現在地:博麗神社前





蓮子「は〜い、テレビ前の愚民共ぶりおっす。毎度おなじみ黒赤テレビショッピングの時間じゃないわよ」


メリー「CMのネタもあるから実際に放送してもいいんだけど、今回は黒赤主催の大会『H極・カオスカップ』でちょっとした動きがあったから、それをお知らせするために特別編を放送させてもらうわ」


阿求「もっとも、こういう機会じゃなければ私達の出番がないっていうわけだけど…」


早苗「全くですよねー」



蓮子「なんかパチモンルイージが混ざってるけど、いいわけなの?」



阿求「いいんじゃないの?あの子はサッカー本編にはいないと言っても本家本元のサッカーの発祥地出身だから、丁度いい解説役になってくれるはずだもの」



早苗「そういうわけです。私自身サッカーはやってないので、解説に自信はないのですがその辺はなんとかしてみせましょう。
あと、パチモンルイージとはどういう意味でしょうか?



メリー「偽サタデーナイトフィーバーの言うことなんか真に受けたら負けなんだし、ここはさらっと流しといた方がいいわよ」



蓮子「ちょ、メリーもメリーで酷いこと言ってくれるわね。そんなこと言うと、今度からメリーを劣化ムラサキババァと呼んでy(スキマ」



阿求「あらら、本家のスキマが怒ったようね」


早苗「ていうか、蓮子さんは大丈夫…と思っていいんですよね」



メリー「もちろんよ。こういうことは(黒赤マジックの)幻想郷だと日常茶飯事のようだし、むしろ気にしてたら身体と精神が持たないわよ」



早苗「ですよねー。私も最近永琳先生の特性胃薬を飲み始めてからああいう出来事もスルーできるようになってきたのですよ」



阿求「それって、120%胃薬の影響…とは思うけど、いつものことだからスルーするとして本題に入るとしますか」


メリー「もたもたしてると、何かとややこしい蓮子が復帰してくるだろうから帰ってこないうちに行けるとこまで逝くわよ。まずこの撮影だけどさっき話した『H極・カオスカップ』での参加チームの端数を合わせるために呼び寄せたスペシャルゲストの2チームを紹介をするために組んだものよ」


阿求「具体的にいうと一般参加が37チーム。これに元からいた主催の『H極・黒赤マジック(極黒赤)』を加えても38チームとなって4で割りきれないから割り切れるためにということで本部が主催権限でもって余所からゲストチームを呼んだそうなのよ」


メリー「その呼びだしに応えてくれたのがスペシャルゲスト枠の2チームです。では、早速紹介いたしましょう。まず、スペシャルゲスト枠1のチームは……」



早苗「パンパか・パーん☆」













早苗がシャッーっとカーテンの幕を開けるとそこには…



















ど〜ん☆












メリー「………」


阿求「………」


早苗「………」


メリー「なんで段ボールなんかが転がってるわけなの?」


阿求「大道具係、片付け忘れがあるわよ(パンパン)」



早苗「ちょ、だめです!ここはわかってても気付かない振りするところなんですから><」



メリー「何がなんだかわからないんだけど、ここは気付かない振りをして話を進めればいいそうよ」


阿求「仕方ないからのってあげますか。……エット、ダレモイマセンネ」


メリー「オカシイデスヨネードウシタノデショウカー?」


早苗「えぇ、本来ならここでゲストの紹介したいところですがいないなら仕方ありません」








カリスマスター姉「(ガバっと段ボールを跳ね上げて)またせたな、諸君!!(ババーン!!)」





早苗「そういうことで次のゲストチームの紹介といたしましょう」




カリスマスター姉「あるぇ〜?私は今ここでカリスマ的に登場したのだけど…」



阿求「次のゲストチームは…」


久瀬「ふっ、私の出番かね」



早苗「ちょ、早いですよ!貴方は名前を呼ばれてから颯爽と登場してくれないと」



久瀬「そうか、それは失礼した。では改め…なんだ、この段ボール箱は?邪魔だ(蹴り)」


カリスマスター姉「なっ、私を無視したあげくにカリスマな苦難の道のりを共に歩んだ盟友である段ボールを蹴りとばすなんて……(ゴゴゴゴゴゴ)」


メリー「そんなに大事なものなら、こんなとこに持ってこなければいいのに」


早苗「コレクターにそんなこと言っても無駄なんです。皆さんは自慢の品であればあるほど他人に見せびらかしたくなるのですから」


阿求「その気持ちわからないでもないけど、だからって段ボールはさすがにカリスマとしてイメージダウンじゃないの?」


カリスマスター姉「とにかく、カリスマたる私の盟友に対して行った愚行に詫びを入れてもらおうか!」


久瀬「フッ、道のど真ん中に小汚い段ボールを置くという行為はどうなのかね?どう考えても非は君の方にあると…」



カリスマスター姉「それが返事というわけね……よくわかったわ。
ならば、段ボールに与えた屈辱を倍返ししてやるわ!!



メリー「ちょ、ちょちょちょ……怒る気持ちはわかるけど、こんなところで暴れられたら困るわけで」


阿求「そう?乱闘なんて黒赤の皆はしょっちゅうやってるから多少暴れたところで全く問題ないし」



早苗「それに、盟友のために怒るカリスマスター姉さんというのもいい構図ですよね〜」



メリー「あぁぁ、この中で唯一人外に対抗できる守矢の2Pルイージ巫女が完全な節穴に……
こうなったら、誰でもいいわ!!誰かなんとかしてぇぇぇぇぇぇえーー!!!!



















