「あれから、丁度一年が経ったのね」 純和風な建築物が目立つ人里近くに建つ洋風建築の酒場、スカーレットバー 洋館自体はかなり古いものだが、レミリアがそこを酒場として新装開店させてから今日で丁度一年が経った。 今でこそ幻想郷内に広く知れ渡る憩いの場であったが、最初はそうでもなかった。 「全く、あの時は噂の人食い洋館がいきなり人里に現われただけでも驚いたっていうのに…  そこを酒場へと改装しようと言いだした時はさすがに空いた口がふさがらなかったぞ」 「そう言わないの、慧音。あの時レミリアが取った行動は正しかったのだから」 「だよね、紫。あのままほっといたら多分ここをぶっ潰して無に帰してたと思うよ」 そう笑いながらぐいっと大ジョッキに注がれたワインを飲みほす萃香。 その度数はウォッカ並にきついはずだが、萃香は多少顔を赤くする程度だ。 「でも、この酒場がこうやって大きくなれたのは貴女達の協力もあってのことよ、ありがとう」 「それに関しては別に構わない。結果として人里の驚異を取り除いたことになったからな」 但し、別の驚異が生まれることになった…っとぼそりと付け加えることも忘れない慧音。 でもってそれを聞き逃さないデビルイヤーのレミリアだが、その自覚はあるので何も言わない。 なにせ、人々に災いをもたらす“負”の力が集まっていた建物であるだけあってこの一年間とにかくいろいろな騒動が起きた。 時にはテロリストという過激な集団によって酒場を瓦礫にさせられたこともあったが…… レミリアはそんな妨害にもめげずに運営し続けた。 「噂の人食い洋館が人里近くにあったなんて、ほんとに藍は何をやってたのやら」 「いや、それについてはこの洋館の存在に気付かなかった紫のせいで藍に責任はないと思うぞ」 部下というか自分の式神への失態をぼやく紫だが、慧音の一言でぐさりと心を射抜かれたらしい。全くその通りだ。 「境界を操る妖怪なのに、情けないにも程があるよね」 「う…仕方ないでしょ。いくら私でも全て把握できるわけじゃないんだから」 そうぼやきながら紫はバツが悪そうにカクテルをぐいっと煽った。 確かに、紫は境界を操れる妖怪。その力は強大…といっても全ての境界がみえるわけでもない。 例えるなら大量の絵の具の中に似通った少量の絵の具が混ざっても普通は気付かないように… そこに境界があってもそれを境界と認識した上で物事をみなければ境界はみえないのだ。 だから、周囲に溶け込むぐらいに薄れていた境界を認識されなかったあの洋館は誰の目からも見えなかった。 しかし、姿は見えなくとも隠れているだけで実在はする。現に魔理沙や里の人間たちはこの洋館を見つけた。 その認識によって、洋館の存在は強めていくことになるが…… 洋館から流れ出す“負”の力は見る人々に厄災を与えてしまい、それが恐怖となって人々に伝わる。 その結果が『人食い洋館』なんていう歪んだ名前となって広まり、その名前の理によってますます“負”の力を強めてしまった。 そうやって“負”の力を溜めこんでいたこの洋館は…… 日没という昼と夜の境目で全ての境界があいまいとなっていたこと、 雛が洋館の厄を回収する行為が楔となっていたこと、 そして……レミリア自身がまだ未だに成長し切っていない幼い精神を持つ『子供』だったこと。 人も妖怪も、最初に生まれ落ちた時にみる現世は言うなれば真っ白なキャンパス。 不安定で色の境界もあいまいな世界は、『真実』という境界を作ることによって色分けされていく。 しかし、境界を作りだすということは色と色をはっきり区別してしまうことでもあり 本来そこにある色も別の色で塗りつぶしてしまうこともある。 レミリアは500歳という月日を生きているとはいえ、その心は今なお成熟し切ってない不安定な状態。 