので」


夢美「メンテナンスなら私達がいつでも受けてあげたのに」



理香子「今なら出血大サービス装甲強化各種武器改造もしてあげるわよ」



Hチ「け、結構です!!」



魅魔「とにかく、今回は負けてしまったがHチもやればできるんだしな」


ラクガキ巫女「そうね。なんだかんだいっても練習試合じゃゴールを決めることはあったし」


小兎姫「特にゼフユナイテッド犬想卿との交流を兼ねた調整練習試合なんか大活躍してたわよね」


Hチ「あれはある意味GKがやる気なさげのお情けで勝たしてもらったようなものですから活躍には入っていませんです!!」



ちゆり「おやおや、Hチのくせにずいぶん謙虚じゃねーか(心の声:まぁそう言う風に仕向けたんだけどな)」


ラクガキ巫女「そうね。Hチのくせにどういう風の吹きまわしかしらね〜(心の声:効果はばつぐんね)」


Hチ「それより、今回は負けてしまいましたが次は勝ちに行きますよ!!
失敗は成功の元なんですから一つぐらい負けてしまったぐらいでくよくよしてはいけないのです!!!」



夢美「やっぱり、失敗だらけでもへこたれずに立ちあがるHチが言うと本当に説得力があるわぁぁぁ〜〜!!」


理香子「それでも結果が伴わないところが残念よね。
まぁ発明品は大抵本人が死んでから認められるものだし、私達が惨敗をしてもデータを残すことはできるわ」


ラクガキ巫女「そうね、シャクだけど私達の試合結果やそれによって得た経験は霊夢や魔理沙、それに姿を見せない監督の今後にも役だってもらえるわ」


ちゆり「それを考えると3連敗を食らって予選敗退と思ってもやる気が起きてくるぜ」


魅魔「あぁ、その通りだ!どうせ私達旧作組は未来が約束されてないんだしな。
だから今後は未来がある霊夢や魔理沙達のために、残りの試合を全力で戦ってその結果をデータとして役立ててもらおうじゃないか!!



小兎姫「まさしく、踏み台ね〜」


Hチ「ふ、踏み台………踏み台扱いから逃れるために私は大会に参加したのに………」


ちゆり「おや、どうしたHチ。ロボのくせに顔色悪いぜ」







Hチ「い、いえ…なんでもあり…………まくりです!!
私は踏み台じゃありません!!!
さらに私の名前はHチじゃなくVIVITです!!!
いい加減名前を元に戻させてください!!!!!」




ラクガキ巫女「それは無理な相談よ。余所でも言われてるけどこういう記録では一度名前が変わるともう二度と元の名前には戻らないそうだし」


ちゆり「そういうわけだ、いい加減諦めな。Hチ」





Hチ「そんなこと知ったこっちゃありませ〜〜〜〜ん!!!
今すぐ名前を変えてもらえなかったら……」






魅魔「もらえなかったら…どうするつもりだ?(悪オーラ放出)」




Hチ「…………ごめんなさいです。私はHチです」





夢美「やっぱりHチはどこまでいってもHチ!!
研究や改造のやり甲斐があるわぁぁぁぁ!!!






理香子「なら今度はこの『性格反転装置』なんて付けてみるのはどうかしら?
もしくはこの
『ドリルパンチ』なんてのも…」







夢美「いいわぁぁぁ!!早速改造よぉぉぉぉ!!!」













Hチ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!もう加速装置だけで勘弁してくださいですぅぅぅぅっぅう!!!!!」







夢・理「まちなさぁぁぁぁぁぁぁあい!!」







疾風のごとく控え室を飛びだすHチと追いかける夢美&理香子








魅魔「…まぁ、Hチもあれだ。一応それなりの活躍をしたら元に戻してやろうと思うがいいか?」


ラクガキ巫女「いいんじゃないの?ただ自分の立場が分かってないから戒めるためにHチって呼んでるだけだし」


ちゆり「同じく、役立ち度や活躍度に比例させてHチの改善をよくするのはいいと思うぜ」



小兎姫「まさしく、飴と鞭ね〜」



魅魔「よし、決まったな。後でHチ達が帰ってきたら伝えることにして少し藍の様子を見に行くか」





全員「賛成」









残りメンバー医務室へと移動によって誰もいなくなったので、撮影終了








次回へと続く










黒赤マジック(R) 予選一回戦(2Pサイド)

vs紅の巫女(紅巫女) 1-3 (敗北)

得点:夢美(夢幻合体!)1点






戻る