ひゅるるるるる……
























カリスマスター姉「喰らいなさい!カリスマ奥儀、カリスマ・オブ・レッドs………」
































どっすーーーーーーーーーーーーん  ぷちぷちっ


























全員「………」





蓮子「はー死ぬかと思ったけど無事に戻って来れたようね。送ってくれてありがとねー」



天子「いいってことですよ。あの口五月蠅い衣玖と間違えて、あやうくただの人間の脳天に要石を叩きつけて撲殺するところだったわけですし、せめてもの償いと思えばお安い御用です」



メリー「って蓮子じゃない!一体何をタクシー代わりに使ってるのよ!!」



阿求「そうよね。あれの着地場所が少しでもずれて神社直撃なんてことになったら…」



早苗「少なくとも、ここにいる全員が撲殺確定ですか」



メリー「考えたくはないけど、可能性として十二分にある…じゃなくって



カリスマスター姉「………」←要石の下敷き中


久瀬「………」←同じく


天子「それで、普段見ないような顔ぶれの皆さん方は神社に集まって一体何を?」


早苗「それにつきましては……」




カリスマスター姉「(力ずくで要石をぶん投げながら)うがぁぁぁぁぁぁ!!!!そこを早くどきなさーい!!」




天子「あら、貴方はカリスマを無駄にこぼしまくってるくせに、プライドだけは一人前に持ってるという吸血鬼のへたレミリアさん…ですよね?いつもと若干雰囲気が違うような……」



阿求「確かに、あれはいつもの(黒赤の)レミリアとは違うわよ」


天子「えぇ、いつもは紅い悪魔とは名ばかりなのに今日は全身が真赤で、今なお頭から流れる液体がさらなる赤味を…」


メリー「いやいやいや、そういう意味じゃなくって」





カリスマスター姉「き〜さ〜ま〜……どうやら、ギッタギタけっちょんけちょんにのされたいらしいな」





天子「あらあら〜血生臭い原始的で野蛮な吸血鬼風情天界人たる私を叩きのめすですって?」








天子「面白いじゃない!最近だ〜れも相手してくれなかったし、暇潰しに相手したげる!!
































蓮子「(いきなりはじまったドンパチを無視しつつ)それで、どこまで話が進んだわけなの?」



メリー「えっと、これからゲストチームの代表者によるチーム紹介をかねた挨拶でもしてもらおうと思ってたところだったんだけど」













運命「ミゼラブルフェイト」











地符「不譲土壌の剣」










どかーん どごーん ちゅどーん………









久瀬「………」←さっきの天地開闢プレスの巻き添えでまだ地面に埋まってる







阿求「二人とも取り込み中で、挨拶どころじゃなさそうよ」



早苗「それなら仕方ありません。予定変更して……
逃げましょう(どきっぱり)



阿求「そうね。※神社前でこんな大規模な弾幕戦を行ったらまず間違いなく霊夢が駆けつけてさらなる大惨事になるだろうし、そうなる前に逃げるのは賛成よ」


※ レミリアを選択すると博麗神社ステージが使用できません。



蓮子「ちょっと、何もせずに逃げるなら急いで戻ってきた私の立場がないじゃない!」


メリー「はいはい。今は立場よりも命の方が大事なものなんだし、スペシャルゲストについてはこちらこちらを参照してもらうことにして、とっととずらかるわよ」


蓮子「…まっ、命あってのモノダネとも言うし、ここは素直に逃げるとしますか」


阿求「そういうわけで、私達は逃げるから後始末よろしく」


ガチャピン「バケー(…ぶっちゃけると、俺等もこのまま逃げ出したい気分なんだがなぁ)」


早苗「迷惑かけてごめんなさい」


ムック「モケー(いいってことさ。俺等はこんな時のためにいるような捨て駒だしな)」


ガチャピン「バケー(それに、俺等も俺等で被害が及ばないところまで一旦下がるなどして、対処もするからな。気にする必要はあんまないぜ)」


早苗「それを聞いて安心しました。それでは、ご武運を」













追伸


カリスマスター姉と天子の戦闘については、当然だが途中で怒り狂った昂翼巫女霊夢が乱入。








でもって








怒りの夢想天生










二人をまとめてなぎ払ったことによって











決着となった。









なお、久瀬監督についてはこのまま死なれたら困るということで、本部の救急隊員が救出した後に世界樹の葉を使用して復活させたらしい







続く





…………


余りにもカオスな内容となった本編を補うためのコーナー


スペシャルゲストチーム その1

ご存知、東方サッカー大会○○○○で負けちゃったぜの酒場(スカーレットバー)のマスターであり、カリスマの具現化とも呼ばれるなたまにあ監督の愛する嫁、レミリアが率いるカリスマチーム「カリスマスター姉夢想(姉夢想)」

ドキュメンタリー内で度々出演しているということもあり、その縁でもって特別ゲストに招待された。
本人は話を聞いた瞬間、飛びつくようにして参加表明。でもって自信満々で大会にやってきたらしいが………
カリスマスター姉がこの大会を「突極・カリスマカップ」と感違いしていることには、まだ誰も気付いていない。




スペシャルゲストチーム その2

一時期ゼフユナイテッドのH監督の後任として呼ばれた(過去系)久瀬監督が率いる日本代表互換チーム「Mononofu Blue(JPN) 」

久瀬監督はこれが自分の能力を一番発揮できる大会と思っており、、優勝候補の一角として特別に呼ばれたと思ってるが……本部はただたんに久瀬監督が『GGCC A-15』で大惨敗を喰らって暇そうにしてたからということもあり、タッグ杯やプラカップで忙しいH監督の代わりになりそうだから呼んだだけである。
でもって、ゼフの一部の選手からは「これって武者修行に見せかけた左遷じゃね?」とかつぶやかれてるとかなんとか………




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