だが、その成長していない心は新たな視点を生み出し、その視点は大人達が気付かない境界を見つけることもある 様々な偶然が重なった結果でもあるのだが、あの洋館は幼い精神を持つレミリアだったからこそあの時はっきりと認識して捕捉できたのだ。 「とにかく、スキマ妖怪も噂ほど大したことないってことね。とっとと隠居でもして引っ込んでなさい」 「隠居って何よ。私はまだまだ現役のピッチピチなんだから」 (どの口がそう言ってるんだ。この加齢臭が) その時、酒場にいた者のほぼ全員が同時に心の中でこう叫んだのは言うまでもない。 でもって、その心の声に対して真っ先に反応した者、罪袋達と一般客による大ゲンカが発生したのも言うまでもない。 「えっと、止めないのですか〜」 「いいのよ、今日はもう無礼講なんだし好きにやらせましょ」 いきなり始まった大ゲンカに副マスターの大妖精がオロオロしはじめたがマスターであるレミリアはいたって平然。 皆暴れているとはいっても楽しそうだからあえて止めるような真似は無粋なのだ。 そう、この酒場が成立する前の洋館を思えば今の状況は好ましいぐらいでもある。 レミリアはそう思いつつ、この洋館のことを振り返った。 この洋館は酒場となった今でも持ち主はやみなべのものだが、そのやみなべが住み着く前… 外の世界で普通に存在してた頃は錬金術師であり死霊魔術師であるというその筋では有名な逝かれた魔術師が住んでいた。 その魔術師が行った研究は、常人とは思えない内容で決して触れてはいけない禁断の道として… 魔術師の死と共に封印されたと伝承に記されているらしい。 実際どんな内容だったのかは、屋探しを行ったパチュリーや魔理沙、アリスは何か知っているのかもしれないが……… 彼女達は研究記録を即座に処分しているのだ。 パチュリーやアリスはともかく、貪欲な魔理沙でさえも躊躇なく処分するなんて、どれだけその内容が危険なのかは図り知れるだろう。 おかげで研究内容やその痕跡は全て塵となって無に還されたが、洋館にはそれら錬金術の犠牲となった者たちや狂った持ち主の思念が刻まれている。 その思念は様々な厄や怨霊を呼び続け、やがて人々に恐れられ続けていた恐怖の念の力と合わさり、 “負”の力を溜めこむ人々から忌み嫌われる呪われた洋館となって幻想郷へと流れついた。 しかし、丁度一年前にレミリアは幻想郷へと流れついた呪われた洋館にある仕掛けをほどこした。 その仕掛けが『スカーレットバー』という名前だ。 名前というものは境界を生み出して人々に認識の力を与える強大な力を持つ。 レミリアはその名前が持つ強大な力を“運命操作の力”と合わせることによって、 この呪われた屋敷を『スカーレットバー』として書き変えたのだ。 よって、『スカーレットバー』という名前が今なお“負”の力を抑えつける蓋として効力を発揮させている。 もっとも、“負”の力も完全に抑え切れていないためこうやって目の前で繰り広げられる騒動が日常茶飯事に起こってしまうようだが… レミリアをはじめとする幻想郷はそんな事気にしない。むしろ、騒動を楽しんでいた。 楽しむことによって、もれる“負”の力は“正”の力として還元される。 還元された“正”の力は希望の力として明日を生きる原動力となってくれる。 「それより、地主のやみなべさんはまだ来ないのですかぁ?」 「そうね〜地主さんも今日は特別な日だから来るって言ってたようだけど」 やみなべ… 彼についてもパチュリー達がこの洋館を調べてくれたおかげでその正体も判明した。 彼の正体……それは、怨霊の集合体を『やみなべ』という名前の力でもって一つの個体とさせた存在。 言うなればその身に無数の思念という“混沌”を宿した怨霊であり、 その無数の思念をまとめあげる『やみなべ』の名前だけで存在を保たせている。 そのため、彼をみんなが『やみなべ』と認識すれば存在の力が強まってより強く存在できる。 逆に、誰も『やみなべ』と認識しなければそのまま消滅してしまう、儚い存在だ。 人によっては性格が違って見えたり全く見ることができないのは、存在が不安定で希薄だから故であろう。 「でも、案外ドキュメンタリーの撮影に夢中となって忘れてたりしてたり」 「それは、ありえるかもしれないわ」 ドキュメンタリーというのはやみなべが発信するニュースの一つ。 今ではにとりが開発したビデオデッキとガチャピンとムックと呼ばれるバケバ毛玉コンビを引き連れて『DVD』とかいう媒体に取り換え、 名前も『黒赤ドキュメンタリー』として新しい形で発信している。 文やダクトが出す新聞とは一味違うその内容に、コアなファンが多くつくまでになった。 「全く、なぜああまでも熱心にできるんでしょうかぁ〜」 今なお続く喧嘩に大妖精は困惑しつつも不思議に思うがレミリアは知っている。 騒霊達は自分の存在を主張するため、自分が消えてしまわないよう騒ぐみたく、 やみなべも自分の存在を主張するため、無意識のうちに『黒赤ドキュメンタリー』を手掛けているのだろう。 もっとも、無意識でやってるせいでどんな出来になるのかは作る本人すらわかってないようだが…… まぁ、混沌というものは何が起こるかわからない未知のエネルギーを秘めた物だし ちょっとした退屈しのぎの異変と思えばどうということはない。 「そうね〜なんでかしら」 しかし、レミリアはそのことを大妖精に教えるつもりはない。 その理由はなんてことない。これは一部の者しか知らないことであり、その独占欲を堪能するためだ。 っと、いうくだらない優越感に浸っていると新たなお客が来たようだ。 騒動に紛れるかのごとく、扉を開く音が聞こえてきた。 「皆おまたせ、主役の登場よ」 「なんだ、誰かと思ったらカナだったのね」 「ちょ、せっかく人が来てあげたっていうのにその言い草は何!!」 レミリアのつぶやきに真っ向から反論するカナ。 相変わらず、自己主張だけは激しい。 「とにかく、主役はちゃんっと連れてきたからね!!」 「っというわけでこばわ。つい撮影に夢中で遅くなっちゃったよ」 「あら、地主さんも一緒だったの」 と怒鳴るカナの後ろからようやく現れた酒場の地主。やみなべの登場によって酒場内の時が一瞬止まる。 喧嘩の手もぴったりと止まり…数秒後には大きなどよめきがでた。 彼はこの一年でその存在の力を強め、今では人としての姿を保てるようになった。 だが、存在の力を強めているとはいっても実体化はかなり疲れるようで普段は力を温存するために全く姿を現さないようにしているのだ。 なので、やみなべの姿はある意味レアモンス並の扱いとなっている。 しかし、今日は酒場開店一周年という大事な日であるためにこうやって実体化させてきた。 中には初めて彼の姿を見るという者もおり、客の中には歓喜の声を上げるものさえいた。 やみなべはカナを伴いながらそんな客相手を適当にあしらいつつカウンター席へと付く。 「いらっしゃい。待ってたわよ、地主さん。相変わらずカナとは仲がいいようね」 「まぁね、なんかこうカナといると気分が落ち付くというかなんというか…」 「一緒にいるとどこかほっとするのよ。  それに……少なくともやみなべさんは私を捨てることなんか絶対しないし」 そうつぶやくカナにレミリア達は、それってある意味ノロケ話じゃ…と思ったが、こんなこと今さらだ。 ていうか、幻想郷内ではあちらこちらでカップリングが成立しており、今ではほとんどの者に特定のパートナーがいる。 「まぁとにかく、主役とおまけも来たことだし改めて乾杯としましょうか。もちろん、これは私のおごりよ」 そう言ってレミリアはそばに控えていた従業員や副マスターの大妖精ことファンシーマスター大ちゃんプリンに合図を送った。 もちろんおまけと言われたことで怒りだすカナたが、それをやみなべが宥めつつレミリア達はお客へ酒を注いでいく。 やがて、酒が全員に逝きわたったようだ 「じゃ、酒場一周年を記念する乾杯の音頭はよろしくね、地主さん」 「ん、じゃぁ恥ずかしいけど簡単に……」 そう言いつつ、やみなべは酌まれたグラスを掲げる。 掲げながら思った…… この一年間いろいろなことがあった。 楽しいことや嫌なことや辛いこと…… それらは、全てあの日から……… “今日からここは『スカーレットバー』よ! よろしくね、地主さん” レミリアのこの一言から全てが始まった。 人々が笑い集う酒場… 嫌なことがあっても、ここにさえ来れば全てを忘れさせてくれる。 明日もまた頑張ろうっと生きる気力を生み出してくれる…… かつては外の世界で人々に恐怖と絶望の象徴とされた呪われた洋館とそこに住み着いていた怨霊の集合体は… ここ、幻想郷にて希望をもたらす『スカーレットバー』とその『地主』として新しく生まれ変わった。 幻想郷の中で新しい存在意義と『今を生きている』という実感をもたらしてくれた。 混沌の中を照らしてくれる、光の道筋。 その先に何が待ってるかはわからないが、きっと『幻想郷』が『幻想郷』のままでいてくれるなら… きっと、その先は希望という名の未来へと繋げてくれるだろう。 できることなら、この素晴らしい幻想郷が未来永劫存在しつづけますように………… 「スカーレットバー一周年を記念して  乾杯!!」 「かんぱーい!!」 幻想郷で新しい生を受けたやみなべは、その願いを込めながら一気に酒を煽った なお、飲み干した直後にばったりと倒れたのは言うまでもない 終わり あとがきらしきもの っということで、酒場一周年を記念しての酒場誕生ストーリーを書いてみました。 この話を書くきっかけは冬月せんせーのSSの中で今なお謎の多い私『やみなべ』の正体をはっきりさせるためだったんですが、 丁度酒場が一周年ってこともあってそれを利用した結果ああなりますた。 解説すると ・ドキュメンタリー内や冬月せんせーでの『やみなべ』は滅多に姿を現さない=じゃぁ実体化してないことに ・スカーレットバーは和風の人里には不釣り合いな洋風=だったら外から流れてきたことにでもするか ・いろいろな人にカオスという名の厄災ばら撒いてる=それなんて怨霊じゃんw ・混沌の偉い人として名が通っちゃっている=いっそ混沌らしく怨霊の集合体にしちゃえww 後、ジルちゃんが書いた『Distance』での設定…… 人は生きるために罪を犯す。でもって罪を犯すことを忘れることによってその対象から距離をおける。 死ねば、持っている記憶を完全に忘却する。 でも、その罪を他が覚えていたら… 記憶を呼び起こす物質的な存在が現存していれば…… その罪が湾曲されて大勢に伝われば……… もし、そうなれば例え本人が死んでも人々の記憶の中で常に生き続けてしまうことになる。 物理的には死んでも精神的には死ぬこともなく、半永久に生き続けてしまう……… それらを統合させた結果、外から流れてきた虚ろな怨霊の集合体なんつーもんになりました。 ただ、ちょっとやり過ぎて厨二設定な『メアリ・スー』になった気がしてならないですけどね(汗) ちなみに、この話は冬月せんせーやジルちゃんが書く『if 幻想郷で東方サッカー監督達が普通に生活していたら』シリーズがベースです。 いつも私が書いている黒赤ドキュメンタリーとは軸が違うパラレルワールドにさせてるんですが… でも全く関係ないのも味気ないので、魔理沙の魔界パワーとか酒場崩壊といった ドキュメンタリーネタも多数織り交ぜてみました。 いや、酒場の崩壊は前に冬月せんせーがネタとして一本書いてたからある意味公式設定かもしんないすが(笑) とりあえず、久々にまともな文章形式のシリアル話になったのでいい気分転換になりましたな。 ただ、シリアルとなった上に話題が話題なだけに登場人物がちょっと限られちゃった部分もあるので……… もし次回作を書くなら、いつものドキュメンタリー的なノリ。 どたばたとしたギャグ満載のかる〜い話を作りたいと思いますのでネタにされた方は、 運が悪かったと思って諦めて下さいまし(マテ) おまけ ドキュメンタリー等の共通点 ・なたの正体  冬月センセーのだと人間だけど、ジルちゃんの『紅の運命』では吸血鬼扱いとなってる。  それらを考慮して、あえてどちらでもとれるように… ・ダクトの能力  ジルちゃんの『皮肉屋の素顔』によると、ダクトは初速から即座に最高速度へと移れる瞬発力を持っている。  つまり、ほぼ溜めなしでロケットスタートを切ってしまうので結果として幻想郷最速クラスとなる ・岡は大工仕事が得意  冬月せんせーいわく、岡ちゃんはいつもこういう役目追わされてるらしいw ・夏頃に遊んだゲーム  黒赤の初出場試合であり、第一作目のドキュメンタリーの元となった『偶然カップファイナル〜』  あの大会でなたまにあ監督のレミリアは主催者やドキュメンタリーでボロクソに言われまくった…  ちなみに『へたれみりゃ』呼ばわりしたのはなたさんが最初だったと思われる。 ・へたれみりゃの段ボール生活  H極カオスのおまけ1にてそういう既成事実を作ったので、真実にさせてみた(マテ) ・魔理沙の魔界パワー  偶然Fにて黒赤魔理沙はマスパで「喰らえ、魔界の力みせてやるぅぅぅ!!」と叫びつつGKフランを吹っ飛ばした  本当にこれは全ての始まりでもある ・駄目沙  元は走破日記『ひこか』シリーズの魔理沙に付けられた愛称。巻き添えで黒赤魔理沙もこう呼ばれることも… ・影が薄い悪霊  棒(nightmare)さんによるロゼ×魅魔様の小話からちょいっと拝借 ・酒場崩壊  嫁カップ3.5のドキュメンタリー内にてへたれみりゃ呼ばわりされたことで  ぷっつんしたカリスマスター姉の放ったスカーレットデビルで酒場が粉々に吹っ飛んだことがある。  なお、崩壊の原因は100%レミリアのせいだが、レミリア自身は酒場をよく思ってない連中による強行テロと思いこんでいる。 ・罪袋  冬月せんせー設定だとボーダー商事の一般社員として多数存在しているらしい ・大ちゃんは酒場の副マスター  大ちゃんは『ファンシーマスター大ちゃんプリン』だし、せっかくだから利用。  でも、どういういきさつでこうなったかは謎でふが(笑) ・ガチャピンとムック  ドキュメンタリーの撮影係を担っているバケバケと毛玉のコンビ。   おまけ2 やみなべ 能力:カオスを司る程度の能力 種族:怨霊(の集合体) 特徴: 狂った実験を行っていた持ち主とその犠牲者と人々の恐怖によって集まった怨霊達を『やみなべ』という名前でまとめている怨霊。 普段は実体化させてないためその姿を捕らえるのは難しく、顔を見ることはほとんどない。 しかし、よくガチャピンとムックと呼ばれるバケバ毛玉と一緒に幻想郷内でいろいろなものを撮影し、 それを『黒赤ドキュメンタリー』として面白おかしくまとめて『DVD』化させて提供させている。 なおドキュメンタリーの作成はトランス状態の半自動で行っているためどんな出来になるかは本人すらわからない。 ついでに、大抵はターゲットに対して明様に喧嘩売っていていたりという酷い出来が多い とにかくカオスを無意識に振りまいており、一部では彼を厄病神とも呼んでいるようだが… まぁ幻想郷はハタ迷惑な連中が多いこともあって、大半は些細なこととして処理されているようだ。 ちなみにドキュメンタリーというか、やみなべがもたらした厄災による最大の被害者はレミリアではなくランジェロとされている。 ぶっちゃけ、彼に襲いかかる不幸の元凶はやみなべにあると思っていいだろう(笑) なお、洋館については… 逝かれた錬金術師であり死霊魔術師が日々の研究に没頭してた… それ以上は何も考えてません。 しいていえばモデルがレ○ード・ヴァ○スさんとしてるぐらいなんで後はもう好きに処分してくださいましw